まだまだある!全〇連!
まいしろ:全国ゲームセンター連盟(全ゲ連)!
おしい!ゲームセンターではなくゲーム開発者の団体ならある。(今思うと厳しすぎたかも。正解でよかったな…)
全日本ケツアゴ連盟は ノリと勢いで作られた感じのあるmixiコミュニティで、採用するかの当落線上ギリギリにいた団体なのだが、熱心に月刊ケツアゴマガジンの表紙を作成しており、「活動の実態がある」として採用した。(実際にマガジンを出版しているわけではなく、マガジン風の表紙画像を作っているだけの模様。)熱意がすごい。好きなのものに全力を出せる姿勢が清々しい。
北向:私は工業系を狙ってみます。全国エレベーター連盟(全エ連)
社会課題解決に取り組むZ世代や企業が集まったプラットフォームのようだ。何も解決しない記事ばかり書いている私とは真逆の存在。
まいしろ:全国システムエンジニア連盟(全シ連)はどうかな?
全国シニアアンサンブル連盟。「全シ連」の略語にはアンサンブルの要素が皆無であり、「シニアだったらなんでもいいのでは…?」と思えてしまう。
北向:そろそろ、ハ行を攻めるか…
まいしろ:いいと思います!
ハ行はバ行やパ行も兼ねているので「ちょっとずるい」という共通認識がうっすらとあり、ここまで遠慮されがちだったが、満を持して攻めることに。
北向:全国フラメンコ連盟(全フ連)!
全国ブライダル連盟は過去に存在したが、今はもうないようだ。ちなみに、日本ブライダル連盟ならある。
北向:ブライダル。これは当てられたなぁ
まいしろ:ブライダルがあるということは、ウェディングはないか
北向:わかんないよ。けっこう派閥があったりするかも…
まいしろ:ウェディングにします!全ウ連!
ただのウミウシ好きの集まりと思いきや、機関誌「季刊うみうし」を発行していたり講演をしていたりと、精力的に活動している。Webサイトのウミウシがキュートなので見に行ってほしい。
まいしろ:どれが当たるのかわからないから、結局大喜利に近いね。ウミウシを当てられるわけないし
ほり:そうですね。アーチェリーを当てたのは奇跡でした
しかし、ここで北向さんが勝負に出る。
北向:……いや、でもこれ、あった気がするんだよなぁ~
ほり:お?
まいしろ:え?
ほり:知識で攻略するのか?
北向:全国トラック連盟(全ト連)!
まさかのトヨタの労働組合。そういうのもあるのか
ほり:車つながりでした。おしいです
北向:企業なことある?こういう企業名が入ったカードって他にもあります?
ほり:ないです。トヨタだけですね。それだけトヨタはでかい
まいしろ:あぶない!私つぎホンダめくろうとしてた。じゃあ、全国ラーメン連合会(全ラ連)!
北向:ありそう~
いろんな業界があるものだ。家電ニュース、読んでみたいな。
まいしろ:ラーメンの団体も作ってよ!ないんですか?
ほり:日本ラーメン協会ならあるようです
続いて北向さん。
北向:麻雀がある気がします。全マ連!
麻雀の「麻」をマと略す大胆な予想
なんと、「麻」をマと略すという発想は奇跡的に合ってた。しかし麻雀ではなく麻婆。
まいしろ:おしい~!!!
ほり:麻雀は有名なプロ団体だけでも5団体あるんですけど、略して全マ連となるプロ団体は無いですね。日本プロ麻雀連盟ならあるのですが。(最近Mリーグにハマっており、急に早口になる)
黒歴史の団体
一応、ポイントを競う勝負をしていたので、いったんここまでの獲得ポイントを振り返る。
まいしろさん:23点
北向さん:9点
まいしろさんが初手で「全日本アーチェリー連盟」を見事当てて10ポイントを獲得したことにより、大差がついている。
北向さんの挽回を助けるため、ここで追加ルール。
ほり:実は、当サイトデイリーポータルZが過去にエイプリルフールネタで1日だけ名乗った団体があります。そのカードをめくったら10ポイントにしましょう
北向:でも全然わからないな…
ぜんぜんわからないので、普通に今まで通り考えることに。
まいしろ:私もハ行に挑戦してみようかな。ピ?ピューリタン?う~ん。ヘ。ヘビ?
