漬物石は死んだのか?
突然だが、白菜の漬物を作る。
だが今は便利な漬物容器があるので、わざわざ漬物樽と漬物石を使う人は少ないかもしれない。
漬物石だって昔は本当の石を使っていたわけで、時代と共に廃れるものが出てくるのは仕方ないことなのだ。
町には漬物石が溢れている
ところが。我々の暮らしにおいて、漬物石は依然欠かせない必需品であり続けている。ただ、現代における彼らの居場所は台所ではない。
話は2020年10月に遡る。私は散歩中に出くわしたこの光景が気になり、なんとなく写真を撮った。
約一か月後。同じ場所がこんな風に変化していた。
その後も路上で漬物石が活躍している場面に何度も出くわした。(頑張れ!)。気が付けば私の心に彼らを応援するような気持ちが芽生え、今日まで6年間、ひたすら写真を撮り続けてきた。
使用法を分析してみる
撮影と観察を続けるうちに、使用方法に幾つかのパターンが存在することが分かった。
①重石
一番単純、かつ最大派閥の使用法である。ブルーシート、ビニールカーテンなど薄くて軽いものを固定する時は勿論、看板などある程度重量があるものにも利用されている。
②ストッパー
上に置くのではなく動かしたくないものの前や後ろ、あるいは前後を挟む形で漬物石を配置する方法。
③紐
漬物石の取っ手部分を上手く活用している。暖簾や提灯など、飲食店で見かけることが多い。重石タイプの次によく見かける。
④台
珍しく重石としてではなく、何かを乗せる、あるいは高さを出すために利用されるパターン。


