実家の近所の低山の中腹にやけに真新しい鳥居が立っていて、そこにやはり真新しい狛犬がいた。

神社の狛犬といえば、苔むして輪郭もあいまいになるほど古びた佇まいから、何十年何百年もの間、風雨に晒され参道の両脇で邪気に睨みを効かせてきた時層を思い、その味わいやありがたさ、愛らしさを愛でるものだと思っていたしそうしてきた。
だが、この今さっきビニールをはがしたばかりのような初々しさでぴかぴかの玉に乗っている姿もまた麗しい。

コロナ禍という未曾有のクライシスの中、一縷の望みと共に据えられた新しい狛犬、令和狛犬をもっと見ていきたい。
投稿者:伊藤健史
これすごくない、とは?
「ねえ、これすごくない?」と言ってスマホの写真を見せる。それぐらいのちょっとした珍しさをコンパクトにお伝えしています。
投稿も募集中!詳しくはこちら




