冬に何を着たらいいのか問題を考える
林:
今回は、質問からいきます。冬の服装についてなんですが、冬は(建物の)中が暑い。という問題ですね。
増田:
はい。
林:
昨日ちょっと計ってみたんですけど、10℃ぐらい違うんですよね。電車の中とかで。

増田:
ですよねえ。
西村:
電車の中24℃ですか? すごいですね。
注)この後にも触れますがちょっと高めに出る温度計でした
林:
一応、ポケットに入れないでずっと手に持ってたんですけど、それでも24℃ぐらいにはなりますね。……で、どんな服を着たらいいですかね、って気象予報士の増田さんに聞いてもしょうがない気もするんですが……。ただ、そういう話題って天気の時間によくありますよね。
増田:
はい、ありますね。冬の初めとかは、服装気をつけましょうね、みたいなことは言ったりするんですが。
林:
オフィスは18℃以上にしろという法律?があるんですよね。
小林:
『労働安全衛生法』ですね。18℃以上、28℃以下にしましょうという「努力義務」ですね。
林:
商業施設がけっこう暖かいんですよね。デパートとか。
西村:
上着を脱ぎゃいいだろって話ですけど、商業施設は脱いだ服、しかも分厚いのを手に持って歩くのが面倒くさいんですよね。ロッカーに預けるにしてもお金かかるし……。すごく昔の百貨店とかはクロークとかあったんでしょうけど。
林:
店員さんはちゃんと薄着なんですよね。暑いのわかってるから。
増田:
汗だくで冬服を見てた記憶ありますね。
林:
店舗や室内の温度をデータとして集めたものはないですか?
増田:
室内の温度はデータとして集めてはないですが、そうですね、昔取材したのは、電車の中。JRが車両ごとの気温を測っていて、それをアプリに電車ごと車両ごとに何両目は何度ですよっていうのをリアルタイムに配信しているんですよ。ただこれはあまり知られてないかな?
小林:
JR東のアプリは山手線だけですかね。
林:
(アプリの電車の温度を見ると)きのう僕が計った電車の中の24℃ってちょっと高めですかね? もともと外気も14℃で高めに出てるような気もしますね。
西村:
温度計そのものの正確さがちょっと気になってて、僕が今持ち歩いている温度計は、最初使う前にジップロックかなにかに包んで氷水に付けて、温度が下がりきったところで0℃に設定してくださいって書いてあって、それで校正したんですけど、今朝バイクに乗ってきたときの外気が……9.2℃って出てて、ちょっと高いのでは? って思ったんですが。
増田:
それは、どこにつけてたんですか?
西村:
リュックサックのポケットに入れてたんです。
増田:
なるほど、その場合リュックサックの温度がちょっと影響してるかもしれないですね。
西村:
そうか、けっこうシビアですよね。特に持ち歩くタイプの温度計はどういう状態で計ったかで、2、3℃は誤差が出そうですね。
結局、薄着に厚めの上着が正解では?
林:
話が脱線しましたけども、服装の話。僕、今日インナーを厚めのフリースで、上を薄手のコートにしてみたんですけど、めちゃくちゃ失敗でした(笑)
小林:
逆(薄手のインナーに厚手のコート)がいいんじゃないですか?
林:
逆でしたね、今暑いんですよ。これはダメだぞという写真を撮ってください。
増田:
商業施設とか電車の中は薄着で上着は厚手のものを着て、脱げるようにしておくしかないでしょうね。
林:
北海道の人はそうですよね、ダウンの下がすごく薄着。
西村:
真冬に青森のおじさんのところに行ったら、ステテコにシャツで出てきたことがあって、家の中が夏みたいに暑いんですよね。石炭ストーブみたいなのでガンガン温めてたりするから。
林:
東京の家って寒いですよね。
西村:
家は寒いですよね、東京は。家自体の防寒対策も、暖房器具も貧弱ですもんね、仕方ないことなんですけど。
増田:
電車に乗るときとかは、やっぱりそのステテコおじさんじゃないですけど、厚着の服をすぐに脱げるようにするのがいいというのと、あと、電車でひとつ気象予報士的なことを言うとしたら、日中は太陽の角度を計算して乗るのも一つの手ですね。
西村:
あー、なるほど。
増田:
太陽の陽があたる側に行っちゃったら、余計に暑くてフワッとなっちゃうので、こう、まあ通勤なら通勤のときに太陽の向きってのはわかってると思うので、そっちじゃない方に……。
西村:
地上を走る電車の場合、確かに東西線とかはその名の通り東西に走るわけだから、千葉から東京に行く場合はなるべく北側、進行方向右側に居るようにすると。
林:
東京の電車は、中央線も私鉄も東西に走ってる電車が多いから……。
西村:
そんなのもうやってるよって人も多そうですけど、僕は電車にたまにしか乗らないのであんまり意識してなかった……。南北を走る、例えば京浜東北線の北行とかだと、午前中は東側、午後は西側(北に向かって走る場合は午前、南に向かって走る場合は午後に、進行方向に向かって右側に日が当たる)を避けて位置取りすると。
林:
新幹線も日の当たる場所は出張慣れした会社員がいないですよね。こっち側空いてんなーと思って座るとすごく日の当たる席だったりして。
西村:
石めくったら冬眠してる虫が集まってるのみたいですね。
林:
猫が日向で座ってるみたいな。
増田:
あとこれ、日焼けするのが嫌な人も意識してる人は多いと思います。冬でも結構、日焼けしちゃいますから。
西村:
まあ、とにかく屋内で暑くなったら日差しをさけて上着を脱げという、原点に戻る感じなんでしょうね。
増田:
電車とか商業施設が暑いのって、例えば慌てて電車に入って「うわっ暑いけど脱げない!」という風になったりとか、体を動かしたあとに店の中に入ってすぐ「うわぁ暑いな」ってなることが多いので、しばらくどこかで体を冷ましてから入るとか、結局は多少余裕を持った行動をしましょうという感じなんでしょうね。
おすすめの防寒方法はありますか?
