アフォガートの美味しさ
寒い季節に食べるアイスは美味しい。夏に食べたって美味しいのだけれど、冬のアイスはまた特別な美味しさがあると思う。もちろん寒いので、そこに暖かさを少しばかりふりかけると格別な美味しさになるわけだ。
エスプレッソコーヒーはそれだけ飲んでも十分に美味しい。バニラアイスもまたそれだけ食べても十分に美味しい。つまり、それを組み合わせることで生まれる「アフォガート」は二十分に美味しいということなのだ。
手軽にできてしまうところも評価したい。かければ完成なのだから、朝飯前である。ただ朝飯前にアフォガートを作り、デザートとして食べる場合は朝食後ということなので、その頃はバニラアイスが完全に溶けてしまっているとは思う。
美味しくて一人キャッキャとはしゃいでしまう。ただもっと攻めてもいいのではないだろうか。エスプレッソコーヒーでなくてもいいと思うのだ。アフォガートにもっと自由を、ということで、自動販売機に売っている温かい飲み物をバニラアイスにかけてアフォガートを作りたいと思う。
静かなる海でアフォガート
冬の海は静かだ。波は白波をたてるが、夏の賑わいと比べれば静か。重たい雲が海を覆い、フランス絵画のような景色になっている。そんな海でアフォガートを食べる。どの飲み物が美味しいだろうか。
私は静かな冬の海に夏を思い出して欲しいと思った。アフォガートを食べた時、私は一人キャッキャとはしゃいだ。そうなのだ、アフォガートの美味しさではしゃぐ私により、海に夏を思い出させるのが目的なのだ。だから、私は海に来たのだ。
この記事、ジャンルで言えば「食レポ」ということになると思う。食べた私が感想を書くことで、美味しいか不味いかがわかるわけだ。ただ私は言葉ではなく行動で示したい。感想も書くけれど、言葉なんて所詮は泡沫の夢。行動で示したい。
写真ではわからないという方もいると思うので、感想も書いておこう。
これが現場での私の感想です。寒いのだ。
日本茶によるアフォガートは今のような評価になる。一応、現場での感想を書いておこう。
これが日本茶によるアフォガートの感想となる。味の感想より海の感想になりがちなので、やはり味は行動で理解して欲しい。寒いのに美味しいから海に入る、そういうことなのだ。
ほっとレモンなんて冷えた体に一番いい飲み物。現場での感想です。
以上が感想となる。律儀に1缶毎に海に入っていることを、この時の私は評価して欲しかったようだ。
引き続きアフォガート
味を行動で示す、というのを思いついた時に、実にわかりやすい味の表現法だと思った。ただ寒かった。しかしわかって欲しいのは、現状ではすべてのアフォガートで寒いと知っていながら海に入っている。つまり美味しいということなのだ、きっと。
じっくりコトコトとパッケージに書いてある。ただ海は少しで十分に冷える。じっくりコトコトの必要はない。
何を勘違いしたのか、これで最後だと思ってしっかりと感想を現場で言った。でも、全然最後じゃなかった。あと2つあった。震えが止まらない。
たぶんもうコーンスープの時のようには話せない。体温貯金は使い切った。
今となっては不味くあって欲しいとすら思った。不味かったら海に入らなくていいから。でも、どれもそんなことはなく美味しいのだ。
安全面も考えてカメラマンを含め何人かここにいるのだけれど、寒いと話していた。私が一番寒いという事実に気がついて欲しい。
カメラマンがおもむろに口を開いた。
暖かいお家でアフォガート
アフォガートを海で食べたけれど、季節を考えると暖かいお家で食べるのが一番美味しいと思う。ただ正直、どれも美味しかったはず。寒いとは嫌というほど思ったけれど、不味いとは思わなかった。別にエスプレッソコーヒーでなくてもいいのだ。ただ家で食べるのがいい。
おまけのアフタートーク
今回の記事について担当編集安藤とライター地主くんが語るアフタートークです。いろいろとわからなかったことがクリアになりました(編集部安藤)。