特集 2011年12月12日

ヤフオクに出したらいくら? お宝対決

もし自分の宝物をヤフオクに出したら、いくらになる?
もし自分の宝物をヤフオクに出したら、いくらになる?
イチロー選手と女優の若尾文子さんのサインが、我が家にはある。

今はなき祖母がミーハー心に駆り立てられて書いてもらったものだ。祖母との思い出もプラスされ私にとっては大変なお宝である。

当然売るつもりはないのだけれど、ときどき「あれ、売ったらいくらくらいになるんだろうねえ、いひひ」とチラと思うことがある。

今回は、もしそんな“個人的なお宝”をネットオークションで売ったらいくらになるのか、Yahoo!オークションのプロに目利きをお願いしてみよう!

と、そこへヤフー株式会社から本物のヤフオク担当者もお宝を持って参戦、それならばと対決形式での開催となった。

鹿の頭から住宅用サウナまで出品してきたプロの裏話と合わせて今日はレポートしたい。
1979年東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。Web制作をしたり小さなバーで主に生ビールを出したりしていたが、流れ流れてデイリーポータルZの編集部員に。趣味はEDMとFX。(動画インタビュー)

前の記事:鍋に干し芋がおいしいという噂

> 個人サイト まばたきをする体 Twitter @eatmorecakes

イチローと若尾文子が一緒に魚を買いに来た!

そもそもの始まりにもなった私の宝。イチロー選手と女優の若尾文子さんというとあまり関係がなさそうだが、このお二人のサインを同時に持っているのは偶然ではない。
宝のサイン。もしヤフオクに出品したらいくらに……
宝のサイン。もしヤフオクに出品したらいくらに……
この二人、1995年頃に日産自動車のコマーシャルで共演していたのだ。

していたのだ、といいながら内容も広告していた車種も全く覚えていないのだが、今回改めて調べてみると、Wikipediaの若尾文子さんの項に確かに共演していたとあった。

共演がなぜサインに結びつくかというと、祖母が生前祖父と営んでいた魚屋になんとこのお二人が一緒に来店したのだという。共演の縁があってのことだろう。
お宝対決の舞台はヤフオクの出品代行のお店、スナッピーオークションズ。アメリカ発チェーンらしい色使い
お宝対決の舞台はヤフオクの出品代行のお店、スナッピーオークションズ。アメリカ発チェーンらしい色使い
ぼんやり店番していたらイチロー選手と若尾文子さんが二人で魚を買いに来た。完全に夢の中の話である。

それを夢じゃないと証明するのが私の宝のサインというわけだ。

人を夢気分にさせるお宝。いくらになるんだろう。
店内ではマネージャー 豊嶋さんと店長 金さんが待ち構えていた……!
店内ではマネージャー 豊嶋さんと店長 金さんが待ち構えていた……!

オークションのプロとは

宝のサインたちをしっかりと小脇に抱え、オークション代行店のスナッピーオークションズにやってきた。

ここにYahoo!オークションのプロがいるのだ。

オークション代行店というのは、ネットオークションでの出品に伴う全ての作業を丸っと代行してくれるお店。

出品する物の写真撮影からオークションページの登録、出品中の質問の対応、落札後のやりとりまで全部やってくれる。

つまり、オークションの出品がお仕事(プロ)だというわけだ。
当サイトもヤフオクにチャリティー出品した際にさんざんお世話になった(すでに終了しています)
当サイトもヤフオクにチャリティー出品した際にさんざんお世話になった(すでに終了しています)

かわいいかわいい鹿の頭

と、急に↑ここの見出しがおかしなことを言い出したので何が起こったかと思われたかもしれない。これ、スナッピーオークションズさんに持ち込まれた品物なのである。

マネージャー豊嶋さんが実際に受けた品物で、「引越し先に連れて行かれなくなった大切な鹿の頭の剥製を出品してほしい」との依頼だった。

剥製を、というだけならオークションとしては普通の話なのかもしれないが、委託後も「落札されるまで○○ちゃん(鹿の頭の名前)に会いに毎日来たい」ととにかく出品者の方の愛着の深さがすごかったそう。

人のものを預かってネットで世界に向けて売る。ちょっと普通にはないようなやりとりがありそうだ。ヤフオクの代行だけあって、取り扱い品の幅も広大なはずである。

気になりすぎるので、対決の前に話をうかがった。
ヤフー、ニフティ、役者も揃ってお宝対決のやる気十分ですが、まずはこの姿勢のまま話を聞こうじゃないですか
ヤフー、ニフティ、役者も揃ってお宝対決のやる気十分ですが、まずはこの姿勢のまま話を聞こうじゃないですか
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おばあさんのパッチワーク、6万円