林:
質問がきてます。おすすめの防寒方法はありますか? という質問です。
増田:
防寒ね〜、なんだろう。
西村:
増田さんは、毎朝中継で外にいるじゃないですか? 今日みたいに寒いときはどういう防寒対策してるんですか?
増田:
中継中は建物の中にも入るので、あんまり着込めないんですよ。寒いときはもうダウン着ていればまあ。
西村:
ずっと外にいるわけじゃないってことですよね。
増田:
そうそうそう、なので、そこまで耐えられないのはないんですが。ひとつあるのが、あの災害時とかに、こう体に巻く銀色のやつあるじゃないですか。
小林:
ありますね。
増田:
あれはやっぱり暖かいんですよね。
林:
あ、そうなんですね。
増田:
ちょっと足が寒いときとかに巻いたりすると、全然違いますね。みなさん、防災グッズに入っていると思うんですけど、一度ためしがてらに使ってみるのもアリだと思います。
西村:
ぶっつけ本番で使うんじゃなくて、事前にあらかじめ使っておくのは大事かもですね。
増田:
そうそう。で、意外といけるだったらいいと思うんですけど、あれ? 自分は寒がりだから、これじゃ足りないぞとなったら、防災グッズにもっと暖かいものを詰めとかなきゃいけないでしょうし。結構あったかいですよ。
西村:
なんていうんだろう、銀シート?(エマージェンシーシート、アルミ保温シートなど呼称はいくつかあるようです)
増田:
一個、数百円で買えますね。
小林:
ダイソーとかでも売ってますよね。安いのは寒いのかな?
増田:
いずれにせよ、防災訓練も兼ねて使ってみるのもアリだと思います。
林:
(北海道の陸別町で行われる)しばれフェスでは氷でできたドームのなかで寝るんです。防寒で上からかけるものばかり考えがちなんですけど、実は下に敷くものがすごく大事で、地元の人は銀色のマットを敷いてましたね。
傘を持って行くとよい降水確率は?
林:
質問もう一つあります。
「半袖にーさん」の23℃みたいに、傘を持ったほうがよい降水確率というのはありますか?
武井崇さん
増田:
これね、増田式降水確率というのがあって、これ番組で何回か言ってるんですけど……。
増田:
これ、60%以上だったら、もう絶対傘持っていってくださいと。
西村:
60%か。
増田:
そうです、60%以上は持っていったほうが良い。自分は晴れ女だから、晴れ男だから降られない!という強気の人は 40%、50%は持たなくてもいいけど、普通の人は持った方がいいと思います。
西村:
この60%ってのは、降るか降らないかの話なんですよね。
増田:
そうです。1ミリ以上の雨が降る確率ですね。
林:
今日は10%だけど、8ミリ降りますということもあるわけですよね。
増田:
ありますあります、夏は10%でも降ったらめちゃくちゃ降るってありますよ。
西村:
そうか、夕立とかがそれですよね。
林:
1ミリでも10分ぐらい傘ささずに歩いたら結構ビチョビチョになりますもんね。
増田:
この増田式降水確率って、3年ぐらい時々出してるんですけど、全く定着しないので、どういう風に覚えてもらえるといいのか……。
林:
半袖兄さん(23℃以上になったら半袖でも大丈夫)みたいな語呂合わせを……。
増田:
なんかいいアイデアないですかね。
小林:
ないですよ。
林:
60%以上は傘を持ってということなんですよね。
増田:
あ……傘にロックオン!
一同:
(笑)
増田:
みなさん失笑ですけども「傘にロックオン」でよくないですか? これは、皆様からのご意見もお待ちいたしております。ロックオンでやってみようかな。
林:
こないだドイツからきたライターが、ドイツでは全く傘ささないって言ってましたね。
増田:
ヨーロッパはそういいますね。
林:
インバウンドの方も傘ささないですよね。アメリカ人、カナダ人も傘ささない。
小林:
なんでだろう。
増田:
色々理由はあるかもしれないですけど、お天気の視点から考えると、緯度が高いところなので、日本みたいにバーっと降る回数は少ないんでしょうね。
林:
緯度が高いバーっと降らない?
増田:
単純に、気温の話だけに単純化すれば、気温が高ければ高いほど空気中の水蒸気って多く含むことができるので、夏はバーっと降りますよね。逆に春とか寒い冬は、しとしと弱い雨が降っているという事が多い。
林:
空気中に水分のストックがあまりできないと。
増田:
雨の降り方もブワーッというのが日本に比べると少ないのかな? というところですね。
西村:
逆に、バンコクとかジャカルタみたいなところでスコール降ってるときに傘さしてる人はあんまりいないような気がしますね。あそこまでに行くと、どこか屋根のあるところに避難するとか。うっすいナイロンのカッパだけ着てバイク乗ってるイメージありますね。
林:
傘をさしても意味がない雨が降る南と、傘をさすほどの雨の降り方をしない北の、ちょうど真ん中辺りに日本があるから、こんなにみんな傘をさすんですかね。
増田:
そういうところはあるかもしれませんね。





