特集 2023年4月4日

1本4000円超えも!玉子とき専用器具の世界

切って混ぜる「まぜ卵」

ところで、玉子とき専用の器をネット検索で探していた際、別の発見もあったんです。それは、「器よりもむしろ“専用混ぜ棒”のほうがいろいろ出ている」という事実。

そこでここからは、いくつかの玉子とき専用混ぜ棒の使い心地を試していってみたいと思います。

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普段使ってるのはごく普通のシリコン製さいばし

ひとつ目に試すのはこちら。

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「まぜ卵」

参考価格は315円とお手頃。

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なにやらパッケージの情報量が多い

「商標登録」「特許出願中」「生卵の白身切」「生たまごをなめらかにまぜる!!」「白身が切れる!」

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さらに

「いや〜な白身のどろり感がなくなるよ!!」「カラザもとれるよ!!」と、だいぶ白身のどろり感や、カラザが嫌いなことが伝わってきます。

で、本体に、

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「刃先に注意」

とあるように、これがけっこう鋭利な器具でして。

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もう完全に刃物

つまりこれで、玉子の白身と黄身を切りながら混ぜる仕組みというわけですね。

ちなみに先端の丸いところとその横のくぼみは、カラザをとるための形状。

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では試してみよう

あ、ちなみにここからは、エッ! Gooとの相乗効果ではなく、純粋な混ぜ棒の実力を知りたいので、器を陶器のものに戻して検証していきますね。

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出だしから切れ味が伝わる
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100回
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300回
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300回でだいぶ混ざる
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500回

そして今回は、いくつかの混ぜ棒でといた玉子を、いつもどおりの方法でオムレツにして食べ比べてみたいと思います。それにあたり、1000回混ぜるとどんな器具でもよく混ざりすぎてしまうので、回数は500回に固定。

また、僕はプロの料理人ではないので、その日のコンディションやフライパンの微妙な加熱加減でも差は出てきてしまうと思います。そのあたり、あくまで参考という感じで見てもらえたらと。

ではでは、まぜ卵で500回混ぜた玉子で、オムレツを作りましょう。

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なかなか不恰好だな

が、割って中身を見てみると、

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このとおりの混ざり具合!

舌触りもまったりなめらかで、あきらかに今まで何も考えずに作っていたオムレツとは違う。すぐれものだ! まぜ卵!

【まぜ卵の感想】

・玉子とき力は文句なし
・値段もリーズナブル
・刃先がかなり鋭利なのでお子さんなどが使うのは危険かも
・刃先用のカバーを毎回つけて収納するのがほんのりと面倒

といった感じでしょうか。デメリットも“あえて言えば”くらいなので、買って損なしの商品だと思います!

⏩ 次ページに続きます

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