デジタルリマスター 2023年3月29日

世界遺産、の近くにある変わったパン(デジタルリマスター)

お目当てのパン屋さん発見!

江戸時代の佇まいを残す大森地区の街並を抜けていく。なんてノスタルジックなのだろう。そして、僕の胃痛はとどまる事を知らない。その場にうずくまってしまうほど痛い。しかし、僕の目の前には腹を空かせた大人が2人。ここで責任を放棄する訳にはいかない。

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大森地区を歩く

この2人に変わったパンを。
その気持ちだけが僕を支えている。

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これくらい大きいのかな

あれだけの期待を裏切る訳にはいかないのだ。絶対に。

そして、5分ほど歩くとお目当てのパン屋さんに辿り着く事が出来た。創業55年の老舗、中村製パン店さんである。このお店に変わったパンがあるのだ。

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中村製パン店さん
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のれんをくぐり中に入る。

カウンターの向こうに接客係の女性が立っていて、注文を聞いてくれる。その奥にはパン工場があり、職人さんたちがパンを焼いている。

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焼きたてパンを直売してくれる
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磯辺もち入り丁銀パンとさつまいも入りの代官いも
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世界遺産登録記念で作られた銀山草もち
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おはぎが入ったおはぎパン

磯辺もちにさつまいも、更には草もちやおはぎまで、色々なものがパンの中に入っているのだ。話に聞いていた通り、変わったパンである。しかし、それ以上でもそれ以下でもない。そう言った意味では期待を裏切られる事はなかった。少なくとも僕はそう思った。

お店の向かい側にテラス席が用意されている。
せっかくなのでそこで座って食べる事にした。

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胃の痛みがまずい感じだ

もちろん僕も食べてその味を確かめたかったのだが、胃の痛みがまずいのだ。プロレスの技にストマック・クローという技がある。腹這いになった相手の腹をわしづかみにする技なのだが、そのストマック・クローを体の内側からやられているような感覚だ。胃袋の中に小さなレスラーがいて僕の胃袋をわしづかみにしている。

僕は見ているだけにして、2人に食べてもらう事にした。
この時点で「責任感」と「胃の痛み」のシェアは半々である。

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