一張羅にワインのシミが!
我々の日常をよく考えてみると、服にシミができるチャンスが溢れているように思える。お昼ごはんにナポリタン、秋の夜長に赤ワインなど、服に付いてしまえば一発でシミになるものだらけなのだ。衣服業界の陰謀と思えるほどだ。
公園でワインを飲むこともあると思いますが、これだってシミができる可能性が!
家では汚れてもいい服を着ていればいいが、外ではそうは行かない。オシャレをして公園でワインを飲むこともあるだろう。休日の公園に行くとそういうグループをよく見かける。ビールでなくてワインという点がオシャレだけれど、ワインはシミになる。
あ!
シ~ミ~
ちょっと誰かが当たっただけでグラスのワインは勢いよくこぼれ服にかかる。そういう可能性が世の中にはたくさんあるのだ。でも、シミができたからと言って落ち込んではいられない。世界にはいろいろな不幸がはびこっているのだ。そんな不幸に打ち勝つためにも、このシミをプラスに転じさせねばならないのだ。
ということで、口紅を塗ります!
シミにはキスマーク
そう、ついてしまったシミをキスマークで隠すのだ。キスマークとは赤い口紅で作られたモテる男の証である。女性が男性に作るものなので、モテない男はキスマークとは無縁なのだ。できる男のモレスキン、モテる男のキスマーク、なのだ。
それを自分で作ります
シミが消えた!
そんなキスマークを自分で作り、シミを隠す。シミからキスマークへ、恥じるものから誇らしいものへと進化させるのだ。
そう思っていたのだけれど、最近は口紅も進化しているらしく、口紅があまり服に付かない。一般的には素晴らしい進化だけれど、この場合は困る。少ししか付かないので離れてみると新たなシミに見えてしまう。これは由々しき問題だ。
遠くだと新たなシミに!
人口キスマークを作る
そこでキスマークを判子で作ることにした。インクを使った方が服に付いた時に目だつためだ。ちなみに口に直接インクを付けてもみたが、くっきりとしたキスマークはできなかった。そこで判子なのだ。「服にキスマーク! モテるんだな~この人」と中学生男子に思われるようなキスマークを作るのだ。
消しゴムを買ってきて、
唇を切り出して、
完成!
消しゴム判子というジャンルがあるように消しゴムは切り出しやすく、幼稚園児にサンタの存在を信じさせるような手軽さで完成させることができる。これでモテる男になれるわけだ。女性を口説くことと比べれば、アフリカで氷を売るような手軽さだ。
完璧!
さらに増やした!
モテモテ男の完成である
キッカケは服のシミを隠すためだった。それなのに先の写真を見て欲しい。ハーレム帰りのようになっている。もはや誰もシミを気にすることは無いだろう。でも、これだとリアリティーが無いかもしれない。そんな時はキスマークを服以外に付ければいいのだ。
顔にもキスマーク!
顔にもキスマーク。周りは「さっきまで! いいな~」と羨ましがることだろう。だって口の周りにキスマーク。情熱的だ。もちろん消しゴム判子で自分で付けたのだけれど。
もっとも個人的には服の模様としてキスマークはありな気がする。シミを隠すためのキスマークがオシャレな服を作り出したのだ。
問題は食べこぼしが多い場合、家にある服の大半がキスマークの服になることだろう。でも、モテる男の悩みみたいでいい気もする。シミを通してモテすぎるのもツラいということが分かった。
三茶に馴染むオシャレさ!
シミはカッコいい!
シミを隠すのではなく、シミをより大きくするというこの発想。結果はモテる男の完成である。この状態を見せられて「モテない」とは考えにくい。キスマークの説明がつかないもの。でも、実際は食べこぼしが多い人。とにかく周りからモテる男と思われるなら食べこぼしはむしろプラスなのではないだろうか。
口紅が初めてだったので、家でかなり塗る練習をした!(写真を確認したら終始真顔で何だか怖かった)