北向:全国ヘビ連盟?
まいしろ:ウミウシに引きずられすぎか。でも、ペットならあるんじゃない?全国ペット連盟(全ペ連)!
全ヘ連のカードをめくると…
言ったそばから当たりを引く。まいしろさんが神がかっている。
10ポイント獲得!
全ペ連は、当サイトデイリーポータルZがいまから20年前のエイプリルフール企画で1日だけ名乗った「全国ペッティング連合会」の略。ドキッとする名前だが、実際は「触る」を軸とした記事が15本公開された。いくつかの記事は、今でも見ることができる。
新宿高層ペッティング(新宿の高層ビルの壁を触る)
恐怖!うるしペッティング(乾く前のうるしに触る)
猫の歯茎を撫でまくる
ほり:トガってるな~
まいしろ:デイリーの黒歴史を掘り返して、怒られないかなぁ
塗りたてのうるしに触る、全ペ連の活動。(20年前の林さん)
まいしろ:これ10点ですか?
北向:ひっくり返せねぇ~!
勝負はついてしまった。
ほり:じゃあ、次が最後なので、団体名を当てることができたら特別に3倍の30点差し上げましょう
まいしろ:バラエティー番組のノリだ
北向:「サ」行こうかなぁ。全国サックス連合会(全サ連)!
ヲタ芸の団体。アイドルのコンサートで光る棒をくるくるさせるアレだ。その団体があったとは。
まいしろ:これはたしかに、ありそうだった
ほり:いや~、でも難しいですよねぇ
北向:結局1個も当たらず…
というわけで、ただの運ゲーになってしまったが、世の中にはいろんな団体があることを知ってもらえてよかった。めくられなかったカードも含め、すべてのカードをお見せしよう。


本当にいろんな業界があるなぁ。例えば全ネ連は全国ネームプレート工業協同組合連合会。ネームプレートの団体ってどんな活動をするんだろう。 調べたら、エッチング銘板・アルマイト銘板・印刷銘板・プレス銘板・機械彫刻銘板・写真染色銘板など、いろんな技法のネームプレートの製造に関する団体のようだ。
他にも、「ク」のカードに書かれているのだが、全グ連は、ラスベート交響楽団である。いったいなぜ……?実は、この楽団はロシアの作曲家グラズノフの作品を演奏することが多く、グラズノフのグを取って全グ連というそうだ。
全ピ連が全国ピアノ連合ではなく、全国ピアノ"運送"連合協同組合なのも面白い。運送がメインだ。たしかに、ピアノの運送って大変だよなぁ。精密機械だし、でかいし。それで全ピ連を作って同業者同士で高め合っているのか。
いろんな団体の活動を想像し、調べ、「いろいろやってるなぁ」と悦に浸る。無限に時間がつぶせます。
おまけ。全X協 VS 全X連 VS 日X連 ゲーム
おまけでもうひとつゲームを用意した。カードをめくり、裏に団体名が書かれていればアタリ。そうでなければハズレ。あたりは13枚ある。
Web上であそべるゲームにしたので挑戦してみてください。
画像をクリックでゲームページに遷移します。
世界の広さを知り、圧倒される
いろんな業界の団体を知ると、「世界は広いなぁ」と思う。世界というか、日本。「全X連」となる団体だけでもたくさんあったが、「全X協」「日X連」などのパターンを含めたり、カタカナだけでなく漢字も許容したりすると、本当に数多くの団体が見つかる。ウミウシからピアノ運送まで、すべての団体に会員がいて、活動がある。果てしない。
それは宇宙の壮大さを知って絶望したときの感覚に似ている。人間の営み、すごい。集団のパワー、えぐい。圧倒される。
そして自分はいかなる全X連にも所属していないことに気づき、焦る。なにも焦る必要は無いのに……。
編集部からのみどころを読む
編集部からのみどころ
ゲームの進行を追っていくだけでいろいろな団体を知れるというお得な記事です。
ほりさんの語りに沿ってここまで読まれたと思いますが、次は参加者の2人に感情移入して読み直すとこのゲームの理不尽さが改めて感じられるかと思います。ハナウタさんは写真5枚中2枚で頭抱えてますからね。(石川)
おまけ:コインロッカーを見失わない方法
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