特集 2012年4月12日

ランチ味って何味?知らないプリングルズ集め

見たことないやつ、そろい踏み。
見たことないやつ、そろい踏み。
濃い味と量の多さで人気のプリングルズだが、一般的に日本で売られているもの以外にも、実はまだたくさんの種類があるのだという。

今回、輸入食品を扱うお店をまわって見たことないプリングルズを集めてきました。名前からはまったく味の想像がつきません。
1975年愛知県生まれ。行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。(動画インタビュー)

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> 個人サイト むかない安藤 Twitter

魔性のお菓子、プリングルズ

ヒゲのおじさんでおなじみのプリングルズ。味が濃くて量が多いのでパーティーなどに最適である。

いま気取ってパーティーとか書いたがそんなの行ったことないよな。僕はない。僕にとってのプリングルズは、やけ食いする時に最適のお菓子である。やめられない止まらない、気がつくと全部食べてしまってる。あの爽快なほどの罪悪感といったらない。

プリングルズには日本国内で販売されているものの他に、本国アメリカでしか売られていない味があるという。アメリカでは30種類以上が売られているということで、本当にやけ食いしがいのある国だと思う。

今回、輸入食材を扱うお店をまわって日本ではあまりみかけないプリングルズを集めてきた。なぜ日本で売られないのか。味に日本では売れない理由はあるのか。やけ食いしながら確かめようと思っている。楽しみだ。
ハニーマスタード
まさかのハチミツ味。
まさかのハチミツ味。
最初はハニーマスタード味である。ハチミツ味のポテトチップスなんて見たことないだろう。いきなり変化球放ってきた。

原料にもちゃんとハチミツ、そしてマスタードが明記されている。
ふたを開けてみて、調味料がどばっとかかっているのがアタリである。
ふたを開けてみて、調味料がどばっとかかっているのがアタリである。
これ、一口でこれまでのポテトチップスの常識が覆されるほどのインパクトがあった。なにしろ甘いのだ。甘いの今までなかっただろう。映画館で売られている甘いポップコーンの匂いがする。

甘さのあとにマスタードの辛味が鼻の奥を通り抜けていく。甘い!辛い!そして美味い!最初甘さに戸惑うが、頭を切り替えてみるとなるほど美味いのだ。首をかしげながら夢中で4分の1くらい食べてしまった。
すごく黄色い、そして他のよりちょっと分厚い気がする。
すごく黄色い、そして他のよりちょっと分厚い気がする。
ランチ
ポテチがカウボーイっぽくポーズきめてるイラスト。
ポテチがカウボーイっぽくポーズきめてるイラスト。
ランチ味。
ランチ味。
ランチである。見つけたときはLunch(昼食)ってまた漠然としてる…と思っていたのだが、よく見るとRanchだ。辞書を引くと「牧場」と書かれている。

牧場。

ポテトチップス、牧場味。これは昼食味以上にわからない。

牧場と聞いて沖縄のヤギ汁のにおい(牧場のにおいがする)を思い出して身構えたのだが、食べてみたらまったく違っていた。サワークリームかフレンチドレッシングのように爽やかに酸っぱい。にんにくの香りもしっかりついていてこれまたモリモリ食べられる。ランチ味、アメリカでは定番の味でイタリアンと並んで人気なのだとか。日本ではまずランチという単語から説明する必要があるので売りにくいのだろうか。
エクストリームスモーキンホットランチ
エクストリームと聞くとまずアイロンがけを思い浮かべるのそろそろやめたい。
エクストリームと聞くとまずアイロンがけを思い浮かべるのそろそろやめたい。
わかるようなわからないような名前である。
わかるようなわからないような名前である。
エクストリームという名のつくプリングルズが何種類か存在する。その中の一つ、エクストリームスモーキンホットランチ。長い。でもレッドホットチリペッパーズみたいな親しみやすさがある。

スモーキンというだけあって食べた瞬間に燻製の香りがした。そしてホットランチ。ランチはやはり「牧場」味のことだろう。燻製された辛い牧場。燻製された、からい、牧場?