まず、やっぱり気になるのは金額まわりのお話。

先ほどの鹿の頭は狙ったとおりの高額落札となり、出品者の方も「この価格なら大切にしてくれるだろう」と安心の様子だったそうだ。

ヤフオクはクルマと衣類が2大ジャンルだというが、もちろんその他にも法に触れるものでなければほぼ何でもといっていいくらいの品物が出品されている。

意外なものが高額になることもあるのだろうか。
なにしろ店頭ポスターに「何でも扱います」とある
なにしろ店頭ポスターに「何でも扱います」とある
「当然モノにもよりますが、ハンドメイド品は出品者の方が思った以上の価格になることがありますね」と豊嶋さん。

特にいま熱いのが「パッチワーク」と「ステンドグラス」だそうだ。

なんでも、お店(スナッピーオークションズ)の近くに住むおばあさんが趣味で作ったパッチワーク作品を試しに…と出品したところ、6万円で落札されたことがあるらしい。

A2サイズくらいある世界地図の作品だったそうだ。確かにそれは欲しい!
当サイトではべつやくさんが道路のツギをパッチワークにしていた。道路は……どうだろう……
当サイトではべつやくさんが道路のツギをパッチワークにしていた。道路は……どうだろう……

1個じゃダメでも1000個なら売れる

逆に売れるかなと思われがちだけれど値段がつかないのは、ゲームセンターや商品のオマケとして入手した「非売品」もの。

非売品とあっては高くつきそうな気もするが、大量に生産していることが多く価値はつきにくいそうだ。

だが例外もある。

「キャラクターもののボトルキャップですとか、1個では売れなくても1000個セットで高値がついたことがありましたね」

いや、1000個って。売る人も売る人だが、買う人も買う人だ。が、そもそもヤフオクでは大量にまとめての出品というのは珍しくないそうだ。
大量な上にハンドメイド! 当サイトの工作「ケーブルのれん」はチャンスなのでは?!
大量な上にハンドメイド! 当サイトの工作「ケーブルのれん」はチャンスなのでは?!
あとで教えていただいたのだが、めがねやら鍵やら消しゴムやらが100個単位、1000個単位でまとめて出品されていた(そして落札されていた)。なんだなんだ。

個性的すぎると値がつきにくい

売れにくいものでいうと、趣味がエッジすぎる服やファッショングッズも難しいそう。

ブランド品で高い値段で買ったのだろうという物も個性が強すぎると入札されにくいそうだ。

高価だったから高く売れるというわけではない。売る側の言い値で売る通常のお店での売り方、買い方とは全く違う世界なわけだ。
確かに手の出にくい個性的な服
確かにこんな個性的な服だったら手は出ない

寒くなると暖かいものが急に売れる

品物の内容はもちろんだが、出品するタイミングでも値段はかなり変わるらしい。

「特に衣料や家電は季節感で値段が上下します。ネットオークションでは事前需要というのはあまりない。たとえば、寒くなると同時にどどどっとダウンジャケットに入札が集まります」

おお、寒くなると売れるコンビニのおでんみたいなことになってる。

さらに、売り場選びも大事だ。出品するカテゴリの選択を間違えるとぐっと落札数や価格が落ちることもあるという。

コンビニのおでんも設置する場所が大事だろう。それと同じだ。別にコンビニのおでんにこだわって例えなくてもいいですね。
ヤフオクのコツはコンビニおでんにあり
ヤフオクのコツはコンビニおでんにあり

「赤い猿」が大流行中

このほかにも豊嶋さんからは興味深い話がぞろぞろと出てくる。

・「夫のものだが使っていないようだ」と委託されたHDDレコーダーに大量のエロ映像が入っていた

・寿司屋のカウンターにあるような長細い冷蔵ケースは出品すればすぐ売れる

・逆に売れないのはオフィスチェア。大量に今すぐ買いたいという需要に答えにくい

・ここ数年で急に流行しているのが60年代~80年代の中国切手。「赤猿」という年賀切手は10万円はする

・流行の通販グッズは値崩れが早いしひどい。流行中は結構な高値が付くが、流行が終わると一気に安くなる

ネットオークションというサービスのなかにとんでもなく色々な品物が渦巻き、相場が上下している。カオスさが宇宙だ。
寿司屋のケースが売れるのかー、と思っていたら当サイトにはこんな記事があった「ほとんどヤフオクで作ったバー」
寿司屋のケースが売れるのかー、と思っていたら当サイトにはこんな記事があった「ほとんどヤフオクで作ったバー

