小岩井乳業「小岩井生乳100%ヨーグルト」
何とか、とりあえずの沈静化を図ることはできた。しかしながら、まだ胃腸はくすぶっている。カラス跳人が跳んでいる。第二波が来る前に、次のヨーグルトへさっさと行こう。




値段が高いこともあり、また生乳100%ということもあり、結構期待を込めてラッシーにしてみたのだが、これが意外とゆるい出来。もともとさらさらしたヨーグルトなのだが、ラッシーにすると、ほとんど牛乳と変わらないように見える。
酸味も少なく、ヨーグルトらしさが極めて少ない。それはまるで、砂糖を入れて泡立てた牛乳みたいだ。ヨーグルトとして普通に食べるには良いのかもしれないが、ラッシーとしては……いやはや、これはちょっと残念である。
よつ葉乳業「よつ葉十勝生乳100%プレーンヨーグルト」




これにはかなり驚いた。うまいのだ。それはとても濃くて、まるでクリームのようである。ガツンと喉を打つコクがたまらない。それなのに、程良く酸味が効いており、後味はさっぱりと感じるから不思議なものだ。
飲み終えた瞬間、あ、これはまた飲みたいと思った(そして実際、すぐにもう一杯作って飲んだ)。
グリコ「おいしいカスピ海特選生乳100%」




これまた、濃ゆいラッシーとなった。元々のヨーグルトが非常にとろとろしていることもあり、口当たりも滑らかでスムージー。ただ、若干酸味が少なくて物足りない。改めて、ヨーグルトの酸味というものが、ラッシーに不可欠な要素であることを思い知らされた。
っていうか、もう腹がガポガポだ。多分、レントゲン写真を撮ったら、バリウムよろしくくっきりはっきり胃影が見えることだろう。そして、相変わらず腸の調子が、腸の調子が……超……。

明治「プロビオヨーグルトLG21」


これもまた、口当たりは良いが、さっぱりしすぎている。後味が渋い気がするのだが、甘味料ステビアのせいだろうか。
それにしても、かなりしんどい。このヨーグルトのカップには、「リスクと戦う乳酸菌」と書かれているが、今では乳酸菌を摂ること自体が大変なリスクであるような気がする。
いかるが牛乳「いかるがヨーグルトBB-12」


大阪界隈では有名(だと思う)、いかるが牛乳のヨーグルト。
随分酸味の強いヨーグルトで、ラッシーにしても結構すっぱい。いい加減、もう限界だと思っていたが、酸味のお陰でこれまでのものとは味が異なり、おいしく飲むことができた。疲れた時とかに良いヨーグルトかもしれない。ただ、ラッシーにするにはちょっと柔らかすぎる。
さて、これでようやく全10種のラッシーを飲み終えた。さぁ、この中で最もラッシーに合うヨーグルトを決めようじゃないか。
個人的な嗜好のみで選ばせていただくのが何とも恐縮だが、私に、私による、私のためのラッシー作りなので、全ては私の一存にて決定させていただく。
私が思う、最もラッシーに合うヨーグルトは……これだ!

「最も」とか言ったのに二つ選んだのは、ちょっと値が張るけど大変おいしいものと、比較的リーズナブルだけどその割りにおいしいものから、それぞれ一つずつ選んだ結果である。
本命はよつ葉の十勝なのだが、やはりちょっと高いので、常にこのヨーグルトを使ってラッシーを作るわけにはいかない。そこで、普段使いのヨーグルトとして、ブルガリアヨーグルトも選んでみたというわけだ。
さて、こうしてヨーグルトを決めたのは良いものの、それだけで終わることはできない。引き続き、ラッシーをよりうまいものにするための工夫を、色々試みてみよう。