大学ジャガイモ
サツマイモがイケるなら、普通のイモもイケるだろう。そう思った私が取り出したのは、ジャガイモである。同じイモなだけに、通常の大学イモと同じような出来が期待できるところだが……
できた大学ジャガイモは、それほどおいしくはなかった。今度は油がうんぬんという話ではなく、単純に大学イモとして物足りないのだ。イモとタレがなじんでない。
これは多分、ジャガイモ自身に甘みが無い為なんだろうと思う。ジャガイモを使うとどうもおかずっぽくなってしまう。そのおかずっぽい揚げたポテトを、無理やり甘くした感じになってしまって、どうもバランスが悪いのだ。
う~ん、残念ながらこれは大学イモとは言いがたい。使ったのは確かにイモではあるのだが。まぁ、せいぜいこれは小学校。小学イモといったところか。
大学サトイモ
ジャガイモで失敗した後になんだが、実はジャガイモだけでなくサトイモも用意してあった。次は、これで大学サトイモを作ってみようと思う。
……作る前から、既にやばそうな雰囲気が漂ってはいるが。
これが意外や意外。なかなかおいしいものができた。少なくとも、大学ジャガイモもとい、小学イモよりはイケる。高校イモぐらいだろうか、これは。
まず、揚げたサトイモ、これが結構おいしいのだ。サトイモといえば煮物とかが普通だと思っていただけに、これは新発見。また、タレと絡めても、ジャガイモより味がなじんでいる気がする。ジャガイモが若干パサパサしているのに対し、しっとりしているためだろうか。粘りも大して気にならない。
とは言うものの、やはりサツマイモで作った大学イモとの間には、超えられない壁があるのも間違いない。う~ん、やはり他のイモ類では、サツマイモの大学イモに勝つことは不可能なのだろうか。
それなら、いっそのことイモ以外のもので試してみるのも良いだろう。大学全入時代の今、イモ類以外にも大学進学への道が開かれているはずだ。