旅は続く
帰り際。最後にもう一度砂浜を振り返ると、とてつもなく美しい光景がそこにはあった。
次の家族旅行では何をやろうか?
それはこちら。
ボリビアのウユニ塩湖では雨季にだけ平坦な塩の表面に薄い雨水が広がり、空や雲がほぼ完璧に反射する現象が起こるという。
これと同じような現象が香川県三豊市の父母ヶ浜で見られるというのだ。
これを知った時、すぐさま私の脳裏にやるべきミッションが浮かんだ。数年前、私はいつでもどこでも瞬時に富士山になれるスカートの記事を書いた。
これを使えば父母ヶ浜に「逆さ富士」を再現できるではないか!
「思いついたらやんなきゃダメよ、ダメダメ」とはゲーテの言葉だったろうか?私は出発前、そっとスーツケースに富士山スカートを忍ばせた。
旅行2日目。陽が落ち始めた頃、父母ヶ浜に到着すると既にたくさんの若者で賑わっていた。
父母ヶ浜ではいつでも綺麗な水鏡写真が撮れるわけではなく、「日没前後のマジックアワーと干潮時が重なる」「晴天で風が弱く水面が静かなとき」という条件が揃わないとならない。しかし私が行った日はまさにそのすべての条件が揃っていた。
早速撮影を始めてみる。
それにしても。同年代の若者たちが映える写真を撮ろうとひしめいている中、父親の富士山スカートを撮影している娘。読者の皆さんも、もう少しうちの娘の立場になって考えてみて欲しい。私が思春期の頃だったら親を海に突き落としてると思う。
読者の皆さんはあらゆる撮影に付き合ってくれている妻の気持ちだって考えて下さい。あなたのパートナーが「旅行行くなら富士山スカートやっぞ!」なんて言い出したらどうしますか?
そうやって約2時間。色々試行錯誤を繰り返して撮れた作品。いや我々家族の絆を是非ご覧下さい。



本当にちゃんと逆さ富士が撮れた。我々家族だけでなくあの時砂浜でこれを目撃した人たちの心のアルバムにも、美しい思い出がひとつ追加されたのではないか?これはもう、家族旅行を超えたひとつの文化事業である。やって良かった。
帰り際。最後にもう一度砂浜を振り返ると、とてつもなく美しい光景がそこにはあった。
次の家族旅行では何をやろうか?
本文では詳しく書きませんでしたが、今回訪問したうどん屋をご紹介します。
①うどんや(東かがわ市)
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徳島との県境、香川最東端のうどん屋。今回最初に訪ねたこの店で家族全員「うどん、美味っ!」となった。
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