実験じゃなかったです
まずは幸先よく、目印は蛍光色のものを選ぶと良いというノウハウが得られた。この調子で他の切り口のおすすめも見つけていこう。
と思っていたのですが、3つ目のアイテムからどうも様子が変わってきた。
実験③
現れたのは、真顔で人形をぶら下げるツアーガイド。
昼間はやさしかったガイドさんが、夜は鬼になっている姿を見てしまったような不気味さで、思わずヒッと鳥肌が立つ。
目立つものをさがすということではあったけど、これはお手本のような悪目立ちだ。
聞けば、この人形はダイソーで売っているエリーちゃんという着せ替え人形だそうで、
なぜ選んだのか理由を聞いてみると、
・ツアーの目印としてぬいぐるみは一般的
・ぬいぐるみを「人形」と呼ぶこともある
・だから本当の人形もありだと思った
とのことだった。
なんか理屈はとおっている気がして、思わず「なるほど」と言ってしまったが、よく考えると何に納得したのか分からない。
人形
見つけやすさ:★★★☆☆
インパクト :★★★★★
怖さ :★★★★★
そして、人形を高々と掲げて歩いてくる んちゅさんを見て思った。
「実験なんて珍しい」「それだけ気になってることなのかも」などと思ってしまっていたが、全ては んちゅさんの手のひらの上。
フタを開けたらいつものようなボケまくり企画で、まんまと驚き笑ってしまった。
こんなツアーガイドは嫌だ
というわけでここからは、んちゅたぐいさんの大喜利を楽しむ時間です。皆さんも「目立つってそういうことじゃないよ!」とツッコむ準備をしてご覧ください。
お題:こんなツアーガイドは嫌だ。どんなの?
実験 ボケ④
百歩ゆずって、ガイドさんも請求書は持ち歩いているかもしれない。
ただこうやって高々と掲げられると、案内1つの単位できっちり請求されそうな恐さがある。
これも事情を聞いたら、
・紙は旗に似ているから、何か試したいと思って100均に行ったが、履歴書・領収書などいろいろあってすごく迷った。
・でもやっぱりガイドさんも仕事をしてお金を得ているのだから、請求書だろうと思った。
と言っていた。
紙ならまずは画用紙とかあったんじゃないかなとは思いつつ、不思議な行動にもその人なりの理屈があるということだけは分かった。
請求書
見つけやすさ:★★☆☆☆
インパクト :★★★☆☆
ぼったくり感:★★★★★
実験 ボケ⑤
つづいて登場したのは、
お祝いモード全開のくす玉。
たしかに目立ってはいるけど、さすがにおめでたすぎて恥ずかしくなりそうだ。なにかの優勝ツアーご一行様じゃないとつりあわない。
目立たせると決めたらその一点だけに全力投球。
朝ドラの主人公みたいなガイドさんだ。
ただ不覚にも「このガイドさんのツアー、明るくて楽しそうかも」とも思ってしまった。
だんだんマヒしてきているのかもしれない。
くす玉
見つけやすさ:★★★★★
インパクト :★★★★★
おめでたさ :★★★★★
実験 ボケ⑥
そして最後は、
いよいよこれは、目印ではなく自己主張だ。
その場でグイグイ客引きをするタイプのツアーガイドにも見えてくる。
タクシーの「空車」のように今からガイドできますよとアピールし、お客さんが見つかったらさっきの請求書を掲げだすかもしれない。
観光客のみなさん、逃げて!
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ただこの看板、裏側には「本日休業」と赤字で書いてあり、ツアー参加者の視点で見るとすごく見つけやすかった。
悔しいけど、ツアーガイドが持つものとして意外といい目印なのかもしれない。
営業中の看板
見つけやすさ:★★★★★
インパクト :★★★★★
意外とあり度:★★★★★
そしてさらに悔しいことに、ここまでずっと見ていたら、自分でもガイド役をやってみたくなってしまった。
んちゅさんから「営業中」の看板を授かり、今度は僕がスクランブル交差点の反対側へと向かった。

