それは
会社帰りに
多摩の街を
ちんたら歩いていた時の
ことでした。
そしたらね
ゲーセンがあったんですよ
ゲーセンが。
で
まぁ
最近の
ゲーセンっつったらね
ワンピのフィギュアが取れるＵＦＯキャッチャーがあったり、
ものすごい機能のプリクラがあったりと、
なんとも
素敵なセンターになっておりまして、
そんな喧騒にあふれた店内を
一人ふらふらとしていたわけですが、
そのとき。
なんだか謎のＢＯＸが
あるやないですか！！！
なんだか
人ひとりが入れるくらいの
まるで電話ＢＯＸのような、
謎のＢＯＸが
あるやないですか！
あらやだ。
あんなＢＯＸ
今まであんなところにあったかしら。
と、気になりつつも
あらためて
ゲーセン内を
キョロキョロとしてみましたところ
ふと足元に、
看板が！！！
で
こちら
どうやらあの謎のＢＯＸについての
説明が掲げられた
看板のようでございまして
あらためて
よく読んでみましたところ！
なにーっ！！
どうやらアレ、
なんと
カラオケＢＯＸ
のようなのでした！
なんでこんなゲーセンに！？
と思いましたが、
どうやらこちら
新しいカタチの次世代カラオケ
「ちょいカラ」というもののようでございまして！
そう
つまりは、
まさに
ふと一人で
ふとカラオケ衝動に駆られ
歌いたくなった時には、
いつでもカラオケができてしまうという
超優良な次世代カラオケのようなのでございました！
で
それがここ多摩に
試験的にテスト導入されているようでございまして
こんなのがテスト導入されるだなんて、
さすがだぜ多摩！！！
とはいえ
こんな公の場に急にカラオケだなんて、
周りに歌声が聞こえちゃうしアリなのかしら
と思いましたら、
さらにはこんな
一言までも！！
意外にしないんですって！
それなら安心！！！
こんなカラオケＫＹな場所ではありますが、
わりとちゃんと
普段のカラオケのように
歌いまくれるということですわね！
素敵！！
ということで
たとえ一人であろうと
今夜も
見たい聞きたい歌いたいな
カラオケ好きな私としては、
カラオケ歌いたい欲が
ふつふつと
高まってきてしまいまして、
もう我慢できん！！
ってことで
さっそく
そのＢＯＸに
飛び込もうとしてみましたら！！
子ども
いたーーーーっ！！
ということで
すでに先客として
僕同様に突然のカラオケ欲に耐えられくなった子どもが
ＢＯＸにて
すでに歌いまくっているようなのでした。
さすが一人カラオケのメッカ
多摩でございます。
そこで
しかたなく
並びます。
これ
なかなかの
絵ですね。
不憫すぎて
かける言葉もございません。
ちなみにその外装にて
当カラオケBOXの値段も
掲げられていたのですが、
１曲１００円
ということでね。
この値段、
ふと冷静になると
レーザーディスクなどで歌うカラオケスナックなどでの価格設定
なことに気づきますが、
一人カラオケニーズのためには
背に腹は変えられないでしょう。
そして
人気曲ランキングも
あったりしまして、
カラオケ好きとしては
タイトルを見るだけで
一人カラオケ欲も
もはや頂点に達してしまう
ってものでございました。
ってことで
この子どもどんだけ歌うねん、
と思いながら
！！
空いた！！！
何歌ってたのか知らないけど
やっと歌い終わってくれた！！
やった！
一人カラオケ欲もＭＡＸに達していた僕の番が
やっとまわってきたのでした！！
もう
カラオケしか見えない！！
（ここゲーセンだけど！）
ってことで、
ついに！！
この突然一人でカラオケをできてしまうという
あまりに魅惑的かつ
前人未到の
（まぁ子どもが入ってたけど）
謎のＢＯＸに、
ってことで
そんな
業界騒然の
謎のカラオケＢＯＸ
その室内は
こんな感じで！！！
いわゆる
カラオケ的な画面が
そこには
ちゃんとあったのですが、
近っ！！
さすがに
画面、近っ！
チョー個室ＢＯＸゆえに
画面チョーまん前に！
普通のカラオケBOXではそうないシチュエーションだわ！
