お正月特集「超ローカル情報」 2013年1月2日

お正月特集「超ローカル情報」 巣鴨に高級住宅地があった!

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巣鴨といえばおばあちゃんの原宿、地蔵通り商店街ととげぬき地蔵を連想するだろう。というか、他になにがあるの?という人も多いかも知れない。ぼくも引っ越してくるまではそうだった。でも、巣鴨には意外な顔があった。駅をはさんでとげぬき地蔵の反対側は、都内屈指の高級住宅地だったのだ。

6人のライターがワンテーマで書くお正月特集、1/2の今日は「超ローカル情報」。局地的すぎて普段は取り上げない情報を、おとそ気分に任せて公開します。

1976年茨城県生まれ。地図好き。好きな川跡は藍染川です。(動画インタビュー)

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その住宅地は、名前を大和郷(やまとむら)という。地名の巣鴨や本駒込とは別にだ。その時点ですでにこうセレブな感じが漂ってる。その歴史は大正時代に始まり、三菱の岩崎家の提供した土地に当時の総理大臣が住んだり、皇后様の通った幼稚園が今もあったりと、なかなかにやんごとなき感じなのだ。そんな大和郷で、庶民のぼくが見つけたスケールの小さな驚きエピソードをいくつか紹介しよう。
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「昼食はデリバリー事件」
通勤のために駅に向かう道でこの大和郷を通り抜けるのだが、ある邸宅の前に特定の時間帯にいつも止まっているトラックがある。思い切って運転手に聞いてみると、昼食をデリバリーする業者だという。なるほど、ここの奥様は昼食を作らないのね…と軽くショックを受けた。

「お水チョロチョロ事件」
同じく通勤時、ある邸宅のそばで水がチョロチョロと流れる音を聞いた。おかしいなこんなところに側溝もないし、と音の源を探すと、植栽の上に張り巡らされたパイプの穴から水が落ちている音だった。つまり自動給水システムだ!たしかに植木に自ら水をやるのは手間だもんね…と思いつつ軽くショックを受けた。
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「医者が多すぎる事件」
ぼくの息子は、距離が近いためこの大和郷のなかにある幼稚園に通っているのだが、当然大和郷から通っている子も多い。あるとき公園で息子たちが遊んでいるとき、ある子どもが遊具から落ちて大きめのケガをしてしまった。するとたちまち親たちが駆け寄って手当をしたのだが、見ているとどうも処置が的確すぎる。聞くと、その中に医者がぞろぞろいたらしいのだ。大和郷すごすぎると思った事件だった。
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