特集 2011年11月13日

昔のカセットがキツすぎる

!
音楽!!

みんな
いろいろ聴いているかと思いますが、
最近では
音楽メディアも進化し続けておりまして、
アイポッドなどの
携帯オーディオプレイヤーのように
なんかチャラチャラした感じに
なっているものかと思います。

でも、その昔はというと、
音楽を聴くためには
誰もがみな
カセットテープを
使っていたものかと思います。

カセットテープ。

懐かしいですよね。

というわけで
音楽好きな我々としても
初心に返るために今回は、

そんなカセットテープを
「カセットあるある」とともに
フィーチャーして
しまいたいと思います!!


(とくに昭和という時代を駆け抜けた方
向けの内容になっております。)
多摩在住のイラストライター。諸メディアにおいて、フマジメなイラストや文章を描くことを専門としながらも、昼は某出版社でマジメな雑誌の編集長をしたりするなど、波乱の人生を送った後に、新たなるありのままの世界へ。そんなデイリーポータルZでのありのままの業務内容はコチラを!(動画インタビュー)

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!
というわけで
突然ですが
実家にて。
!
自室の
本棚の
その上の方にて、
!
それは
ほこりをかぶって
眠っていたのですが、

それがこの
!
カセットテープたち
でございます。

あら懐かしい。


それにしても
あまりの古さで、
かなりの
ホコリっぷりでございまして、
!
できれば一切触れずに
このまま元の所にしまいたいところ
ですが、

それでは今回何も起こらないので
!
なんとか手を出して、

なんとか取り出してみたいと思います。
!
そうそう
カセットテープ
こんな感じでね。


ほどよく大きくて、
文字通り
テープで構成されている形状でね。

平成のボーイズ&ガールズな方にとっては
もしかしたら初見な方もいるかもしれませんが、
昭和という激動の時代を駆け抜いた我々
団塊ジュニアにとっては、
音楽メディアとして
なんとも慣れ親しんでいた
ビジョンではないかと思います。


ちなみに
こんなカセットテープ、
一体コレで
どのように音楽が聴けるのかというと、
!
たとえばこんな
ラジカセデッキにて
(これは小さくてマシな方ですが当時はもっとバカデカいモノも!)
聴くことができるものでして、
!
ガチャッと開けて
!
ガチャッと入れて

!
ガチャっと閉めて

!
ガチャッと再生ボタンを押しますと…
!
♪!!


あらまぁ♪

って感じで
見事に音楽が
!
聴 こえてくるように
なるものなのでございました。


平成のボーイズ&ガールズにおいてはただただ
苦笑
かもしれませんが、
当時はみんな
こんな音楽視聴スタイルが
普通だったりしたのでした。


と、そんなカタチで
音楽を楽しむことができる
このカセットテープなのですが、

ちなみに最近の現代社会においては
音楽がデータ化されて
大量な曲数の音楽を取り込めながらも、
!
こんな小さく
シュッとしたクール&スタイリッシュな形状なもので
音楽を楽しむように
なってしまっているものでございまして
!
なんとも嘆かわしいことでございます。
いや
別に嘆かわしくはないです。
ミスチルですしね。



でも
そんな音楽的利便性におぼれて
いつまでもチャラチャラしているわけにもいかないかと思いまして、
音楽好きな我々としても
そろそろ
初心に帰るべきかと思いますので
このたびは
!
そんな
カセットテープをもとに
(当時我らにおいてもありがちだった「カセットあるある」とともに)
我らの
古き、良き、キツき
音楽ライフを
振り返っていくことにいたしましょう!!
!
!

ではまず最初
レベル10のカセットあるある
ということで、
みなさんにおいても
よくあったであろう
カセットの思い出がこちら。

カセットテープっていうのは
主には
46分とか60分とかで
録音時間が決まっていたかと思いますが、

あるアーティストの
アルバムとかをまるまる録音したら、
ちょうどその時間ピッタリになることはまずなく
テープに多少空いている時間ができてしまう
ということがよくあったかと思います。
!

そんなときは
空いたママ
無音のママにしておくもなんなので、

とりあえず
「何か埋め草的に曲を入れとくか」
という行為に走ってしまうことは
よくあったかと思います。
きわめてカセットあるあるですよね。

ってことで
ごたぶんにもれず
僕もそうしてしまっていたわけですが、

ちなみにカセットのケースの裏側には
インデックスとして
録音した曲を自分で書き記せるようになっていたものでして、
こちら

!
基本的には
ドリカムのアルバムが録られた
テープのようなのですが、
(OLでもない男子がドリカムを聴いていた事実はさておき、)

その内容の
最後のほうを
注目してみましたら、

!!
!