ってことで
確かにカラオケのようだけど、
妙にチョー個室だし、
基本ゲーセンだしで、
きわめて不思議で唐突な当ＢＯＸでございますが、
カラオケ的なスピーカーなど
最低限の
個室的な設備が
設置されておりまして、
きわめて
個室的な感じになっていたのでした。
ちなみに
扉の小窓から
外界をのぞいてみると、
世間から
隔離されている感ありありの
この絵、
このご時世
こんな個室体験
なかなか味わえないものでございます。
そして
さらに、
そんな室内に
取りつけられているものもね
基本真っ白な
壁面に
最低限な感じでね。
で
なかには
まぁ僕は今回は
セーフだよね
たぶん。
で
さらに
目の前には
透明のボードがちょこっと出ておりまして、
ちゃんと
荷物を置けるようになっていてね。
なんだか
立ち食いそばにでも来ているような感じ
にもなれました。
ちなみに
一般的なカラオケＢＯＸのような
椅子が置かれるスペースなどはもちろんなく
この閉所感
なかなかのものだったのでした。
ということで
スペース的にも、
大人ひとりが歌えば
もういっぱいいっぱいな
電話ＢＯＸ大くらいのこの空間ですが、
ちゃんとここは
カラオケＢＯＸであることを
証明するかのように
カラオケ番号冊子も
ちゃんとね。
まあ
最近はわりと使わないやつ
でございます。
一方
最近のカラオケならではな
リモコン！！
も
ちゃんと置かれていたのでした。
よかったです。
で
リモコンってのは
本来
リモート、つまりは
遠くからコントロールできるのがウリなものですが、
あまりに当所が狭くて
画面が目の前すぎて
全然リモートじゃないのが気になりますが、
とりあえず使ってみたいと思います。
では
そんなリモートじゃないリモコンにては
一体どんなコンテンツを
堪能できるようになっていたというのか、
その真相は次のページにて！！
では
そんなリモコンにて
その内容を
詳しく見てみましたら、
まず
コンテンツとして
きわめて
子ども向け的なものが
あったりしたのでございました。
アイアイ！
が！
そしてらさらには
マジグラデュエーションソング
仰げば尊し！！
まで！
あったりしたのですが、
この辺の歌一人で歌ってたら
完全に終わる
気がしたので
とりあえず今回は
スルーさせていただくことにしたのでした。
で
そんな
コンテンツの中で
ちょっと気になったのが
うたスキ動画？
と、どうやら
何かしらの動画のようなのですが、
どうやらこれ、
自分らが歌っている動画を撮影することで
それが動画としてネット上にアップされて、
それを
全国の部外者の僕でも
見ながら歌える！（たぶん）
ような感じのシステムになっているのでした！！
マジか！
最近のカラオケすげぇ！
そんな
基本みんながわいわい
楽しんでいるカラオケの様子を
一人見つめながら
歌うことができるだなんて、
孤独カラオケの
真髄を満喫できるような
コンテンツ！！！
だと言えまして、
そんな
孤独を再確認できるコンテンツを
提供してくださって
どうもありがとう
当カラオケ会社！
ということで
やってみようと思ったら、
ん、
ＡＫＢな感じの子たちの
動画もある感じのようでして！
なに！！
なに！！
さては
これを選んでみたら、
あの
ＡＫＢの子たちと一緒に
わいわい歌っているような感じを
味わえる
という
ことになるわけですね！
完全に孤独を痛感することになるかもだけど
これはやらなきゃハドソン！！
というわけで
さっそく
こちらを
セットインしてみましたところ…
ついに
その目の前の
大画面にて
現れたのが
これだ！！
！！！
いっけねぇ
お金入れ忘れた！！
ということで
こちら
お金が不足した時に出る
表示画面のようでして、
そういえば１曲の料金
１００円を
入れ忘れておりましたね
どうもすみませんでした。
では
あらためて
１００円を
フォーリンダウン！！！
よし！
ってことで
もう後戻りはできませんでして、