さあ、対決です

お宝の査定や対決といった本来のミッションをすっかり忘れて話を聞き入ってしまったが、宴もたけなわ、そろそろお宝対決に入りたい。

見ると、ヤフーチームの挙動が不審だ。どうやら戦わせるお宝について豊嶋さんの話を聞いてやや揉めているようだ。

「だから、あれじゃまずいよ……」
「いや、いけるって」
「恥かくだけじゃないの」

一体何を持ってきたんだYahoo! JAPAN(いい機会なので呼び捨てにさせていただきました)。
前ページからずっとこのポーズで待ってました!(うそですよ)改めて、左からヤフー金澤さん、福森さん、鈴木さん、そしてニフティ古賀(わたし)
前ページからずっとこのポーズで待ってました!(うそですよ)改めて、左からヤフー金澤さん、福森さん、鈴木さん、そしてニフティ古賀(わたし)

対決のルール

今回はヤフーから金澤さんが、ニフティからは古賀が、個人的に大切にしているお宝をそれぞれ2品ずつ持ち寄った。

私もサインのセット(あくまでイチロー選手と若尾文子さんの2枚で一組である)とは別にもう1つお宝を持ってきている。
もちろん審判はこの方。スナッピーオークションズ豊嶋さんだ!
もちろん審判はこの方。スナッピーオークションズ豊嶋さんだ! ロゴをかしてもらったので載せたらそれっぽさが加速した
1回戦、2回戦ともに豊嶋さんに「もしヤフオクで売ったらいくらくらいになるか」を査定してもらう。シンプルに金額の高いほうが勝ちだ。

よーし、火蓋、切りますよ!
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プロ集団ヤフーチーム

ちなみにヤフーチームはみなYahoo!オークションの現担当者。いわゆる「中の人」である。先ほどの豊嶋さんの話の間にもちょいちょいと情報を入れてくれていた。

当然オークションにも通じているわけで、普通にお宝を対決させてはニフティサイドが明らかに不利。

ということで、今回は代表して金澤さんが経験則を脇に置きあくまでも個人的に思い入れのあるお宝を持ってきてくれた。

さすが、余裕である。というか、“あくまでも個人的に思い入れのある”物って、なんだろう。

早速両者、お宝オープン!
これだ!
これだ!
おおっ?
おおっ?

1回戦、サインVSハンカチ

ニフティ古賀からは冒頭で紹介したサインを、ヤフー金澤さんが取り出したのは、ハンカチだった。

ハンカチ……?

一瞬はてと思ったのだが、広げたらこれが大変なことになっていたのだ。わー!
懐かしさ爆発の小さな子ども向けハンカチ! しかも30枚も
懐かしさ爆発の小さな子ども向けハンカチ! しかも30枚も
デットストック、というのだろうか。昭和テイストのハンカチだ。

ヤフー男性陣は「本当に出しちゃったよ~」というリアクションだが、昭和に子ども時代を過ごした私にはちょっと涙が出るくらい懐かしい。どれもかわいい。
ずっとこれに入れていたという紙袋の懐かしさも完璧
ずっとこれに入れていたという紙袋の懐かしさも完璧
子ども心に右上のハンカチが大人っぽいと思っていた、とのこと。分かる! 分かるなあ
子ども心に右上のハンカチが大人っぽいと思っていた、とのこと。分かる! 分かるなあ

値段の想像がつかない

あまりの懐かしさに興奮が爆発してしまったが、値段としては両者どうなのだろう。

オークションは買う人がいて初めて値段が付く。さきほどのお話を聞いていて、「サインを買う人っているんだろうか」という気持ちになっていた。値段がつく自信がちょっとない。

金澤さんも「デイリーポータルZの方ともあろう人が、サインなんてマジなものぶつけてくるとは思いませんでしたよ!」と自分のお宝に自信が持てない様子だ。
ハンカチは未使用品もある。しつこくて申しわけないが、懐かしいなあ
ハンカチは未使用品もある。しつこくて申しわけないが、懐かしいなあ
気に入って刺繍の練習にまで使った年季の入ったものも
気に入って刺繍の練習にまで使った年季の入ったものも
「そちらの方が絶対高いですよ」「いや、そんなことないですよ」と弱気と大人のしがらみが交錯する空気が流れるが、勝負を決めなくてはいけない。

両者、事前に豊嶋さんだけにはお宝について写真とスペックをお知らせしている。さらに現物を確認して最終的な査定額を出してもらった。

さあ、高いのはどっちだ。第1回戦、勝ったのは……?

