甘いたこ焼きも試してみよう
ここで終わってもいいのだが、まだ続ける。
ここまでに実験、検証した具は「そりゃ〜美味しいでしょうよ」というものばかりであった。見ただけで味も想像できるし、美味いに決まってる。失敗するわけがない。うちらだってせっかく作るのだから美味しいほうがいい。美味しいものだけを食べて生きていきたいのだ。
しかし、このままでは多分、実験とは言い難い。そこで勇気を出して成功するかどうか検討のつかない具にチャレンジしてみることにした。
出でよ、微妙な具材たち!
いわゆる「甘いもん」系だ。通常のたこパでも、お子様向けにチョコを入れたりバナナや苺を入れたり、スイーツ系たこ焼きに挑戦する家庭は多い。
そこで今回我々が試してみたのは、「蒟蒻畑」と「マシュマロ」だ。
(つぶあんは長年実家の冷蔵庫に眠っていたものただったので、消費期限がとっくに切れており今回は見送り。ジャンボモナカアイスはそのまま食べました)
あんたたちに恨みはないが、うちらは新しいたこ焼きを開発せねばならんのだ。不本意だろうが具になって焼かれてもらうよ。
マシュマロ「あ、あたしらはただの甘いお菓子であって⋯」
蒟蒻畑「そ、そうそう、そのまま食べて美味しいように、企業のほうで相当な努力を⋯」
⋯⋯なんか、悪いことをしている気がしてきた。
大阪人であるがゆえに、生地はシャバシャバの液体である。それが災いしたのか、熱を加えてもなかなか固まらず液状のままだ。
ピックでくるくるとかき混ぜていると、マシュマロも蒟蒻畑も溶けてしまいグツグツと煮えるだけの液体となった。
もしかしてこのまま丸くならないのではないか?
失敗だったのか⋯?
ごめん、マシュマロも蒟蒻畑も。あんたたちはそのままでいいんだよ。そのままの姿が一番いいんだよ⋯!
そのとき!
なんとか丸い形になってきた。ホッ。
時間をかけて丸くなったマシュマロ焼きと蒟蒻畑焼きは、まん丸というわけではなく歪な形をしていた。
あれ? なかなか美味いではないか?
姉「マシュマロも美味しいな」
妹「ふんふん、なるほど。蒟蒻畑もマシュマロも、ちゃんとそれぞれの甘さを残してるね」
姉「飴っぽいかも」
妹「ああ、温かい飴」
姉「これ、フランス料理のフルコースの最後に出てくるスイーツになるんじゃないかな?」
妹「アイス添えたりソースかけたり、ね」
我々が言いたいのは、つまりこういうことだ。
終了
パーティーは終わった。
焼いたたこ焼きは約100個。姉は液を2回追加した。
大阪人のたこ焼きに対する本気を、少しでも理解していただけたら嬉しい。
たこ焼きの具にどうぞ
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