岐阜県の鶏ちゃん焼きを堪能したい

岐阜県にある鶏ちゃん

岐阜にある鶏ちゃんは温泉で有名な岐阜県下呂市を中心に存在するグルメである。どんなものか。でも、鶏だということはわかる。これで豚がきたら「意表をついてきたな」と笑っちゃうと思う。

調べたらお店があるので行ってみることにした。

この日は雨にも関わらず、鶏ちゃんを求める人たちの行列ができていた。並んででも食べたいなんてどんなにおいしいのか。期待。

店内に入ると鶏ちゃんを全員頼んでいる。それほど人気なのだ。よし、頼むぞ。

座ってすぐに頼んだ。朝、朝食を抜いてきたからものすごくお腹が空いているから。とちゅう、コンビニのおにぎり（シーチキン）を食べてしまおうか迷ったが耐えた。

生のやつだ。これを食うのが岐阜流の食べ方だと思ったが、壁に「自分で焼いて食べる」と書いてあった。

これで1人前らしいので、足りない人は追加でもう1人前頼むと鍋ぎっしりになるのでおすすめ。

働かざる者食うべからずみたいなことだと思うので、焼いていく。焼いているとき心を無にできるので、心を無にしたい人にもおすすめな料理だ。鶏ちゃんには写経と同じ効果がある。

香ばしいにおいがして、食欲をそそる。冷めないうちに食べよう。おいしい食べ物とカップルはあつあつの方がいいから。おじさんみたいな冗談だな。

にんにくが効いているタレに絡むプリプリの鶏もも肉がご飯に合う。そして、キャベツの甘みもいい。これはね、おいしいものです。

おいしいおいしいと食べ進む。食べ始めがあれば食べ終わりもある。食べ終わってしまった。じゃあしめの焼きそばを食べよう。

「3分の1ぐらい具材を残してください」と言われたので、全部食べるのをがまんして焼きそばを投入した。

バーベキューのとき、肉を焼いたあとに食べる焼きそばがあるだろう。いろいろな味がしておいしいやつ。それだ。そんなこと言っているが、バーベキューに行ったことがない。今年の夏、みんなで行こうな。花火とかしたい。

鍋タイプの鶏ちゃん

堪能した。まだまだ下呂にはあるのだが、雨が強く歩くにはきついので次のお店に行くのにタクシーを使ったのだが、運転手がいろいろと教えてくれた。

「鶏ちゃん焼きは今ではもも肉を使うところが多いが、かつては鳥のホルモンを使うの主流だった。親戚などの家族が法事や正月などの大勢が集まるときによく食べていた。今はいろいろな味があるが、みそが基本の味」

そんな話をしていたら、次のお店に着いた。だが、入り口には「本日、予約のみとさせていただきます」の看板がかかげられている。ダメじゃん。

数分後戻ってきた運転手さん「もう材料がないからダメだって」と残念そうに伝えてくれた。そんな行って下さってありがとうございます。

そのあと「初めての場所に行くんだったら、一度電話しないとだめだよ」と言われた。ぐうの音も出ない。「へへっ、そうですよね」というのがせいっぱいの強がりだった。今、心の中では大ダメージを受けている。

なので、運転手さんが知っているお店に行ってもらうことにした。そこは「やまびこ」というお店で、むかしはジビエ料理も出しており、採れたときにはカエルも食べられたらしい。今はカエルの気分じゃないので大丈夫です。

ここも並んでいる。さすが温泉街、人気だな。どこを見ても人がいる。温泉に入って帰りたいぜ。（この願いは叶わず、このあとホテルに帰った。いっぱい食べて眠かったから。）

店内は山菜の天ぷらや鮎の塩焼、そして飛騨牛など、山の幸が豊富だ。山菜おいしいよな。塩で食べたいし、天つゆをびしゃびしゃにつけて食べたい。

飛騨牛はいつだって食べたい。対戦お願いします。

こちらの鶏ちゃんは汁が多めの煮るタイプだ。汁に具材のだしが出て、それが野菜に染みこんでいく。それをはふはふ食べていくのが最高においしい。

鶏もおいしいのだが、煮込まれてくたくたになった野菜もおいしい。鶏ちゃんは決まった形がなく、お店によって違いがあるのも食べ比べして楽しいところである。

鶏ちゃんサンドもあるよ

ごはんも食べたし、コーヒーを飲みたい。缶コーヒーでも飲むかなと思ったが、近くにコーヒーショップがあったのでそこで買おう。

こちらのお店は「⾃家焙煎珈琲⼯房Perigord（ペリゴール）」と言うお店でテイクアウト専門のお店。

お店の名前通りコーヒー豆を自家焙煎しており、こだわりコーヒーをいただける。

テイクアウト専門店であるが、外に食べられるスペースがあるのでそこで食べさせてもらった。

ポップな色使いのけいちゃんサンドの文字がかわいい。こういうセンスほしいよな。新社会人の頃にデザインの勉強をやっておけばよかった。でも、勉強するのに遅いとかないから。

お米との相性がバツグンだったが、パンとの相性もいい。これ、ランチパックで出した方がいいよと思い、要望書を送ろうとしたが、過去に発売されていたらしく、ヤマザキパン、さすがだなと思った。

コーヒーも風味が全然違う。香りがよくて、変な酸っぱさや雑味みたいなのがない。2リットル飲める。

じゃあ3時のおやつも食べたし、しめの鶏ちゃんでも食べに行くか。

しめはうどんの豚ちゃん

最後に行ったのは上呂駅にあるお店だ。下呂温泉とは違って、静かな町にある鶏ちゃん。いったいどんなものか。

ここで食べるのは鶏ちゃんのうどんを食べようと思っていた。だが、看板を見て心変わりをしてしまった。豚ちゃんがあったから。

鶏だけではなく、豚もあるのか。豚もおいしいよな。今回は豚ちゃんにしよう。豚ちゃんって友だち、いなかったな。

中に入って豚ちゃん定食を食べようと思った。しかし、ここで最後のしめにぴったりなものを見つけた。うどんである。おすすめされているので絶対においしい。

こんなのおいしいに決まっているだろう。アツアツのうどんに秘伝のタレがたっぷりかかったうどん。

食べたことのない味だが、どこか懐かしい味がする。そんなうどん。