特集 2026年2月24日

最高のチーズサンドを作ります

映画を見ていて美味しそうなご飯が出てくると、異常にお腹空くし「あれ食べてみたい!」ってなりませんか?

これまでで一番食べたくなった映画の食べ物、私は断然今回ご紹介するチーズサンドです。

1980年、東京生まれ。片手袋研究家。町中で見かける片方だけの手袋を研究し続けた結果、この世の中のことがすべて分からなくなってしまった。著書に『片手袋研究入門』(実業之日本社)。

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映画は腹が減る

先日アップされた韓国旅行のレポート記事の中で、韓国に行った理由を「昨年、唐突に私の中で韓国料理ブームが訪れたから」と書きました。そのブームが訪れたきっかけも映画だったのです。韓国映画ってたとえどんなに凄惨な内容でも、出てくる飯がとにかく美味そうなんですよね。

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こちらは『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』という映画で主人公達が二日酔いの朝に食べるご飯。シンプルながらめちゃくちゃ美味そうで、帰ってから即再現しました

韓国映画に限らず、映画に出てくるご飯を食べたくなったり作りたくなったりすることはよくあります。それこそジブリ飯なんて言葉もありますしね。

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これは『マイ・ブルーベリー・ナイツ』という映画のパンフレットに載っていたレシピで作ったブルーベリータルト
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恐ろしい飯映画

その中でも約10年前に公開された『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』という映画はレベルが違いました。とにかく出てくる料理が全部美味しそう!映画館に響き渡るお腹の音で音声が聞こえなくなり、観客の垂らす涎で映画館の床が水浸しになるレベル!

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そもそも作品自体が最高に面白い。「人生に失敗した天才シェフがフードトラックで再起をかける」という熱い映画

特に映画を見た人なら誰でも絶対食べたくなるのがキューバンサンド。

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こちらは上野の「キューバサンド&デリ アイナマ」のキューバンサンド。マジおすすめ
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大量のプルドポークにハムやチーズまで入っててボリューム満点!

ネットでキューバンサンドが話題になってるのをたびたび見かけますが、そのほとんどが「『シェフ』という映画に出てくるキューバンサンドが美味そう」という切り口。公開から10年、しかも小規模な公開だったのが信じられないくらい、今でも強い印象を残している作品です。

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『シェフ』のもう一つの主役、チーズサンドを作ろう

『シェフ』を見たらキューバンサンドを食べたくなるし、実際めちゃくちゃ美味い。それは間違いありません。しかし、私としては「あの映画、もうひとつとんでもない料理が出てきませんか?」と問いたいのです。

それはズバリ、チーズサンドです!主人公が我が子のためにチャチャッと作るチーズサンド。それが信じられないくらい美味そうなんですよ。これが誰でも簡単に作れる代物なので、皆様にもお伝えします。

・用意するもの 

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・食パン2枚(8枚、10枚切りの薄いやつ)
・バター
・オリーブオイル
・チーズ3種類(モッツァレラ、チェダー、パルミジャーノ・レッジャーノ)

※このチーズトーストを焼くシーンは僅か40秒くらい。サブスクで何度も繰り返し見て確認したのですが、最初はパルミジャーノ・レッジャーノではなくて普通のとろけるチーズだと思ってました。でも多分、パルミジャーノ・レッジャーノじゃないかと思います。さらに言うと、もしかしたらチーズはもう1種類、計4種類使ってるかもしれません。

 ・作り方
細かく工程分けますが、実際には10分もかからず作れちゃいます。

①パンの片面にたっぷりバターを塗る

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躊躇せずたっぷり、ですよ。我らバターファンクラブ!

②鉄板にオリーブオイルをひきパンを焼く

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フライパンだと火加減にムラがでるので、できればホットプレートで
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バターを塗った面を下にして焼き始める
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パンを鉄板に押し付けて回しながら、オリーブオイルとバターを馴染ませる

③チーズをのせる

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パンに焼き色がついてきたら、焼いてない面にチーズを乗せる。左のパンはモッツァレラ3枚、右はチェダー3枚の上にパルメジャーノ・レッジャーノ。そう、とんでもない量です!
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パンにしっかり焼き色が付いたら、チーズの面を内側に重ね合わせます

④押し付けながらじっくり焼いていく

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弱火にしてフライ返しなどでギューギュー押し付けながらじっくり焼く
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チーズが溶けてはみ出してくるくらいでちょうど良いです

⑤追いバターで完成!

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最後に駄目押しで追いバター!
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完成!そのままでも良いんですが、半分に切るとチーズが溢れ出てきて目にも美味い!
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無茶苦茶したい日もある

これはもうチーズがトロトロのうちにさっさと食べちゃいましょう。そうしましょう。

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いただきますっ!
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表面はザクっとした食感ですが…
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中はトロトロ。思わず目もトロトロ

塩コショウしたくなったり、目玉焼きを添えたりしたくなると思いますが、グッと堪えて下さい。パルミジャーノ・レッジャーノの塩気が良い仕事をしてくれますし、このチーズサンドだけでとんでもない満足感を得られますから。

映画では主人公の息子が「イケるね」なんて言ってますが、うちの子供も「美味っ!」と齧り付いてました。

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そりゃ美味いよ。ほぼチーズの塊食べてるようなもんだから

ただバターもチーズもとんでもない量を使うので、ちょっと健康面の心配はあります。それと地味に材料費も結構しますしね。

まあ、常食するわけじゃないですから。「もう今日は無茶苦茶しちゃいたいんだ!」って日に、是非作ってみて下さい。きっと良い無茶苦茶になりますよ。

あと映画も本当に面白いんで是非見てみて下さいね。


チーズでは解決できないこともある

最後にチーズにまつわる思い出を。

高校生の時、学校の夏休みプログラムで1ヶ月間アメリカの大学の寮で過ごしました。

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サクラメントの市庁舎の前で


食堂で出されるハンバーガーやチーズトーストがどれもボリューミーで、最初は狂喜乱舞して食べてました。

しかし食べ盛りの高校生でもさすがに重た過ぎたのか、2週目頃から胃が痛くなってしまい、遂には何も食べられない事態に。仕方なくプラムなどのフルーツだけ食べて過ごしてました。

アメリカ生活の最後の数日間は、寮を出てホームステイ体験。出迎えてくれたホストファミリーはとても優しい人達で、会ってすぐにバスケや野球をして打ち解けました。

そして初日のディナー。私への歓待の印として用意してくれていたのは、なんと具沢山の超特大ピザでした。その心意気がとても嬉しい反面、どうしても食べることができない。悩んだ結果、正直に「実は胃が痛くて…」と伝えました。

するとホストマザーは「それは大変!でも心配しないで。そういうことならこっちを食べなさい!」と満面の笑顔。(サラダか何か用意してくれてたのかな?)と見てみると…。そこにあったのはチーズどっさり、具なしのプレーンピザでした。

チーズのプレーンピザ=おかゆ、的なことなのでしょうか?アメリカの底力を見せつけられた思い出です。

編集部からのみどころを読む

編集部からのみどころ
奇行が目立ちますが、実は石井さんの料理スキルはプロレベルです(実際にプロ)。そしてカロリーに対してためらいがない。それでいて簡単な料理だけを教えてくれます。その正体は我々を太らすために派遣されたエージェントなのかもしれません。
あの物腰の柔らかさもそう言われてみれば怪しい。まんまとその手に乗ってやろうじゃないですか。(林)

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ここからはげます会限定

人生の少なくない時間をチーズについて考えることに割いてるので、すべて都内になってしまいますがおすすめのチーズメニューを幾つかご紹介いたします。

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