朝エッセイ 2026年7月27日

これからは“ない”を見に行く時代が来ます(2026.7.27 朝エッセイと更新情報)

文:石井公二

皆さん、果たして本当に“ある”だけが価値ですか?石井です。

観光地にある歴史的建造物やランドマークが工事中の時、その建物が原寸大にプリントされたシートが張られていることがあります。下手したら気付かないくらい精巧なプリントで、その技術の高さには驚かされます。

浅草雷門。2017年頃撮影。現在は完了
日光山輪王寺の本堂修復の様子。2017年撮影。現在は完了
ちょうど今現在、東大の赤門もこの状況です
平城宮跡歴史公園の大極殿院東楼復元工事の様子。現在は完了
シンデレラ城改修時の様子
上野東照宮の修復工事

せっかく訪問したのに工事中だとガッカリしてしまうかもしれません。しかし冷静に考えると例えば何百年もの歴史がある建物の場合、シートに覆われてる期間の方が圧倒的に短い、つまり「そこに“ない”状態」の方がレアとも言える。後々価値が出てくるのは、むしろそっちの記録じゃないのか?

皆がそれに気づいたら、むしろ積極的に「ない状態」を見に行くツアーなどが組まれるようになりますよ。でもトレンドは追うんじゃなくて、作るもの。私は既に家族を連れて、何度もない状態を見に行ってます。

「おい、国立競技場の建て替えであそこに何もないから見に行くぞ!」
「おい、葛西臨海水族園のマグロが殆ど死んじゃったから見に行くぞ!」

ちょうど夏休みシーズンですからね。皆さんも家族を連れてこの最先端のレジャーを楽しみましょう。まあ家族が喜ばなくても、私は責任を取りませんが。

それでは本日の記事をご紹介。

林さんは速く見えるカメラフィルターを購入して色々試しています。私も被写体として頑張りましたが、ひとりとんでもない才能を秘めたライターが現れました。マジで速く見えます。

べつやくさんは夏が苦手なので、むしろ夏の良いところを考えました。しかも50個も。私も嫌いです、夏。しかしこうして並べてみると、あいつも確かに良い奴なのかもしれません。でも暑苦しいんだよな。

16時には「これすごくない?」もあります。クトゥルフ神話のような樹木です。16時はもう一本、書き出し小説もありますよ。

この時期はつい屋内だけで成立する記事を考えてしまいますが、べつやくさんのように夏の良さを満喫するような企画も考えてみます。皆さんも倒れない程度に夏を楽しみましょう!

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