もう一回やらせてください
溶接マスクで緊張感が出ることは分かった。しかし第三者の目が入ると分からなくなる。頼むよ緊張感。そんなに簡単にいなくならないでくれ。
もう一回やってみよう。今度はカフェのテラス席で座っている林さんと窪田さんを見る。
認めよう。ちょっと怖すぎる。
写真を並べたら自分でも分かった。目元以外隠れた人が、何でもないものを警戒する様子は、とても怖い。
影の付き方が油絵みたいだ。でも本人は真剣にドキドキしているので目に力があり、たまに動く。怖い。
こんな人が「見え方が違っておもしろい」とか言ったって共感できるはずもない。
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分かり合えないことが分かったが、始めちゃったので続けます
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本人には良い緊張感、第三者には悪い緊張感が出る
そういえば、サングラスをかけた人は怖い。紫外線対策のためのフェイスシールドを付けた人も表情が分からなくて怖い。本人は快適だからやっているのに。
顔を隠す高揚感と、隠される警戒心はどうしてもぶつかり合ってしまう。人に対して、一方的に顔を隠す状況はできる限り作らない方がいいだろう。
緊張感を出す演出が一個見つかり、自分への戒めも一個見つかった新宿での撮影でした。
ささやかなおまけ
記事に使わなかった写真
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