推せる⋯⋯渡辺美術館
渡辺美術館は今でもなかなか見応えのある常設展示があり、高校生のころに通っていた場所が35年たった今もこうしてあるのは、個人的にたのもしいことです。
砂丘でラクダを見ただけではまだ、鳥取に行ったという話にはなりません、渡辺美術館も見てこその鳥取観光ではないでしょうか?
マジで推せるので、ぜひ行ってみてください。
渡辺美術館、甲冑の展示が異常に多いのは多いのですが、甲冑だけではありません。
唐突にドン・キホーテの木像があったりします。特に詳しい説明はなく、突然飾ってあるのでちょっと由来などはわかりませんが、わりと色んなところで手に入るもののようです。
仏像もかなりの量があります。
それぞれ、価値のあるものなのか、貴重なものなのか。解説があまりないので、よくわからないのですが、かなり印象的な容貌の仏像がありました。いろいろと例えたいことあるんですが、ぐっとこらえます。こちらは、高麗時代の観音菩薩立像だそうです。
アラブの短刀がありました! 35年前に一生懸命スケッチしたものがこれです。
当時「こんなに曲がっていて使えるものだろうか?」と、不思議に思ってスケッチしましたが、大人になった今ならわかります。これはハンジャルと呼ばれる短刀です。オマーンの国旗にも描かれている短刀で、今では男性が身につける装飾品としての意味合いがあるものです。
なぜこんな事を知っているのか。それは『地図でわかる国旗の由来ずかん』(ほるぷ出版)という本を出すため、国旗についていろいろ調べたからです。
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すみません、以上、宣伝でした。
渡辺美術館は、甲冑や仏像以外にも、陶磁器、掛け軸、刀剣、古銭、古書、壺、人形など、いわゆる古美術と呼ばれるものなら何でもあるのですが、中には計算機やカメラといったものまであります。
「キャノンイクシー」あたりに至っては、渡辺先生が普通に使っていたものではないでしょうか? (渡辺先生は2017(平成29)年までご存命でした)
コンデジも、ひとむかし前まではジャンク品が投げ売り価格で売ってましたが、今は完動品であればちょっとした値段になるんじゃないでしょうか? わかりませんが。
一応、鳥取市の美術館なので、鳥取藩に関する資料はまとめて展示されています。
ここに『刀剣乱舞』に登場するキャラクターの元になった「浦島虎徹」という刀があるらしいのですが、どれなのかよくわからず、見損ねてしまいました。その代わり、歴代鳥取藩藩主の写真が、小学校の校長先生みたいに飾ってありました。
鳥取藩は江戸時代、織田信長の家臣だった池田恒興の子孫である池田氏が治めました。初代藩主が池田光仲となっていますが、恒興は光仲のひいおじいちゃん(曽祖父)となります。
実は当初、光仲は岡山藩の藩主でしたが、3歳という年齢で交通の要衝である岡山を守るのは心もとないということで、もともと鳥取を治めていた従兄弟の池田光政と交代する形で、鳥取の藩主になりました。
鳥取の池田家、岡山の池田家は、山口の毛利や鹿児島の島津といった西の大名がもし徳川家を攻めるとなった時、中国地方でブロックするのを期待されていたわけです。幕末に実際そうなったかというと、そうでもないようですが。
渡辺美術館は今でもなかなか見応えのある常設展示があり、高校生のころに通っていた場所が35年たった今もこうしてあるのは、個人的にたのもしいことです。
砂丘でラクダを見ただけではまだ、鳥取に行ったという話にはなりません、渡辺美術館も見てこその鳥取観光ではないでしょうか?
マジで推せるので、ぜひ行ってみてください。
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