考えてもわからないので食べてみると、これつまりシーザーサラダの上に乗ってるベーコンの味であった。ランチ味に比べたら確かに辛いが、ほどよい酸っぱさと辛さが同居しているので味に深みがある。その深みを探りながら半分くらい一気に食べた。
エクストリーム系のプリングルズにはこの温度計表記があるようだ。とにかく辛いから気をつけな!ってことだと思う。
エクストリーム系のプリングルズにはこの温度計表記があるようだ。とにかく辛いから気をつけな!ってことだと思う。
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エクストリームスクリーミンディルピクルス
今回一番の変り種。
今回一番の変り種。
ディルピクルスはキュウリをディルの葉っぱで漬けた酢漬けです。
ディルピクルスはキュウリをディルの葉っぱで漬けた酢漬けです。
エクストリーム系二つ目はエクストリームスクリーミンディルピクルス。直訳すると「究極の叫びキュウリの酢漬け」である。なんだそれ。この名前ですごくないわけがない。

食べてみるとなるほど叫びたくもなる。これ、ほとんどピクルスの味なのだ。このままハンバーガーに挟まっていてもおかしくないほどの再現性。食感がポテトチップス味はピクルス、うまいまずいを通り越えて、ちょっと笑っちゃう味だ。
エクストリーム系のパッケージはシールに注意喚起が(エクストリームフレーバーが入っているから気をつけろ!)。
エクストリーム系のパッケージはシールに注意喚起が(エクストリームフレーバーが入っているから気をつけろ!)。
温度計表記も。こちらは酸っぱさメーター。
温度計表記も。こちらは酸っぱさメーター。
メキシカンレイヤードディップ
パッケージがインカ帝国。
パッケージがインカ帝国。
今回食べた中で最もたくさんの色素、そしてスパイスを使っている。
今回食べた中で最もたくさんの色素、そしてスパイスを使っている。
メキシカンレイヤードディップ。やはり名前からは直接味の想像がつかないのだが、食べてみるとかなり複雑な味だった。

舌に神経を集中させて味をひもといていくと、オリーブやサルサソース、チーズ、サワークリームと、本当にいろいろな味が少しずつ重なっているのがわかる。これがレイヤードディップの意味か。

だけどこれ、日本語でひとことで言うと「ピザ味」だと思う。いろいろ乗っけて焼きました、味。含まれる味についていろいろ探しながら食べ過ぎると(これもおいしくて半分くらい食べてしまった)、あとからじわじわと辛さがやってくるから注意だ。
まだらに赤い。
まだらに赤い。
ローデッドベイクドポテト
ポテト味のポテトとはこれいかに。
ポテト味のポテトとはこれいかに。
これもまたいろんなパウダーを使っている。
これもまたいろんなパウダーを使っている。
ベイクドポテトっていう料理がどういうものなのか、いまいちわからなかったのだが、ジャガイモ料理には間違いないだろう。つまりポテト味のポテトチップスなのだ。いよいよ一周した。「ローデッド」は山盛り的な意味か。ポテトチップス山盛りポテト味。うぬう。

味はベーコンのような燻製の風味とうす味のコンソメ風味がとても上品。特に複雑な要素はなく、シンプルにうまい。お湯で戻したら小料理屋の付け出しくらいに化けるんじゃないかと思う。もしくはこれをつまみにご飯が食べられそうな「おかず感」である。名前さえ付け間違えなければ日本でも売れるんじゃないだろうか。燻製肉じゃが味、とかにしなければ。
マルチグレイントゥルーリーオリジナル
見た目も味も、異色です。
見た目も味も、異色です。
他と比べると圧倒的に材料が少ない(前のベイクドポテト味を見て欲しい)。
他と比べると圧倒的に材料が少ない(前のベイクドポテト味を見て欲しい)。

これまでにない見た目である。麦系の植物や豆などが生地に混ぜ込まれており、食感がザクザクしていて気持ちいい。味はシンプルな塩味なのだけれど、日本で売られているいわゆる「塩味」よりもかなりきっちりしょっぱい。わかりやすい味付けが素材の風味をひきたてている。

調味料の味ががっちり濃いのもプリングルズのいいところなのだけれど、たまにこういうシンプルな、素材を楽しむラインナップがあってもいいなと思っていた。

目に見えるくらいつぶつぶが入っている。
目に見えるくらいつぶつぶが入っている。
「No preservatives」は保存料使ってませんよ、的なことか。
「No preservatives」は保存料使ってませんよ、的なことか。

まだまだありますよ

今回、見たことのない味のプリングルズを7缶探してきたのだが、やりはじめるとこれはきりがない。探せばもっともっといろいろな種類が見つかるのだろう。

辛い、酸っぱい、甘い。いろいろな味があるが、結局どれも美味しくて食べだしたら止まらなかった。一日二缶食べると死ぬ、とかそういう都市伝説が生まれてもおかしくないくらいのうまさだ。これからも知らないプリングルズを見つけたらどんどん食べていきたいと思います。
結局2日で3缶以上食べた。
結局2日で3缶以上食べた。
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