それでは、見学会へ
さて、そろそろ橋脚内部の見学会が始まる時間だ。 見学の受付は勝鬨橋の築地側たもとにある「かちどき橋の資料館」で行う。 ここで昇降器具用の安全器具とヘルメットを身に付け、橋脚内部に向かうのだ。
ちなみにこの見学会、往復はがきによる事前申し込みが必要なのでご注意を。
このかちどき橋の資料館は、勝鬨橋へ電気を送るための変電所を改装して 2005年にオープンした施設である。
ここには勝鬨橋に関する様々な資料の他、 勝鬨橋の開閉が行われていた当時に使われていた発電機や配電盤がそのまま残されており、 工業的なモノ大好き人間としては興奮せざるを得ない展示となっている。
それにしても、たいしたものだ。
こじんまりとした資料館ではあるが、 このように古くも美しい機械たちが残されていることには感動を覚える。 勝鬨橋が停止してから今まで、良くぞ残してくださった!という感じだ。
興奮して配電盤を撮影していると、 資料館のおばちゃんがやってきて配電盤裏側へと通じる道を開けてくれた。 そこは普段は立ち入り禁止のロープが張られている場所なのであるが、 「興味ありそうな人には見せているんですよ」とのこと。
お言葉に甘えて配電盤の裏側へ回ってみると、 そこには、おぉ、表より断然凄い空間が。 おばちゃんありがとう!
そうこうしているうちにお呼びがかかった。 そろそろ見学会を始めるということだ。 ちなみに私が参加したこの時の見学者は私を含めてわずか2人。 対して、橋脚内部を案内してくれる係員の方々は5人であった。
何か凄いぞ、この見学会。