モニター画面に映りこんでいる
カメラを持つ腕を必死に伸ばして自分撮りをしているその様が
絶望的なまでに孤独感を引き立ててくれますが、それはさておき
ではついに！
男が
ＡＫＢ歌うだけも十分アレですが、
さらには
男が完全に一人で
ＡＫＢを歌うという
もはや
孤独を通り越してアレな状態
ではございますが、
では
そんな孤独カラオケ
一体どんなことになるというのか、
思い悩む暇もなく
おなじみのにぎやかな前奏も始まったので
さっそく
スタートや！！
ってことで
いくぜ！
カラオケランキングでも
何週にもわたり
１位を爆進している
大人の男ひとりによる
「ヘビーローテーション」！！！
ってことで
ホントにキター！！
ＡＫＢのみんな
ホントにキター！！
こんにちは！！
何この動画すげぇ！！
では
さっそく僕も
ＡＫＢのみんなのように
ポップコーンが
はじけるように
踊り狂いたいところですが、
手が
壁にぶつかるので
やめます。
ということで
そんな平日の夜に
孤独にカラオケに
打ちこんでいるわけですが、
たしか今日は
会社のちょっとした飲み会の日…
それは
当然のように欠席し
その一方
一人で
こんなカラオケをやっている自分！
会社のみんなの顔や声が想い出されますが、
！！
いいのかこれで！！
さすがにこの現状は
ひどすぎるのではなかろうか！
…
いや！
そえでええんや！
組織より
個を重んじるのが
現代サッカーと自分のポリシー！！
それでこそ
多摩の一匹狼
ヨシダやで！！
ということで
あらためて自分の生き方を
ダンダン正当化することもできまして、
こんな気持ちになるなんて
まさに
孤独カラオケの
おかげだと言えるでしょう。
僕はついてます。
と
気を取り直して
なおも
歌っていましたら、
ふと
窓の外に
人影がッ！！
まずい！
次の客が待っている！？
なんてこったい！
部屋から一人で出て行く時に
人と出くわすのって
かなり気まずい！
孤独感ハンパない！
まずい！
どこかに行ってくれ！！
そんな僕の願いに反して
外界からかすかに聞こえてくる
順番を待っているらしい
女子たちの声！
そんな一方
個室にて
なおも
一人ＡＫＢを歌う自分！
むなしすぎる！！！
これは
孤独感も
ＭＡＸハイテンションやで！！
・・・
ってことで
孤独感が
ジャンジャン溢れてくるわけですが、
でも自分にはＡＫＢのみんながいる！
ことだけを心の支えにして
画面内の
ＡＫＢのみんなと
一生懸命歌っていると、
いつしか
自分もＡＫＢの一員のような
気にもなってくるわけですが、
僕は
AKBではない！！！
一緒に歌ってはいるようだけど、
まったくもって
一緒なことはない！！
そこには
ライン回線以上の
絶望的なまでの乖離が存在！
孤独！！！
なんという孤独！！
現実的にも
オンライン的にも
世界から隔離している自分！
まさに孤独！！！
完全なる孤独！！
まさに
孤独感も
…
ということで
去り際も
ＢＯＸから一人出てきた男に対しての
周囲のお客さんからの憐憫の目が
鋭く突き刺さってきたものですが、
このように！
当カラオケBOXのおかげで
孤独感を
かなりの
ヘビーローテーションで
味わうことができたのでございました！！！
ＡＫＢのみなさん、どうもありがとうございました！！
…
というわけで
じゅうぶん孤独カラオケを
満喫できたことですし
じゃぁもう
そろそろ
いいですよね
ではまた
おやすみなさい…。
はい。
以上
いかがでしたでしょうか
今週の
「人はみな孤独な生き物」。
というわけで
みなさんもぜひ
街のゲーセンなどで
当カラオケＢＯＸ「ちょいカラ」を
見かけた際には
マストで
カラオケしてみていただけたらと思います。
お手数ですみませんが
どうぞよろしくおねがいたします。
ではまた失礼いたします。
2011年11月6日
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