「LADY NAVIGATION」。

チョー
B'z

ってことでね。

ドリカムとりあえず入れたけど
ちょっと時間が空いちゃったから
何か入れようと思ってしまったわけですが、
ビーゼットでしたね。

いくらなんでもこれ
音楽性違い過ぎです。

こんなに統一性がないと
リスナーのみなさんもさぞ戸惑ってしまうことでしょう。
まぁリスナーは僕以外にないのですが。

空いてたところを何かで埋めるというのはしょうがないとしても、
全体をトータルで見るプロデューサー的視線は
やや欠けていた子ども
だったとは言えるでしょう

ただただ
そんな自分を
恥じます。



ではなんとか気を取り直して、
まだまだカセット振り返っていきましょう!!

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つづいての
カセットあるある
でございますが、

カセットテープ
というのは、
まさに
テープがくるくると回っていくことが音楽が流れる
というきわめてアナログ的なシステムになっているがゆえに、
1回聴いた曲を
また聴きたいと思った時には
テープをまさに巻き戻す
という作業が発生してしまうものなのでした。

ダサいですよね。

あ、失言でした。
!

そんな
カセットならではな事態を
なんとかすべく、
!

我らが
よくやってしまっていた
カセットあるあるな
打開策が
こちらでございますね。
!
あらかじめ
何度も繰り返し録っておいてしまう
というね。

こうしてしまうことで
いちいち巻き戻しとかをせずに回して行っても
何度も現れてくるので
何度も楽に聴くことができるというスンポーですね。


正直この策のほうが
ダサいです。

さらには
しかもそれもちゃんとインデックスに書いてるというね。

しかも曲がユーミンというね。

しかもそれ以外の曲もかなり痛い感じでね。


もう
我ながら
ただただ絶句です。

過去の自分を叱りたいです。
!
!

つづいての
カセットあるあるとしましては、

ちょうど自分が
子どもの頃にカセット全盛だった場合には、
カセットに
!
アニメの歌なんかを
録ってしまった
ということもあったかと思います。
!

ごたぶんにもれず
僕も録ってしまっていた
のですが、
!
録り過ぎですね。


インデックスが
偏ったテレビ欄のような見栄え
になってしまっております。

まぁ
当時は確かに
こんなようなアニメ
!

あったかと思いますが、

それを
よく見てみましたら、

古くて知らない
のではなくて
!
あまり人気がなかったので知らない
ような
いぶし銀のアニメまでも
混ざってしまっているのが
なんともグッときました。


ていうか僕
そんなアニメっ子だったのでしょうか。

親に聞いてみます。


親に聞いてみます。



さらに
そういや
よく見てみましたら、
カセットに
!
名前は
まずいですよね。





もうダメです。

!
!

そんなカセットテープには
テープ自体にいろいろ
貼れたりするようになっていたのですが、
そのために、
!
ケースの中にて
そのためのシールも
同封されていたものなのでした。


そんなシールってのが
!
こんな感じだったのでした。


あらまぁ。
これは助かりますよね。

自分なりの音楽のカテゴライズのための
シールということでね。

でも
「ブラ・コン」
って何かもわかりません。




さらに、
シールにては
デザインアイコン的なものもございまして
!
ドライブの時に聴きがちなモノには
ドライブのシールを貼ったりできる
ようになっていたりしたのでした。


面倒ったらありゃしない作業
かとは思いますが、
当時は几帳面に
できるだけ貼り分けたりしていたものでございました。

まぁ
ヒマだったのでしょう。

でも
とりあえず
「お気に入り」シールのデザインが
!
犬&骨っていうのは
なかなかかとは思いますので、

テープ以外にも
いろいろ使っていきたいと思います。
!
!
自分でカセットテープを作る際には、
その時・その時期に
流行っていた曲を
まとめて入れてしまおう
という愚行も
けっこう多かったものかと思います。

たとえば
その週の
TOP10のシングルを
全部まるごと借りてきて
録音しちゃうみたいね。 ってことで
僕も当然のように
流行りに流されていたようでございまして
おかげで
!

電気グルーヴ、B'z、ミスチル、ZARD
ということで
音楽性も節操もなかった
ようなのでございました。
その節はすみませんでした。


そのおかげで
カセットのタイトルも
!

とのことでね

なんとも事務的なね。

検索性ありきの
資料のようになってしまっていて
まるで
音楽会社の倉庫での管理のようなタイトル
になってしまっていたのでした。


でも

検索性って
大事ですよね。
!
!
つづいての
カセットあるあるとしましては、

ちょうど
その当時に
アイドル全盛だった場合には、
カセットに

アイドルの曲も
録られてしまいがち
だったかと思いますが、

!
こちら
当時の昭和においての
アイドルの中のアイドル
!
光GENJIの
あの曲でございますね。


売れまくったので
聴きまくった方も多いことでしょう。

ちなみに
僕はGENJIでは
佐藤寛之くんが好きでした。
!


