夢がかないます
阿武隈急行では来年から、僕が体験したメニューを一般向けに組み立てなおして販売するのだという。実際にハンドルを握って電車を運転できるチャンスというのはなかなかないだろう。あの緊張感をぜひ体験してみてください。
興奮と緊張の車掌および運転士体験を終えると、次は点検作業の体験となる。本当にぜんぶ見せてくれるつもりなのだこの人たちは。
屋根の上から車両を点検するための屋根上リフターや、線路を点検するレールスクーターなど、普段ならば存在すら知らない機械たちに触れるだけでとくべつな世界へ入った感動がある。
電車を安全に運行させるということは、車掌と運転士だけでなく、こうやって知らない場所で点検や整備をやってくれている人たちが大勢いてくれるということなのだ。それを知るだけでも次に電車に乗るときの気持ちが違うと思う。
座学から始まり、車掌体験、運転士体験、さらには保線作業や連結作業まで、文字通り阿武隈急行のすべてを見せてもらったあと、帰りの列車に乗ると見える景色がまったく違っていた。僕はもうこっち側の人間なのである。
今回のとりくみは阿武隈急行を有する伊達市からも職員の方が来てくれていて、伊達市の名産品を持って来てくれた。
阿武隈急行では来年から、僕が体験したメニューを一般向けに組み立てなおして販売するのだという。実際にハンドルを握って電車を運転できるチャンスというのはなかなかないだろう。あの緊張感をぜひ体験してみてください。
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