デジタルリマスター 2023年4月16日

いろんなものを大学に(デジタルリマスター)

大学野菜とかフルーツとか

はんぺんには申し訳ないが、さっきのは本当にまずかった。口直しに野菜やフルーツでも食べてみるとするか。

034_photos_v2_x2.jpg
大学キュウリ
035_photos_v2_x2.jpg
う~ん、これは……

悪くはない。キュウリの瑞々しさが、どろっとしたタレを薄め程よい甘さに調節してくれている。昔、キュウリにハチミツをかけるとメロンの味になるとかいうのが流行ったが、これはまるでスイカのような味。

でも、やっぱり私は、キュウリはもろみ味噌で食う方が圧倒的にうまいと思う。

036_photos_v2_x2.jpg
大学トマト
037_photos_v2_x2.jpg
う~ん、あぁ~

まぁ、アリなんじゃないかな。これは。

キュウリの時と同じく、瑞々しさが濃厚なタレを薄めてくれるので甘さはちょうど良い。季節はずれの酸っぱいトマトが、ほんのり甘くなってお得な気分。むしろ、ゴマが余計かな。

038_photos_v2_x2.jpg
大学バナナ
039_photos_v2_x2.jpg
大学リンゴ

バナナはうまい。タレと良く合う。これはアレだ。バナナパンケーキにハチミツをかけた、そんな感じだ。うん、そうだ。パンケーキにすればばっちり合うと思う。

リンゴは……うん、まぁおいしいよ。でも、これはもともとリンゴがおいしいんじゃないかな。どちらかと言うと、タレなんかかけないでそのまま食べたい。っていうか、そのまま食べさせてください。

いったん広告です

ここまでやってきて、ふと思った

……私は、本当にこんなことがしたかったのだろうか。なんか違う気がする。

そもそも私は、大学イモが好きで、大学イモのタレが好きなワケだが、はんぺんとか、野菜とか、フルーツとか、そういうものに大学イモのタレをかけたかったワケではない。

もう一度初心に返り、純粋に大学イモのタレを味わう術を考えるべきだろう。

いったん広告です

考えた末の答えがコレだ

040_photos_v2_x2.jpg
信州茅野特産、かんてん
041_photos_v2_x2.jpg
鍋で溶かして
042_photos_v2_x2.jpg
大学イモのタレを投入
043_photos_v2_x2.jpg
タッパーに入れて冷やしたら……
044_photos_v2_x2.jpg
できあがり!
045_photos_v2_x2.jpg
大学"大学イモのタレ"

寒天で大学イモのタレを固め、それに大学イモのタレをかけてゴマを散らした、言わば大学大学イモのタレ。これが私の出した最後の答えだ。

いかがだろう。こう見ると、なんとも清涼感ある高級な和菓子みたいに見えてくるのではないだろうか。夏の夜、縁側で花火でも見ながら浴衣姿で食べたい感じだ。

046_photos_v2_x2.jpg
まぁ、六畳一間の牢獄のような部屋で、むさい男が食べるのですが

あ、うん、おいしい。イケる。それなりに。ただ、ちょっとタレの量が少なすぎたかもしれない。もっと濃厚にすればよかったか。甘すぎてもアレなので、醤油を少し足して塩っ気を強くしてもいいかもしれない。

っていうか、むしろ、大学イモのタレとかそういうのは入れずに寒天だけ固め、細切りにして酢醤油とかで食べてみたい。……あ、それはところてんだ。甘い路線なら、あんこをたっぷり入れるといいかもしれない。……あ、それは羊羹だ。


つまりは、そういうことなんですよ

まぁ、大学イモのタレはサツマイモに絡めることで初めておいしくなる、ということなんだろう。大学イモのタレは、他の食べ物にかける為に作られてたものではないのだ。

なので、大学イモのタレは普通の大学イモとしてサツマイモとからめるか、もしくはそのまま飲むべし。それが結論。

047_photos_v2_x2.jpg
タレがうめーんだよ、タレがァーッ!
<もどる ▽デイリーポータルZトップへ

banner.jpg

 

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