というわけで
オレたち
大人はもう
しゃかりきコロンブス ということで

なんとか夢の島を探して
頑張っていきたいと思います。


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!

つづいて
テープで
つい聴いてしまいがちだったモノと言えば
やはり
!
ボーイですよね BOΦWY。
!
ロックでありながらもキャッチーで
なによりクールだった
BOΦWY登場の衝撃は

カセット世代な当時においては
相当なものでして、

ちょい背伸びな子を中心に
聴きまくられていたものでした。
!
ジュリエット
わがままでしたよね。

!

マリオネット
鏡の中でしたよね。



たとえ
季節が君だけを変えようとも
これからも
ヒムロックは
受け継いでいきたいと思いますので
どうぞよろしくおねがいいたします。

!
!
つづいての
カセットあるあるとしましては、

ちょうど自分が
子どもの頃にカセット全盛だった場合には、
カセットに
ゲームの音楽なんかも
録ってしまうことも
あったかと思います ちょうどファミコン世代もリンクしておりましたら
特にね。

ってことで
僕の場合においても
見てみましたところ、
!

!
!!
!
!!!


ドラクエ
聴きすぎ。



しかも
これ
その各インデックスにて、
!
ゲーム音楽の曲名を
!
1曲1曲
なんとも几帳面に
!
書きまくってしまっておりまして、

ゲーム音楽の曲名を
ここまで把握したところで
「『高貴なるレクイエム』いいよね!」
とかクラスで発言しても
キョトンとされてしまうのがオチかと思いまして、
ここまでやってしまっていたこと
我ながら恐怖です。


ちなみに
!
FFまで
あったのは内緒です。



でも
ゲーム音楽っていいんだよね

うふふ。
!
!
そんな
カセットテープですが、
基本的には
ノーマルとか
ハイポジとかいう
スペックにて
売られていたものですが、

ときに、
!
知る人ぞ知る
かもしれませんが
当時
1ランク上のカセット
ということで
鳴り物入りで
発売されたものがございまして、 それがこの
!
メタル
カセットでございます。


メタル
ってことでね

メタルスライムのおかげで
メタルという言葉には
言い知れぬ高級感がありましたからね。


いまとなっては
いったい何がどうメタルだったのかは
思い出せません
が、
とにかくその性能はスゴかったのでしょうね。

たぶん。

!
!
ついには
カセットあるあるもレベル1
ということで、
もはや
「ない」

なのかもしれませんが
それはさておき。

カセットテープとは
音楽を記録できるものでございますが、

現実世界の日常の一瞬も
永遠に思い出として
記録しておこう
ということで、

!
カセットが
使われてしまうことも
あったかと思います。

それが
こちらですね
!

一組
ということで
これ僕が
中3の時のクラス
ということでね。


おそらくこちら、
中学校の卒業の記念に
みんなで合唱した歌が
テープに記録されてしまい、
さらにはそれが
強制的に配布されてしまったものの
ようですね。

そういうダークマター
結構あったかと思います。


ちなみに
このテープの中には
あの超メジャー合唱ソング
『大地讃頌』が
収録されていたのでした。
合唱あるあるですよね。
!

ちなみに
聴きごたえとしましては、
思い出うんぬん以上に
ややサビが弱かったです。


3年1組の
次のシングルに
乞うご期待!!
いったん広告です
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!
カセットってことで
いろいろ
カセット見てきたわけですが

そんなカセットの山の中から
最後に現れたのが

こちらのカセット
でございますね
!
イーアルカンフーです。


つまりはこちら
カセットはカセットでも
あのファミコンのソフトである
カセットが

出てきてしまったようですね
!

最近のファミっ子は
知らない方も多いかもしれませんが

昔はゲームをするためのソフトは
こんな形状のものになっていたのでございまして、


つまり
昔は
音楽もゲームも
なんでもカセット状だったという
ことですね。

(雑すぎる総括。)


しかも
ちゃんとまた
!
名前も
記されていてね


最悪です。


というわけで
またいつか
ファミっ子大集合できたらと思っておりますので
どうぞよろしくおねがいいたします。




………

では
もう
だいぶ聴きつくしたことですし

もう
そろそろ
いいですよね

ではまた
おやすみなさい…。

はい


以上
いかがでしたでしょうか
今週の
「じつはラジオもよく録っていた」。


というわけで
みなさんもこれを機に
カセットなどの音楽メディアで
音楽を聴いたり聴かなかったり
していただけたらと思いますので、
お忙しいところすみませんが
どうぞよろしくおねがいいたします。
ではまた失礼いたします。
さて誰の曲でしょう。
さて誰の曲でしょう。
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