特集 2024年7月10日

新潟にある「弥彦山」はスカイツリーと高さが同じ

いまスカイツリーと同じ高さです!

新潟にある「弥彦山(やひこやま)」という山は標高634メートルで、スカイツリーと同じ高さなのだとか。

ということは見える景色も似てるのか、どちらも登って確かめてきました。

行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー)

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> 個人サイト むかない安藤 Twitter

スカイツリーは634メートル

東京にあるスカイツリーは高さ634メートルである。

数字だけ言われてもいまいちピンと来ないが、間近で見るとかなり高い。

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真下に行くと見上げただけで高所恐怖症になりそうなくらい高いです
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スカイツリー、高さ450メートルの展望回廊からの景色
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すっごい高い

スカイツリーは634メートルとはいえ、普通に行くことができるのは450メートルの展望回廊までである。それでも目が眩むほど高い。

一方、新潟にある弥彦山は山頂が634メートルなのだとか。

ということは山頂まで登ればスカイツリーのてっぺんからの景色を体感できるはずである。それは登りたいだろう。新潟に向かった。

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鳥居がでかい

弥彦山へと向かう途中、なにやら巨大な鳥居が見えてきた。

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とつぜん巨大な鳥居が出現して目を疑う。鳥居の先に見える山が634メートルの弥彦山である

弥彦山はもちろんでかいが、この鳥居もちょっと意味がわからないくらいでかいのだ。

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でかい

下を走る車がミニカーのようである。

それもそのはず、この大鳥居は両部鳥居というタイプの鳥居としては日本一の高さなのだとか。

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真下から見上げると、でかすぎて鳥居に見えません
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鳥居をくぐった先にあるのが弥彦山

この鳥居をくぐって突き当りにある立派な山がこれから向かう弥彦山である。あれがスカイツリーと同じ高さだとするとスカイツリーすごくないか、あんなにでかいのか。

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神社を過ぎて山に入る

弥彦山は麓に彌彦神社という、これまた立派な神社を擁する。

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彌彦神社という立派な神社を過ぎて

神社で手を合わせたら、神社の横から始まる登山口へと向かう。ここが弥彦山への入口である。

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ここからが登山道です
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まだ14時なのにすでに薄暗い

さすがは山。麓に着いたのは14時なのだけれど、鬱蒼と繁る森が日を遮り、山道にはすでに街灯が点っていた。

山頂までは歩くと1時間半くらいだというが、この感じだと夕暮れまでに無事に山頂までたどり着ける気がまったくしない。

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ロープウェイなら5分です

というわけで迷うことなくロープウェイに乗ることにした。

ロープウェイだと山頂まで5分なのだとか。歩いて1時間半のところを5分で着いちゃうとは、文明すごすぎである。

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ロープウェイって興奮しますよね
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「うみひこ」号に乗車。かわいい

ロープウェイは15分おきに運転されていた。

どきどきしながらゴンドラの中で待っていると、乗務員さんがドアを閉め、外にいる係の人と最終確認をする。しばらくしてから、うみひこ号は、思い出したように一気に斜面を登っていった。

加速するにつれ耳がツンとなるのはスカイツリーのエレベーターも同じである。違うのは車窓からの景色だ。ぐいぐい上昇するロープウェイからは、遠くに海が見えてきた。

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海が見えた!
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すれ違う「やまひこ」号に手を振る

ロープウェイでは同乗した乗務員さんがマイクを使って弥彦山の歴史や豆知識を教えてくれた。

「ロープウェイは時速13キロ、これは遅そうに思えますが、下りのゴンドラとすれ違う時には26キロに感じられます」。

なるほど。横をかっとんでいく下りのゴンドラに一瞬手を振る。これもスカイツリーにはない楽しみだろう。

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あっというまに山頂駅に到着

今回はスカイツリーと同じ高さである弥彦山に登るということで、弥彦山とスカイツリーとの相違点に注目してみた。

あくまでも主観なのでご理解いただきたい。

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スカイツリーと弥彦山の同じところ①:頂上まで一気に上がれる

ロープウェイを使って頂上まで一気に上がることができるのはスカイツリーと同じである。スカイツリーはロープウェイじゃなくてエレベーターだけど。

料金的にはスカイツリーが3500円、弥彦山のロープウェイが1500円。これは単純には比べられないが、弥彦山のロープウェイは景色も見えるしガイドさんの案内付きなのでお得感がある。

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634メートルはスカイツリーといっしょ!

ロープウェイの山頂駅からあと少し階段を登ると弥彦山の山頂である。

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スカイツリーと弥彦山の違うところ①:景色がまったく違う

弥彦山山頂からの景色はスカイツリーとはまったく違っていた。

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山頂付近からの眺め。森と平野、そして家が点々と見える。遠くには佐渡島も
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こちらはスカイツリーからの眺め。すごい、よくできたプラモデルみたいだ

見える風景はまったく違うが、高いところに来た!という感動は共通だと思う。スカイツリーの展望回廊の方が高さは低いはずなのに、山に比べて真下を見るからだろうか、怖さはスカイツリーの方が怖い。 

スカイツリーと弥彦山の違うところ②:野生動物がいる

弥彦山は山なので動物がいる。空を見上げれば鳥が飛んでいるし、木々の間からガサゴソと何かいる気配がする。

スカイツリーは観光客がたくさんいるが、動物はいない(麓に水族館はあるけど)。

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弥彦山にはマムシがいたり
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大型獣類がいたりします。大型獣類という呼び方がまたスリル
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山頂には野ウサギもいました

スカイツリーと弥彦山の同じところ②:電波を発している

電波塔であるスカイツリーと同じく、弥彦山の山頂にもテレビのアンテナが設置されていた。高さを生かした共通点である。

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電波を発しているという点ではスカイツリーと同じ
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NHK

スカイツリーと弥彦山の違うところ③:歩いて下りられる

下りは山道を歩いて降りたのだけれど、1時間もかからずに降りてこられた。スカイツリーは普段は階段で降りることはできないが、山なら歩くのも楽しい。

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裸のおじさんが登ってくるのもスカイツリーでは見られない光景だろう
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山道は途中に高さの目印があるのでそれを励みにがんばれます

高いところは楽しい

スカイツリーを近くで見ると「すごい!人間はよくこんな巨大なものを!」と感動するのだけれど、同じ高さの山に登ってもやはり「自然すごい!」と思ったし、山頂にアンテナを建てたり麓に巨大な鳥居を作ったりする人間はやっぱりすごいなと思った。

ともあれ、けっきょく人は高いところに行くと感動するのだ。月を目指したくなる気持ちもわかる。

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