
文:伊藤健史
伊藤です。
私の自宅には小さな庭があります。前の家主が植えた柿の木でメジロがさえずったりセミが鳴いたり、秋には鮮やかに色づいた実が枝をしならせます。そこだけ見ればわりかし風流な感じになっているのですが、全体的に手入れをさぼりまくりで放置状態。一面にドクダミやセイタカアワダチソウといった雑草力の強い植物が生い茂り、ガーデニングの逆を行く原野ニングが日常的に進行しています。

前の道を歩くカップルが「ここ人住んでるのかな」と話しているのが聞こえたり、よく知らない人から「私ひまなんで手入れしますよ」とか言われたりすると(実話)、さすがに良くないわと草をむしるのですが、死ぬほど足腰を酷使して少し庭っぽくしても、すぐさま雑草は勢力を取り戻し、原野に返り咲いてしまうのでした。
雑草との部が悪すぎる争いになんとか一矢報いる手はないだろうか。
ふと思いだしたのが奄美大島の原生林を歩いた時のネイチャーガイドさんの言葉でした。
「この森で毎晩クロウサギが歩くところには、草が生えずにけもの道ができるんです」
山や林の中で、野生動物が常にそこを歩くことで地面が踏み固められ、草木が生えなくなり細い道ができる、これをけもの道(獣道)といいます。
そうだ、おれがけものになればいいんだ。
その日から、これまで玄関の前に停めていた自転車を庭の奥に移し、庭を歩いて出し入れすることにしました。毎日同じルートで地面を踏みしめるように歩き続けて半年ほど経つと、たしかに草は私の通り道を避けて茂り、門扉から自転車置き場までを結ぶ一本のけもの道が作られたのでした。マイけもの道の誕生です。

今、はじめての夏を迎えています。周りの草が化け物のように勢いよく伸びてきて、道も埋め尽くされるのではないかと不安を抱えながらも歩き続けています。負けるなけもの会社員。
本日の記事の紹介です。
11:00 ヘボコン2026、出場ロボット直前レポート!! そしてライブ配信のおしらせ
11:00 遠くまで行って散歩する~名古屋
11:00 ロイホの朝食ビュッフェ
16:00 パスポートの「券」の字が恥ずかしがってる
16:00 川に泳いでいるエイ
17:00 過小評価されていると思うもの / うっかりデイリー 2026年8月22日号
18:00 シズラーで一番食べて欲しいのはチーズトースト、という主張(傑作選)
10:00 500円のバナナ(2026.8.25 朝エッセイと更新情報)
林さんは名古屋を散歩して街のディテールを鑑賞します。「なんとなく歩いて気になったもの」を取り上げていますが、さすがの散歩力でコンビニやネオン、信号機に喫茶店などから高濃度の名古屋を抽出します。気だるい名のスイーツ、「マッタリーヌ」の美味そうさがやばい。
べつやくさんは名古屋のホテルに入っているロイホこと、ロイヤルホストの朝食ビュッフェを堪能。あのロイホのビュッフェというだけで垂涎ものです。私はラフの段階で見ていますがイラストで描かれたべつやくさんが期待でめちゃめちゃ震えていました。結果は期待を超えたビュッフェクオリテイ。必見です。
最近は怒涛の2本掲載でお送りする「これすごくない?」
まずは千葉の川に遡上するアカエイ。実は私、当サイトのライターになったばかりの頃(じ、14年前)に、アカエイが大量に現れたという千葉の川に行ってレポートしています。やっぱエイ気になりますよね。同志よ!
もう一本はパスポートの表紙に描かれた「旅券」の券の字が恥かしがっているように見えるという報告。くわしくは写真で見てほしいのですがたしかに!っていうか投稿者さんはウルトラクイズに出場するんですか、すごい。この話クイズ問題で出るといいですね。
夏休み気分が抜けないっすよーって、実はとっくに抜け出してるのに抜け出したくなくて言ってますよね。




