マメ（健康）に暮らす！　本場「丹波篠山」で黒豆を堪能する

幻の黒枝豆

黒豆（丹波黒）は大豆だけではない。枝豆としても美味しい。枝豆とは大豆の未成熟なもの。大豆用と枝豆用で品種が異なることが多い気がするけれど、丹波黒は黒豆にもなるし、枝豆にもなる。「幻の黒枝豆」と呼ばれているのを目にしたこともある。

丹波篠山黒枝豆は毎年10月の2、3週間程度の限られた期間だけ販売される。他品種や別の地域で育てられたものと区別するために、販売解禁日も設定されている。短期間しか収穫されないので幻と言われているわけだ。

収穫期間は先にも書いたように2、3週間。その期間のどの時期に収穫するかで豆の色が変わる。後半になるほどに豆は黒くなっていく。ちなみに黒枝豆には早生の品種もあるのだけれど、それは丹波黒とは異なるものだ。

私は予約してこの幻を手に入れた。食べてみると甘く非常に美味しかった。大人気で売り切れることも珍しくないのが頷けた。丹波黒は大豆としても、枝豆としても美味しいのだ。私は大豆の状態の黒豆しか知らなかったので、黒豆の懐の広さを感じた。

枝豆は時期が限られているけれど、黒豆は丹波篠山市に行けば一年中堪能できる。フジッコのおまめさんなら丹波篠山市に行かなくても堪能できる。産地に行って育っているところを見て食べるのは最高な贅沢ではあるけれど、遠いと行けないので、東京に住む私は丹波篠山市を思い出しながら、黒豆を食べている。

黒豆の時期です！

そろそろお節の季節。黒豆がより熱くなる時期と言える。丹波篠山市で黒豆も買ってきたので、黒豆煮を作ってみようと考えている。ちなみに煮汁は固めてゼリーにしてもいいし、コーヒーの砂糖の代わりにしてもいい。

参考文献
「農業技術大系作物編」農文協 農山漁村文化協会 2010

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