海岸沿いを散歩していたところ、地層が露出している崖を見つけました。

上のほうを見ると、空き缶が埋まっているのが見えます。

更によく観察すると、蓋の部分に扇形の穴があいています。どうやら、現代ではすでに絶滅してしまった、『プルタブが外れるタイプの飲料缶』のようです。

このタイプの缶が製造されていたのは、1960年代から1990年代の初めごろまで。ということは、この缶が埋まっている地層は、昭和の後半期に堆積した地層と考えられます。
アンモナイトや三葉虫のように、埋まっている地層の年代と特定できる化石を『示準化石』と言いますが、このタイプの缶は『昭和後半期の示準化石』と言えるかもしれません。
投稿者:南野これ式
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