特集 2023年4月10日

唐辛子で作ったリースが辛そうだけどおしゃれ

この大量の唐辛子でリースを作ります。

唐辛子で作ったリースが可愛いし魔除けとしても人気なのだとか。

唐辛子?ってあの辛い唐辛子?

作っている人に聞きました。

行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー)

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> 個人サイト むかない安藤 Twitter

唐辛子のリースが流行っている

近所にセンスのいいフラワーアレンジメントの先生がいる。

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大類先生。

先生に最近どんな花が流行っているのか聞いたら、だんぜんドライフラワーだと言っていた。

大類先生「以前は結婚式とか、お祝いの席にドライフラワーはよくないって時代もあったんだけど、今はヘアアレンジにもテーブルにもドライフラワーはよく使われますよ。どう飾ってもおしゃれになるので。」

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ドライフラワー。
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枯れてるのにカラフル。

たしかにおしゃれだ。

でも見たことない花ばかりである。何が乾くとこうなるんだろうか。

大類「さいきん人気なのはアジサイかな」

アジサイ?ってあのカタツムリが好きな梅雨時に咲くアジサイ?

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これがドライのアジサイ。確かに可愛い。

大類「ほかにもスモークツリーとかパンパスグラスとか、インパクトがあって可愛いドライフラワーが人気ですね。」

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スモークツリー。その名の通り、雲みたい。
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パンパスグラス。ふわっふわ。

そんな流行りのドライフラワーの中でも、特にこのところ人気というか、大類先生がイチオシの作品がこちら

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インパクトのあるリース。

これ、じつはぜんぶ唐辛子でできているのだ。

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材料がこちら。

材料を見るとそのまんま唐辛子だった。

花ではないのでドライフラワーといえるのかわからないが、韓国市場ではなくお花の市場で仕入れているらしいので業界的にはお花扱いなのだろう。

唐辛子ツリーはベースとなるリースにとにかく根気で一つずつ刺していくのだという。

手とか目とか、辛さで痛くならないのだろうか。

大類先生「作り始めた最初の年は痛かった気がするけど、もう慣れちゃって、今はなんともないですね。でも何千もの唐辛子を一つずつ刺していくので、そりゃあもうおかしくなりそうになりますよ。」

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唐辛子を枝から外し、大きさをそろえてリースに刺していくのだという。
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出来立ての頃は真っ赤だった唐辛子リースが、2年くらい経つと落ち着いた色になるのだとか。
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左が2年物、右が3年物。徐々に赤さが抜けていき、いい感じの枯れ感になる。

唐辛子のリースはお店をやっている人なんかが魔除けとして注文しにくることも多いのだという。

そういえばうちの実家も米びつに虫が入らないように唐辛子を入れていた。これを玄関に吊るしておけば悪いものが入ってこなさそうである。

唐辛子リース、真似して作ってみたい気もするが、完成させるまで絶対に根気が続かないと思う。途中で目とかこすっちゃって泣きそうだし。

これを年にいくつも作っているという大類先生は、やっぱりただものじゃないなと思いました。

 

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