柿ピー入りチョコは美味しい
チョコレートは何も入らない板チョコのような物が美味しいのはもちろんのこと、様々な物が混ぜ込んであるチョコバーのようなお菓子も大変美味しいです。
ナッツにキャラメル、ヌガー。シリアルやクランチ入りのチョコ各種。サクサク美味しく確かな満足。
チョコの甘さや苦みと共に、ナッツの香ばしさや、パフのサクサクとした食感、ドライフルーツの酸味などが楽しめて、チョコの美味しさをより引き立たせます。
チョコに入れている物で意外な物としては柿の種があります。市販品もあるので食べた事がある方もいるでしょう。
チョコを湯煎で溶かす。バレンタインの頃にはこんな作業が大量に行われているのだろう。
チョコの甘さと柿の種の醤油味が意外にも良く合います。初めて見たときは無理な組み合わせだと思ったものですが、食べてみると予想外に美味しかった。
テンパリング作業。45度から50度に上げて、28度あたりまで下げたら再度32度まで加熱してから固める。面倒。
カカオ豆から作るよりかは楽だけど。
個人的には柿の種だけのチョコよりも、ピーナッツも入れた柿ピーチョコの方がより美味しいと思います。
無い物は自分で作ります。お菓子作りはそんなにやらず、適当な型が無いので食品保存容器を使用。型から外しやすい様にラップを敷く。
調べたところ、柿の種チョコは市販品があっても、柿ピーチョコは無かったので自分で作るしかありません。作り方は簡単。溶かしたチョコに柿ピーを入れて冷蔵庫で冷やして固めるだけです。
作った物がこちら。
ナッツと柿の種ギッシリ。確かな満足、柿ピーチョコ。
柿の種のサクサク感と醤油の風味。ピーナッツのポリポリとした噛みごたえと香ばしい甘さ。これらがチョコの甘さを引き締め、カカオの香りととてもよく合います。
うまいね。商品化されたら買う。
アーモンドではなく、ピーナッツであるところがポイントです。柿の種にはやはりピーナッツ。製品として販売してもらいたい組み合わせです。
編集部の方にも試食していただきました。うまさに静かに目をつぶりうなずく古賀さん。
他の美味しい組み合わせが無いか探る
柿ピーとチョコはとても美味しい組み合わせです。普段あまりチョコに入れられていないような物でも、このような美味しい組み合わせが更にあるかもしれません。
ということで、以下の物をチョコの中に入れてみました。さて、どんな味のチョコが出来るのか。
最初から、または気になる組み合わせからどうぞ。
お茶のお供に、お酒のつまみに。ミックスあられ。
ソフトキャンディの代表選手。ハイチュウオレンジ味。
和菓子部門より参戦。小豆甘納豆。
魔法の粉の力はいかに。ハッピーターン。
歯に詰め物している人は要注意のママの味。ミルキー。
老舗辛ポテトチップ。カラムーチョ。
板チョコ12枚分の色々チョコが出来ました。味はいかに!
ミックスあられチョコ
まずはミックスあられチョコ。
醤油味以外に塩味や磯風味が入り混じる。
醤油あられや揚げ餅、磯辺巻き、海老満月、小魚など各種あられをチョコに入れます。出来上がった物がこちら。
色々入りすぎてお菓子に思えない見た目。
各種あられの断面が様々に見え、海苔もチラリと姿を現しあまりお菓子と思えない感じの物になりました。
後味がなあ…
食べてみると、溶けていくチョコと各種あられのサクサクとした食感が合わさり、なかなか美味しいのでは?と思えます。しかし、その後に昆布だしのような、磯臭さのような違和感が口の中に残ります。食べられない程ではないですが、あまり美味しくありません。
編集部の石川さんにも全部試食していただきました。謎な物食わせてスイマセン。
試食して頂いた方のご意見
古賀「味がバラバラ。ミックスあられを食べた後にチョコ食べた感じ。」
石川「食べ方によっては後味を回避できるかも。あられを残さずにチョコと一緒に飲み込めばなんとかなるのでは?食べる側にスキルを求める。」
同じように口に残る味の悪さが気になるようです。
オレンジとチョコの組み合わせはあるので行けそうな気がする。
ハイチュウはオレンジ味のものを使用しました。細かく切ってチョコに混ぜます。
一瞬ナッツやドライフルーツ入りチョコに見えないことも無いがハイチュウ入りチョコ。
ところどころに出ているオレンジ色部分だけを見ていると、ナッツやドライフルーツが入っているようにも見えます。また、チョコ以外にオレンジの香りもわずかにします。
駄菓子にこういうのがあった気がする。
食べてみると、溶けていくチョコにハイチュウのオレンジ味が少しずつ混ざっていきます。味その物はそれほど悪くはありません。昔食べた駄菓子にこんな味があったかも?と思えるような、雑な中にもクセになりそうな味わいがあります。
問題としては、チョコが溶け切ってもハイチュウが口の中に残り、中途半端なチョコ味と明確なオレンジ味が混在してしまい口の中が変なことになります。この点が改善されればなんとかなりそうです。
編集部の安藤さんは「この味結構好きかな」と言っていました。
チョコ饅頭なんてのもあるし、なんとかなるだろうか
コーヒー豆入りチョコというか、チョコの中にチョコチップを入れたような見た目。
小豆甘納豆の色が濃いので。スイートチョコの中にビターチョコを混ぜたような見た目になりました。
これはいけるんじゃないか?
