勝島運河は京急線 立会川駅から徒歩五分程度、鮫洲駅からも歩ける範囲のところにある。
勝島運河ではたくさんの停泊する船を見ることができる。また、地元住民と思われる人たちがのんびり過ごす光景をあちらこちらで目にする。地元の人たちの憩いのスポットなのだろう。
そしてそんな勝島運河で見つけたのがこの看板。
「あぶない!」と水辺の危険を啓蒙する看板だ。風に飛ばされた帽子を追いかけてつい水に入ってしまったのだろうか、男の子が波にさらわれている。そして小憎らしい波の表情。一度見たら忘れないインパクトを私たちに残す。
しかし、私が見つけたのはひとつだけではなかった。
次に見かけたのがこれ。
周りの支柱がさびさびで年季を物語る。
そしてこちらは波の周りの主線を描かないタイプだ!
こんな感じで勝島運河を散歩しながら、間違い探しみたいな「水辺の危険ボーイ看板(今名付けた)」を見つけていきます。
劣化で波が消えかけているのがよりなんか恐ろしさを際立てている。今では波がどんな顔をしていたか知る由もない……こんなんホラーじゃん……。
これまた錆の出具合がこわい。波が充血しているみたいだし、帽子が血濡れにも見える……子どもが泣いちゃう。
こちらは線が太いからか、ポップさを感じる。あと注目してほしいのが、波に怒りマークがあるし目を瞑っている。怒りながら「やれやれ」って感じ……? 絵心のある人の犯行とみた。
何この顔!? 今までで一番波の煽りポイントが高いのが異質でお気に入りの一枚だ。あと、少年の表情がこれだけバッテンなの気になる。
これも怒りマークがあるタイプでベロが出ている。テイストが似ているので一枚前と描いた人が同じなのかもしれない。
このへんでなんか対岸にもそれっぽい看板があることに気づいてしまった。
重ねて言うけどこの日の最高気温は34度、散策を楽しむ気温には程遠い。熱中症をおこしそうな気温の中、対岸まで行って別の看板だったら悲しすぎるがそこは好奇心が上回った。
鮫洲橋を渡る前に不思議な質感の水辺の危険ボーイ看板を見つけた。色褪せているのかな……? 「あぶない!」の文字の周りだけが絵の具のひび割れた質感なのはどういうことなんだろう。
これから鮫洲橋を渡る。対岸の看板も水辺の危険ボーイでありますように。