車あるあるがわからない
車に乗らない人生なので、車あるあるがひとつも分かってない。
バックするときにシートに手をかけたポーズがもてるというのも分かってない。免許更新で見せられるビデオというのも見てみたい。
そのもやのなかのひとつにオーライがある。
車の横に立って「オーライオーライ」と言う行為だ。
車が停まろうとしているとすっと降りて横に立って「オーライオーライ」と言い始める。そういう大人になるはずだった。
しかし未来は変えられる。マスターしておこう。
僕はオーライのポーズを取っているつもりだが手のひらの向きがおかしい。分かってなさが伝わる。
オーライとはなんなのか
・車の横はミラーがあるからだいたい分かる(へー)
・だからどこで停めるのかを教える行為、それがオーライ(なるほど!)
現場でも気付いたが、これはほとんどの人が知ってることかもしれない。知らない人のほうが少数派であることを囲みで書いている。
ニュース性とはなにか、メディアとは何かを問う記事でもある。そして井上さんからの追加情報だ。
すごい。いよいよ好きでもない人の夢の話を聞かされるような記事になった。さあいくぞ。
エアーで練習
まずは初心者らしくエアー車で試してみよう。
「……オ、ーライ、オーラ イ」
そもそもだが、「オーライ」と言うのが照れる。なんでだろう。車に乗ってる=チャラいという偏見があるのかもしれない。そんな不必要に敵を作る発言をしているあいだに
ここで大事なことを聞いた
・停止位置に近づいたときの「ストップ」が大事
・いきなりストップと言われても止まれないので、もうすぐのときには「オーライ」を「もうちょっと」とかに変えてくれ
わかった。I got it. オーライはストップまでの前奏曲だったのだ。
実際の車でオーライやってみよう
前奏曲とか比喩が出るぐらい分かった。やってみよう。
はずかしい。自分としては声を張っていたつもりだったのだが、20年前、滝行の取材をしたときに僕だけ声量を褒められなかったのを思い出した。よくそんなこと思い出したな。
しかしこれが全力であることは隠し「ちょっと喉の調子が悪くて」と言い訳して続ける。
だいたいこんなものだろう。
だが、井上さんと橋田さんの評価は違った。ここが壁だとするとぶつかっているというのだ。
よくは、ないか。
ここでまた教えてもらった。
・「ストーーーーップ」と延ばしてくれると、「プ」の声で停めやすい
んなこといったって「ストーーーーー(5分)ーーーーーップ」かもしれないじゃん、と思うのだが、これはビートたけしが車庫入れで車を破壊する深夜番組ではないのだ。
そもそも僕の車庫入れのイメージの6割ぐらいが番組であるのが間違いのもとかもしれない。