先日、母方の叔父の葬儀があり久々に親戚で集まりました。火葬を済ませたのち食事会が開かれ、そこで参列者のひとりがこんなことを言ったのです。

「あいつの秘蔵のウイスキーがあるから、せっかくだからいま開けてみんなで飲もう」
叔父がお金持ちかつ蒐集癖の持ち主であることは知っていましたが(生前にトレカを売ったお金で自分の墓を建てたらしい)、ウイスキーに凝っていたというのは初耳でした。

お酒には詳しくないのでわからないけど、あの博識だった叔父のとっておきならさぞかし“いいもの”なんだろう、と軽い気持ちで検索してみると、同じものが出てきたのですが・・・・・・

「これ、一本228,000円らしいよ」
たちまち場がざわつきだしたのは言うまでもありません。
味はというと、かなりアルコールの薫りが強く、一口で喉どころか胸まで灼けそうになるほど。黒霧島の水割りをチェイサーがわりに堪能しました。
とはいえ値段だけではいまいちすごさが実感できなかったので(欲張り)、後日ウイスキーソムリエの知り合いにそれとなく聞いてみました。なんでも今では作られていないブランドの、なおかつ既に閉鎖された醸造所のものだとのこと。
「えっ、やばい鳥肌立ったんだけど! これほんとに飲んだの? もうない? 一滴も?」
と大騒ぎする知人の姿を見て、数字だけではわからない“モノの価値”を実感したのでした。
投稿者:赤嶺 泉
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