■「魔法の強さ」とは……?
あの世界における「魔法の強さ」の概念もよくわからないですよね。ハリー・ポッターもすごく魔力が強いって感じじゃなかったじゃないですか。
そうそうそう。ヴォルデモートも、みんなから恐れられているわりにはそんなに強くない感じだったし。
アバズレみたいな敵の女いるじゃないですか。アレもロンの母ちゃんにやられちゃうじゃって、「えっ、こんな弱いの!?」って。あんな主婦みたいな人にアッサリ負けちゃうのかよって。
それも、もったいつけずに3秒くらいでやられちゃうから。
あの世界での魔法勝負って結局、早口で呪文言ったもん勝ちみたいな感じでしたよね。
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■結局、舞台はイギリスなの? なんなの?
あとわからないのが、あの魔法世界はどこにあるんだってことですよ。舞台はイギリスだと思いますけど、最初、駅の柱の中に入っていったから、あそこで『のび太と鉄人兵団』みたいに、完全なパラレルワールドに行ってるんだと思ってたんですよ。でも、人間世界に魔法のバスが走ってたり、人間の首相と魔法省が絡んでたり……。結構、人間世界と魔法世界がごっちゃになってるじゃないですか。人間たちは魔法使いについてどこまで認識してるんですかね?
その辺、原作を読んでもよくわからないですね。
生徒たちも、魔法世界ではずっとあの魔法使いっぽい制服を着てるのかと思いきや、わりとジャージとかも普通に着てるし。
魔法使いコスプレだったのかよって感じですよね。ハリーたちがオンとオフを切り替えてるってことは、ダンブルドア校長も、スウェット着てくつろぐ瞬間とかあるんですかね。
あの顔でスウェット着てたら完全に名物おじさんだよ!
トロールとかゴブリンとか、変な生き物もいっぱい出てきますけど、アレもイギリスのどこかにいるっていう設定なんですかね……?
変な生き物といえば、ドビーも、好き勝手にやって勝手に死んじゃったみたいな、「何だアイツ」みたいなキャラでしたよね。
「7」のクライマックスがドビーの死ぬシーンでしたけど、こっちはまったく感情移入してないから、全然悲しくないんですよ。
原作ではもうちょっと登場していたんですけどね。
アイツが死んだときさ、「オレたちの心を込めるために手で埋めよう」みたいなこと言ってたじゃないですか。魔法を使わないで埋めようって。
(笑)「魔法使って穴掘ったら心が込もっていない」みたいな感覚があるんですね。
「excelも、マクロなんか使わないで一個一個入力しろ」みたいな感じだよね。
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■テーマパークは『ハリー・ポッター』一点突破でいけるのか?
今回、『ハリー・ポッター』を見て改めて思ったのは、これだけみんなが熱狂しているコンテンツはやっぱり面白いっていうことですね。昔、『ロボコップ VS キョンシー』みたいな映画ばっかり見てましたけど、冷静に考えるとB級映画って、おもしろくないからB級なんですよ!
そうそう、同じ2時間かけるんだったらハリウッド超大作とかの方が圧倒的に面白い。ボクもサメ映画をいっぱい見るんですけど、基本、クソ映画ばっかりですからね。
しかし『ハリー・ポッター』も、ある程度のヒットをするのは理解できるんですけど、あの内容で全世界的にミラクルヒットしているというのは信じがたいですね。すぐに人が死ぬし。
「1」「2」くらいはまだわかるけど。後半はすごく暗い話だもんね。
映画も本も、10年くらいかけてやってるんで、中学生の頃に最初のを見たとしても、最後のを見る頃には20代になってるでしょ。作品の内容も一緒に成長してるんじゃないかな。
ああ、そう言われると理解できますね。40代が一気見しちゃうと温度差についていけないんだ。
とにかく、全作一気見したことで、としまえん跡地にできるテーマパークにまんまと行きたくなってますよ! グッズも欲しい!
そこには何があるんですか?
セットとか、衣装が展示されているみたいですね。確かに映画を見た結果、すごく行きたくなってますけど、コレ、1回行ったらそれで十分じゃないかと思うんですよ。でも遊園地だったら何回でも楽しめるじゃないですか。その遊園地を潰して『ハリー・ポッター』一点突破で大丈夫なのかって思いますけど……。遊園地のとしまえんは94年間もやってたのに『ハリー・ポッター』で94年もいけるか!?
まあ、ボクも行きたいんで、オープンしたらみんなで一緒に行きましょう!
としまえん跡地に早く行きたい!
思ってたのとはまったく違う内容だった『ハリー・ポッター』でしたが、しっかりハマることに成功しました。これで、オープンするテーマパークもバッチリ楽しめるはず……。
おそらく世の中の多くの人は、10年以上前に『ハリー・ポッター』にハマったわけで、今年に入って一気見して、急速に『ハリー・ポッター』ファンになったボクたちは、一番アツアツの状態でテーマパークを堪能できるはずですよ!
……ただ、チケットがなかなか取れなそうなので、いつ行けるのかは未定ですが(ステマ記事でないことの証左)。