食べてみると、柔らかく溶けるチョコとともに感じられるシャリシャリとした甘納豆の食感が心地よいです。なかなか美味しい。
ただ、甘いチョコの後にわずかに甘納豆の甘さを感じる程度で、ちょっと食感の違うチョコと言う感じ。甘納豆の味がチョコの味でなくなり、甘納豆の良さがどこにも見られなくなってしまいます。
甘納豆の比率を上げるとよりよくなるかもしれません。
甘い物があまり得意でない橋田さんは「甘い物に甘い物を合わせるなんてありえない!」と言って試食はパス。変なもの食べさせてしまいスイマセン。
ハッピーターンチョコ
次はハッピーターンチョコです。
砕くときは指先が魔法の粉だらけになります。
大きめのパフが入ったチョコ完成。魔法の粉はどんな効果を発揮するか?
かなり大きめのパフ入りのチョコができあがりました。かなりのサクサク食感が期待できます。
軽い食感だな。なかなかうまいね。
食べてみると、溶けていくチョコの甘さとハッピーターンのザクザクとした歯ごたえが一緒に楽しめてなかなか美味しいです。
残念なところは、ハッピーターンの魔法の粉の味が全く感じられません。チョコの甘さを引き締める塩味ぐらいの感覚です。魔法の粉の力がチョコの香りで封じこめられてしまった。そんな感じです。
魔法の粉を大量に集めて追加すると何か変わるかもしれません。または、魔法の粉を集めたあとのハッピーターンをパフとしてチョコに入れて使えばいいということかも。それでいいのか?
「サクサクして美味しい!」と言うものの、魔法の粉の味を感じられない事に釈然としない古賀さん。あれが無ければただのウエハースですよね。
ミルキーは溶けやすいので砕く間に手がベタつきます。
ミルキーは細かく砕いてチョコに入れます。
温かいチョコをかけたことによりミルキーは少し溶けてまとまっています。白と黒の模様が美味しそうに見える。
硬くて食いづらいぞ。
食べてみると、一部のミルキーが板状に固まり、硬くて溶かしながらでなくては食べられません。そして、チョコが先に溶けて、後からミルキー味。味の組み合わせとしてはいいのですが、食べ物として全く合いません。
もっと細かい粒にして全体に混ざるようにすればなんとかなるかもしれません。
「このまま食べられない!」と編集部の橋田さん。ミルキーは噛んで食べると詰め物がとれるので危険ですよね。面倒な試食をお願いしてスイマセン。
カラムーチョチョコ
最後はカラムーチョチョコです。
辛いスナック売上No.1だそうです。
カラムーチョもある程度まで砕いてチョコに入れます。
シリアル入りチョコバーのようだ。
見た感じはシリアル入りのチョコバーのようで美味しそうです。メキシコ料理では唐辛子などのスパイスを入れたチョコ料理もあるので期待が出来ます。
ニンニク風味の後味がぁぁ…
食べてみると、最初はサクサクとした歯ごたえが心地よく、カラムーチョの塩気がチョコと合っていて美味しく思えます。
しかし、飲みこむ直前にやってくるニンニクのような独特の香りがチョコの香りとケンカして凄い違和感があります。
遠い目で固まる編集部の石川さん。やはり後味がどうにもダメなようです。
カラムーチョにチョコを合わせるのは以前こちらの記事で実験されていて、割といい評価だったので期待していました。
今回は中に混ぜている分、チョコでコートするよりもチョコの量も多く、一緒に口の中にある時間が長くなります。それがこの後味の悪さにつながったのかもしれません。
苦みやカカオの香りの強いビタータイプのチョコを使えばまた違う結果になったでしょう。とりえず、この組み合わせは私としてはナシということで。
何でも入れればいいってもんじゃない
柿ピー以外の物を色々チョコに入れてみましたが、いけそうなのは甘納豆とハッピーターンでしょうか。ギリギリのところでハイチュウもいいかもしれません。
いずれにしろ、条件付きで良しというところなので、実践する方はあまり大きな期待をせずに作り、半笑いぐらいで味わっていただけたらと思います。
もし、あまり入れる物ではないけどこれは美味しい!という情報を持っている方がいましたらご連絡ください。試してみます。
こんなヘンテコなチョコ沢山食べてもらってありがとうございます。