ドコドコドコドコドコドコ(ドラムロールですよ)……ジャーン!
豊嶋「勝者は、こちら!」 古賀 「うおお、やった!」 金澤 「ぎゃー」
豊嶋 「勝者は、こちら!」
古賀 「うおお、やった!」
金澤 「ぎゃー」

サインは関係者としてもらうと強い

結果、ニフティ古賀のサインは10,000円、ヤフー金澤さんのハンカチが7000円という結果だった。あぶない、僅差だ。

内訳としては、イチロー選手のサインが8,000円。同じイチロー選手のサインでも時期によって価格は違うそうだ。

書いてもらった時期と思われる1995年はあの阪神淡路大震災があった年。イチロー選手は被災した神戸を元気付ける存在だったことなどが影響し、この頃のサインは人気も高いという。

ただ、日付がないことやもらった祖母がイチロー選手の関係者ではないことが弱かった。

関係者としてもらったサインは本物としての証拠力が高く、値もつきやすいそうだ。
前略おばあちゃん もらったサインはあわせて10,000円くらいだそうです
前略おばあちゃん もらったサインはあわせて10,000円くらいだそうです
若尾文子さんのサインは女優枠で相場があり、2,000円。こちらは出演映画のパンフレットやポスターに書いてもらった物だったりするとぐっと高いそう。確かにそっちの方が欲しい。

日産のCMでの共演のことや、同時にもらったサインであることの証拠があるとセットで+2,000円くらい付くかもしれないとのことだった。

証拠! 確かお二人のツーショット写真もあったはずなのだ。引越しのどさくさでなくしてしまった。ああ……。
注目のハンカチの内訳は(この柄もまた懐かしい!)
注目のハンカチの内訳は(この柄もまた懐かしい!)

「昭和のハンカチ」にも相場がある

ハンカチはキャラクターものが1枚300円~200円。柄ものが1枚100円ということだった。ハンカチにもある程度年代によって相場があるという。コレクターがいるのだ。確かに、コレクションとしてこれはいい。

ちなみに全部で30枚あったわけだが、出品するとしたらまとめてではなく1枚づつ出したほうが値段が高くなるはず、とのこと。

スナッピーオークションズでは手数料の関係上、基本的に1回の出品につき落札額が5,000円を上回るだろうというものを預かる仕組み。1回戦で出したものはイチロー選手のサイン以外は預かってもらえないという結果であった。がいーん。
ヤフーチームは早くも2回戦にむけて作戦会議
ヤフーチームは早くも2回戦にむけて作戦会議
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2回戦「私を怒らせましたね」

さあ2回戦である。初戦を辛くも勝利で飾ったとはいえ気は抜けない。と、勝って兜の緒をしめていたら、金澤さんから声がかかった。

「私を怒らせましたね」

わ、わあ。 漫画みたいなセリフが出た! 先ほどまで大人の遠慮が感じられた対戦だったが、1回戦って振り切れた。そっちがその気なら、こっちだってやるしかない。

2回戦、お宝オープン!
とりゃ! (「ん?」という豊嶋さんに注目)
とりゃ! (「ん?」という豊嶋さんに注目)
古賀が出したのは、東京オリンピックのものらしきバッジ
古賀が出したのは、東京オリンピックのものらしきバッジ
一方の金澤さんがぶつけてきたものは……
一方の金澤さんがぶつけてきたものは……

なぞのマスコットと3つの品たち

ちまちまと小さいタッパーからバッジを取り出した私に対し、闘志を燃やす金澤さんの懐からは4品が飛び出した。

二度見というのはこのことを言うのだろう、パッと見て、もう一度じっと見た。4品の中に、気になりすぎるマスコットがいてこちらを見ているのだ。誰だろう、彼は。
きみは……誰だい?
きみは……誰だい?
「もう、なりふり構いません! 次は勝ちます!」と、金澤さんの鼻息は粗いが、出してきたものの ひょっとこさがまた針を振り切っている。何事にも全力という姿勢、なるほどこれが大企業の流儀か。

