ローソンはメロンパン屋さんである
ローソンには普段から数種類のメロンパンが売られている。
考えてみてほしい、街のパン屋さんですらメロンパンばかり数種類は置かないだろう。この時点でローソンはメロンパン屋さんを名乗っていいと思うのだ。
ついこの間まで会社の近くのローソンではメロンパンまつりをやっていたと思うのだが、さっき行ったらその表示はなくなっていた。人が来すぎて業務がパンクしたのかもしれない。
そんな街のメロンパン屋さんことローソンで、最近売られ始めた新作がある。
これだ。
これが出た時は「はいはい、チョコチップの入ったメロンパンね、食べたことあるよ~」と大人の余裕でスルーしていた。今思えば恥ずかしいかぎりである。
出会いは突然に
2週間ほど前のことである。年度末の繁忙期でへろへろになりながら会社近くのローソンに寄った時、これを見つけて深く考えずに手を伸ばしたのだ。
そうしたらこれが僕が知るチョコチップメロンパンとはまったく違っていて雷に打たれた気分だった。
美味しい。でもこれより美味しくしてしまうともうケーキになってしまう気がする。パンといえるギリギリのところで仕留めた商品なのだ。
普段われわれは生きるために食べていると思うのだけれど、今の僕に関して言えば、これを食べるために生きていると言っても過言ではない。
チョコの比率が完全
ちくしょうこいつの美味しさを語りだすと長くなるが、ひとつ上げられるのはパンに対するチョコの比率が完全だというところだ。
パン生地に練り込まれたチョコチップは大きく噛み応えがあり、中に忍ばせたチョコは小さく香り高い。ホイップクリームで天国に送り込まれた後、チョコクリームが出てきて宇宙の謎が解ける、といった具合だ。
僕は自主規制で一日一個と決めているのだけれど、それでも毎日会社に行く前にふらふらとメロンパン屋に引き寄せられている。二個目に手を出す日も近い。助けてほしい。