デジタルリマスター 2023年11月2日

都内・グッとくる跨線橋めぐり(デジタルリマスター)

本来は布を買いに来たいところ

日暮里にやってきた。上野あたりから集約されてきた線路が田端の機関区へと、まるで筋繊維のようにつながっていく中途の駅だ。このあたりの跨線橋もなかなかだと聞いてやってきた。

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といっても日暮里駅自体が跨線橋の上にあるのだ。
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駅から線路沿い、羽二重団子の脇道を入るという、風情あふれる展開。
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ここが芋坂跨線橋。

この芋坂、「自然薯がとれたから芋坂」という実にのんきな由来に反して、上野の彰義隊の退却路だったそうで、その後隊士らが日光に落ち延びていく際に「手負い数名を乞われるままに絶命させ」たという、なんともすさまじい場所だった。

というのは実は後から知った話で、橋の上にたどり着くと、柵の構造のせいでこれまたシュールなたたずまいだ。

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いろいろな撮り方をしてみたくなる橋。低目から「前略、道の上より」という気持ちで撮りました。
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前略、道の向こうよりシニアランナー。

このとおり人影はまばらで、柵も高くて密に生えており、道を撮るだけでは取材の間が持たず、電車ばかりが気にかかる。動くものはとりあえず片っ端から撮影だ。

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しかし電車のスピードにあたふたしているうちに、全方向的にシャッターチャンスを逃す。
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フェンス越しに撮れた鉄

この橋は谷中の墓地方面へと続いている。ならば墓地を抜けて、もうひとつの跨線橋へと行ってみることにする。あまり墓地は通りたくないのだが、地図では墓地を通ったほうが近道だ。というか墓地に道があるならそこから行くべきなのだろう。

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墓地をカクカクと曲がりつつ進むと、橋のある気配がする。
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左写真の突き当りを左に曲がると、あ、奥に橋だ。
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御隠殿坂(ごいんでんざか)跨線橋、だそうだ。

フェンスだ。両側から野球場がドドドドドと迫ってきたような橋だ。こういうとき「昭和の香り漂う・・・」とか言うもんなのだろうが、これが昭和のものかどうかはよくわからない。

このフェンス、ところどころ格闘家のコブシ大の穴が開いている。何か意味のあるような開き方な気がするが、もしや。

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この穴にカメラがすっぽり入る、ということは。
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フェンス越しでなく電車の写真が撮れる!やった!じゃなくて穴開けるのはやめましょうね。
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フェンスがもし壁だったら、巨大迷路のようだったかもしれない。

橋で遊ぶ子供や自転車の親子がいたり、あ、あと犬も数匹散歩していた。この橋には、先ほどの芋坂跨線橋と違って活気がある。大きい通りに近いせいもあるが、このフェンスのせいで風景がより見やすいからでもあろう。実際、カメラ穴がいくつか開いて、京成線も大きく撮影できる。味、という点では圧倒的にこちらの勝ちだ。何を競う理由もないけども。

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一瞬人間のおじいさんかと思った犬。
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目の前にさわれそうな線路があると、ハッとしませんか(京成線線路)。
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墓地の反対側の端には階段。さてこの写真の中には何本の縦線があるでしょう。

最後に、以前見かけて印象的だった、あそこに行ってみよう。有名な場所ではあるが、改めてたたずんでみたい。

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日暮里駅に帰る途中、羽二重団子買ってみる。これも跨線橋グルメと呼ばせて。

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