もちろん、最後は乗れます
三ノ輪橋でお腹を満たしたら、早稲田に向けて都電荒川線に乗って帰ろう。
終点まで56分。
心地よい疲れとともに歩いてきた風景が走馬灯のように流れていき、なんか良い1日を送った気分になれるのだ。
都電荒川線の表定速度は時速13.1km。一般的な通勤列車が表定速度30~50kmあることを考えるとけっこうのんびりしている。
だからなのか、沿線にはいろんな面でおおらかな空気が流れている。
かつて都電は東京中を走っていたが、自動車社会のあおりを受けて、1970年前後にほとんどが消えていった。
最後に残った2系統4路線(三河島線、荒川線、滝野川線、早稲田線)を合わせて出来たのが都電荒川線だそうだ。
それから約50年、都電荒川線はひとりで最後の都電を守っている。
こののんびり感は、モータリゼーション以前のおおらかさなんだろう。
沿線には、そんな時代のゆるい空気感が残っている気がする。
そんな荒川線の空気感には、ゆっくり歩いて散策するというペースが合うのだ。
都電荒川線沿線はただでさえレトロなものにあふれている。
12.2kmという道のりの中に、徒歩だから目に入ってくるようなささやかなスポットが無数にあるのだ。
自分にとってツボだった風景を紹介したい。
誰かに話して伝わるかわからないけど、自分にとってはツボな風景。
Twitterでいいねをもらうと無性に嬉しくなるような、“俺でなきゃ見逃しちゃう”系スポットは、歩いた分だけ手に入るのだ。
(そういうのはたいてい先人がいるものだが)
今回訪れたスポットをマイマップにしています
三ノ輪橋でお腹を満たしたら、早稲田に向けて都電荒川線に乗って帰ろう。
終点まで56分。
心地よい疲れとともに歩いてきた風景が走馬灯のように流れていき、なんか良い1日を送った気分になれるのだ。
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