最高気温トップ20はもうすべて40度以上～気象予報士増田さんの詳しすぎ天気解説 7月

6月のクイズは過去最高の正解率

林：
前回の出題時に27%（6月5日）が出ていて、それを下回るかどうかだったのですが、下回らずに27％が正解になりました。
増田：
全然でした。
林：
下がらないもんですね。
増田：
6月の後半は難しいですよね。
林：
過去最大に当たった人が多い回でした。

増田：
お風呂の排水溝って。
林：
いつもそこで天気を見てるんですかね。
増田：
排水口の乾き方はちょっと気になるな。うち昔古い家だったので、土間をコンクリートで固めてあったんですけど、コンクリートが古いから微妙にヒビが入っていて、そのヒビにそって湿ってくる。うちの母親なんか、今日は雨やな〜って言ってました。土間天気予報。

7月のクイズ：7月の最高気温・全国で

林：
7月は遠慮なく40℃とかになりますよね。
増田：
40℃を超える年も多くなってきましたから、日本歴代最高気温41.1℃は熊谷で2018年7月23日です。2年後の2020年8月17日に浜松でも41.1℃。
林：
さっきの話だと、雨は降るかどうかがキーなんですよね。
増田：
雨が度々降るとリセットリセットでなかなか高温にたどり着けないということになります。
林：
雨が降るかどうかは太平洋高気圧の強さ次第。
増田：
はい。
林：
太平洋高気圧の様子は今年はどうですか。
増田：
太平洋高気圧は順調に強そうですね。7月は。今のところ。エルニーニョのことを考えると、どっかで絶対に弱まって不順になるパターンが来ると思うんですよ。それが8月かもしれないし、7月の後半に来るかもしれないし。
林：
まだフィリピンの海水温が低いという話は。
増田：
いまのところないと思うんですけどね。
林：
じゃあ7月暑くなる可能性がありますね。
増田：
あとは台風が発生するのかしないのか、発生した場合はどこを通るかですね。日本に直撃ってなったりすると雨だけ降らせて去っていったら。
林：
それで冷えますね。
増田：
一旦リセットされますけど、日本のちょっと西を通ったりすると、熱い空気だけやたら入ってくるということになるので。
林：
山形で40.8℃のパターンですね。

最高気温トップ20はもうすべて40度以上

林：
僕の予想は41は行かないけど、40…39.8℃ぐらい。
増田：
なかなか現実的なところ。
林：
東京じゃなくてもいいんですよね。高知のえかわ…。
増田：
江川崎。各地の強豪たちが集う時期になりましたので。
林：
最高気温甲子園。
増田：
いろんな強豪がありますからね。熊谷を始め、浜松が意外なんだけど。あのときもフェーン絡んでましたから。
林：
あと群馬勢も強いですよね。
増田：
群馬勢強いですよ。群馬勢は安定した強さはありますけど。記録は作れてない。熊谷みたいな全国優勝はできない。
林：
今更ですけど、九州って暑そうなのに最高気温出てないですね。
増田：
そうですね。
林：
鹿児島宮崎とか。
増田：
大分の日田とかは有名ですけど。
林：
日田は内陸。
増田：
全国のトップ20に九州は入って…ない。ひとつも。四国は江川崎が入っている。中国地方も入っていない。

林：
九州って海沿いじゃないところは標高が高いからかな。
増田：
標高が上がっちゃうと当然気温が低くなるので、平野部かつ海から離れたところが有利なわけですよね。そうすると、そういう地形が少ないのかもしれないですね。一番有利というか、関東平野は一番広くて、当然内陸は海から遠い。平野部だから気温が高く出やすい。
林：
都市はみんな平野に作りますけど。近畿も関東も。暑くなっちゃうところなんですね。
増田：
そうですね
林：
都はだいたい暑いんですね。
増田：
本来は海の近くだとちょっと涼しいので、都市気候がなければ夏はある程度涼しくなるはずですけどね。
増田：
近畿だったら、それこそ京都とか。盆地。
林：
関西ってベストテンに入ってないですか。
増田：
20に入ってないです。20位に入ろうと思ったら、40.3℃以上ないといけない。
林：
今そんなことになってるんですね。100m走って今そんな記録になってるんだ！って感じですね。
増田：
世界のトップ20ってそんなに速いの！？って。

増田：
10年後にこのランキング見たら、あんな数字で言ってたの？ってなっちゃうんでしょうね。
小林：
43℃とか。
増田：
あっという間だと思いますよ。
増田：
0.1℃ずつしか日本記録更新していないって言ってましたけど、ジャンプアップで42いっちゃったじゃんとか、そのうちあると思いますよ。