さっぱりなメモ
何か良いことを思いついた時はメモをとるようにしている。それをもとに記事を書いたりSNSに投稿したり人に話したりするわけだが、たまに、あとで見てもさっぱり意味の分からないメモというものがある。
2015年のメモである。何が言いたいのかさっぱり分からない。
しかし当時は思いつき、今やっている作業を中断し、スマホを取り出して入力したのだ。そういう手間をかけるだけの何かが『服 ハンガー 喉に良いもの』にはあった。あったのだ。あったはずなのだけどそれがさっぱり分からない。10時11分に何やってんだ。何があったんだ。9月19日の10時11分に。
このもどかしい気持ちをみんなで発表し合ってはどうか。特に何も解決しないのだけど一人で悶々とするよりは絶対に良い。一人で部屋をうろうろするんじゃなく、皆で大広間をうろうろするのだ。ほら、フルーツバスケットみたいじゃないか。
そういうわけで『昔自分で書いたんだけど今見返したら意味の分からないメモ』を募集いたします。まずは参考までに、デイリーポータルZの編集部の皆さん、ライターの皆さんのさっぱりなメモをご覧ください。
「全然覚えてないです」というコメントとともに送ってもらった。本人が覚えてないのだ。僕が見て何かが分かるはずもない。
人のさっぱりなメモは、自分のを見る時とはまた別の絶望がある。
手書きの線は意味があるのだろうか。12時8分にこの線を書いている西垣さんを想像する。お昼ご飯の前だろうか。後だろうか。
イラストというパターンもあるのだ。分からなさがすごい。こんなに分からない図解ってあるのだ。
「面白い」とものすごい直球が来て、そこから「終わらない」「エンドレス」という意味の重複で終わるメモ。
分からないメモにタイトルが付いている。「インド」
いや、まあ分かる。言いたいことは分かる。ただそれを、なぜ、何の目的でメモしたのかが分からない。このメモの、その先が無いのだ。こういうタイプのさっぱりなメモある。
どれ位、と言われても1万円は1万円だろう。手書きの字って語りかけてくる感じがするなあと思うのだけど、分からないメモでもしっかり語りかけてくる。分からないのだけど。
皆で途方に暮れよう
こんな感じである。途方に暮れただろう。これをもっと集めてもっと途方に暮れよう。スマホや手帳を見返して分からないメモを見つけた方は、ツイッターのハッシュタグ #さっぱりなメモ からツイートしてください。
上記のサンプルのようにスクリーンショットか、手書きのメモの場合はその部分の写真が良いと思います。
パッと見て意味の分からないメモだったけどよく考えたら大事なパスワードだった、なんてことがあると大変なので、投稿の際はご注意ください。
それでは投稿をお待ちしております!