特集 2020年4月13日

キリン研究者と巡る 自宅でアフリカの動物鑑賞

カメラからの距離で見えてくる動物の性格〜慎重だぞ、スイギュウ〜

シマウマと対照的に、かなり慎重な様子が伺えたのがアフリカスイギュウ。俗にいうバッファローである。

大群!これは壮観だ、格好いい…

これだけの大群と砂埃と。思わず息を飲む光景だ。

郡司:アフリカスイギュウは100〜200頭という大きな群れを作ります。警戒心が強くて、車が近づくとこうして距離をとるんです。
林:すごい、めちゃくちゃこっち見てますね。

これなんか必死で逃げて、安全な距離(一番左端)まで逃げたらこっちを見てる。かわいい

北向:こんな立派なツノ持ってシマウマよりよほど強そうなのに…
郡司:身体も大きいのに、警戒心が強いんですよね。
林:シマウマの無鉄砲さが際立ちますね。

アフリカスイギュウは”アフリカのサファリで見られると幸運な5種”とされる、通称「ビッグファイブ」のうちの1種だそうだ。

郡司:実はキリンは(簡単に見られるので)入ってないんですけど…ライオン、ゾウ、ヒョウ、サイ、アフリカスイギュウの5種がビッグファイブと呼ばれます。サファリツアーで人気の、大型で比較的危険な動物たちです。
北向:こうやって巡るとアフリカスイギュウもわりと見つけやすそうですが…
郡司:そうですね、ビッグ5のなかでは最弱、みたいな感じなのかなと。
北向:(四天王のアレみたいだな…)

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響きがいいぞ、ビッグファイブ

郡司:サイは頭数が少ないので…私も見つけたことはないです。でも海外のサイトとかで調べると全種をストリートビューで探すことはできるみたいで、まだそこには私は到達できてません。
北向:集めたいですね〜。
郡司:集めたいですね〜。

郡司:少し通り過ぎるとちょっと座り始めて。
北向:道を進むと時系列がわかるのがおもしろいですね。
郡司:そう、そうなんですよ!振り返ると、車が通り過ぎた後に何してるかがわかるので…リラックスしてご飯食べ始めたりというのが見られますね。

そうか、時間軸が存在するのだ。ストリートビューは1枚の写真のようでいて、道を進めることで車が通る前、通る瞬間、通った後、と同じ対象を眺めることができる。これに気づくととても楽しい。

ひとつ上に挙げたスポットが特に分かりやすいので良かったら動かしてみてほしい。スイギュウとシマウマの距離感の対比、紛れ込む小さなイボイノシシ。かなり良い鑑賞スポットだ。
VRでこの群れの真ん中をつっきるのも楽しそう(Oculus Goでできるそうだ)。

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次々現れる野生動物たち

ジサイチョウという、あまり飛ばない肉食の鳥(すごい顔がこわい)。クチバシを半開きにしている不敵な感じがたまらん

みんなで日向ぼっこをしているカバ。晴れた日は半分上陸してこうやって寝ているそうだ。これ見つけるのすごいな…!

北向:ここらへんに動物がいそう、ってわかるものなんですか?
郡司:むずかしいですけど、ここらへんにはいないな、っていうのはわかりますね。草が少ないとか…逆に川沿いあたりは狙い目ですね。

郡司さん曰く、仕事から帰ったあとに動物鑑賞をすると気持ちが晴れるとのこと。日本では見られないこのスコーンと抜けた景色を歩くだけでも開放感があるものなあ。とてもわかる。

中央がおそらく「トピ」。日本の動物園にはいない種だ。そしてしれっと混ざるシマウマ(シマウマは特に他の種と一緒にいることが多い)

お腹の黒いラインが特徴のトムソンガゼル

トピやトムソンガゼルのようにシュッとした種はシカの仲間と誤解されがちだけど、実際はウシ科。アフリカにはシカはほとんどおらず、ウシの仲間ばかりだそうだ。

郡司:大きいのがウシ、スレンダーなのがシカと思われがちなんですけど、1番の違いはツノなんですね。

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ちなみにキリンやサイのツノはまたタイプが違います

アフリカのガイドブックにも「シカが見られる」と書いてあったりするけど、それはウシだそうです。みなさん、ウシですよ(シカは、チュニジアあたりにアカシカがいる程度とのこと)。

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