気になるマスコットの正体は一体。まずは落ち着いてお宝を両者説明していこうじゃないですか。


改めてお宝を見て行きましょう
改めてお宝を見て行きましょう

いやげもの、あと拾ったもの

金澤さん入魂ののお宝は以下の4品だ。

・写真上、ネス湖のお土産物屋で買ったネッシーマスコット(金澤さんいわく「いやげもの」)

・写真右、サグラダファミリアで職人さんが天使を彫っていたときに真下で拾った石

・写真左、リバプールのストロベリー・フィールド前で拾った落ち葉

・写真下、昭和64年の5円玉
「ダメ押し」要因として追加された5円玉。昭和64年は1/1~1/7までの7日間しかない。これは確かにお宝
「ダメ押し」要因として追加された5円玉。昭和64年は1/1~1/7までの7日間しかない。これは確かにお宝
ここからの角度も味がある彼はネッシーのマスコットだった
ここからの角度も味がある彼はネッシーのマスコットだった
なんと、4品中2品が「拾ったもん」である。まさかの切り口。

今回は“個人的なお宝”を持ち寄るというのがルールだったわけだが、金澤さんのお宝は“個人的”の部分がハードコアだ。ダメ押しの5円玉までにも何か思い入れを感じてしまう。
拾った、石!
拾った、石!

思い出の深さではすでに負け

一方、実は私はサインで思い入れのあるお宝を出し切ってしまったのだった。東京オリンピックのバッジは夫がフリーマーケットでもらったか何かしてなんとなく自宅にあったもの。

思い入れの量では完全に負けている。
ひとり寂しそうなバッジ
ひとり寂しそうなバッジ
しかもこのバッジ、大量生産で100円もしないのではないか。正直にそう言ったところヤフー福森さんから

「そうは言いながら『ことによると』なんて、思ってるんだろうね……」

と鋭すぎる一言が飛んだ。なんだこのチームワーク。 まずい。まずいぞ。このままではおされる一方だ。

ここは一息に、結果発表をお願いします。
豊嶋「古賀さんの勝ちです!」 古賀「おおっ?!」 金澤「うがー」
豊嶋「古賀さんの勝ちです!」
古賀「おおっ?!」
金澤「うがー」

バッジ、宝だった!

なんと、東京オリンピックのバッジがプチお宝だったのだ。価格は2,000円。驚いた。

豊嶋さんによると、この手のものでも通常のバッジであれば150円くらいしかつかないところ、持ち込んだものは七宝焼きと価値のあるタイプだった。

協賛団体のクレジットなどが裏面に入るとさらに1000円~1500円は高くなるという。

一方の金澤さんのお宝は査定もかなり難しかったようだ。基本的に落ち葉や石は価格がつかず。ネッシーのマスコットが200円、5円玉が150円の査定であった(それでも額面の30倍!)。
くそー! と最後まで悔しそうだった金澤さんを「まさにプライスレスってやつだよ」と励ます男性陣
くそー! と最後まで悔しそうだった金澤さんを「まさにプライスレスってやつだよ」と励ます男性陣

THE 試合に勝って勝負に負ける

まさかの2連勝だったわけだが、特に後半戦は思い入れも品物の見どころも完全に負けだ。こんなにも鮮やかに試合に勝って勝負に負けるという筋書き、聞いたことないぞ。

誰にも売らないし価値があるかも分からない、そんな個人的なお宝。だからこそ、こういう勝負になったのだろう。

うーん、しかし勝ったのにぜんぜん勝った気がしません!

「まだまだ戦える」と金澤さん

この好試合を演出してくれた当人であるヤフー金澤さんから、後日メールが届いた。

「毎日毎日ヤフオクの商品をみている私が本来負けるはずはないのですよ。敵に塩を送る、花をもたせる、肉をきらせて骨をたつ……。ぜひまた、本来の実力をお見せする機会を与えてくださるようお願いします」

なんと、まだまだ戦う気満々である。敵は試合に負けて勝負に勝ったとは思っていないようだ。こちらはまるっきり骨を断たれた気でおりますよ。

でもでも、楽しかったからまた勝負はぜひしたいところ。受けてたちますとも。今年の大掃除は自宅で宝を探します。
金澤さんが当日隠し持っていた1品、昭和29年発行「女学生の友」の付録(豊嶋さんによると5000円以上で売れるはずとのこと!)
金澤さんが当日隠し持っていた1品、昭和29年発行「女学生の友」の付録(豊嶋さんによると5000円以上で売れるはずとのこと!)
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