特集 2026年7月30日

TAKOYAKI・その無限の可能性を探る

甘いたこ焼きも試してみよう

ここで終わってもいいのだが、まだ続ける。

ここまでに実験、検証した具は「そりゃ〜美味しいでしょうよ」というものばかりであった。見ただけで味も想像できるし、美味いに決まってる。失敗するわけがない。うちらだってせっかく作るのだから美味しいほうがいい。美味しいものだけを食べて生きていきたいのだ。
しかし、このままでは多分、実験とは言い難い。そこで勇気を出して成功するかどうか検討のつかない具にチャレンジしてみることにした。

出でよ、微妙な具材たち!

ゴゴゴ⋯

いわゆる「甘いもん」系だ。通常のたこパでも、お子様向けにチョコを入れたりバナナや苺を入れたり、スイーツ系たこ焼きに挑戦する家庭は多い。

そこで今回我々が試してみたのは、「蒟蒻畑」と「マシュマロ」だ。
(つぶあんは長年実家の冷蔵庫に眠っていたものただったので、消費期限がとっくに切れており今回は見送り。ジャンボモナカアイスはそのまま食べました)

覚悟はいいかい?

あんたたちに恨みはないが、うちらは新しいたこ焼きを開発せねばならんのだ。不本意だろうが具になって焼かれてもらうよ。

マシュマロ「あ、あたしらはただの甘いお菓子であって⋯」
蒟蒻畑「そ、そうそう、そのまま食べて美味しいように、企業のほうで相当な努力を⋯」

2人の訴えもむなしく
焼かれていく⋯グツグツ

⋯⋯なんか、悪いことをしている気がしてきた。

大阪人であるがゆえに、生地はシャバシャバの液体である。それが災いしたのか、熱を加えてもなかなか固まらず液状のままだ。
ピックでくるくるとかき混ぜていると、マシュマロも蒟蒻畑も溶けてしまいグツグツと煮えるだけの液体となった。

もしかしてこのまま丸くならないのではないか?
失敗だったのか⋯?
ごめん、マシュマロも蒟蒻畑も。あんたたちはそのままでいいんだよ。そのままの姿が一番いいんだよ⋯!

そのとき!

あ!

なんとか丸い形になってきた。ホッ。

時間をかけて丸くなったマシュマロ焼きと蒟蒻畑焼きは、まん丸というわけではなく歪な形をしていた。

姉「じゃ、蒟蒻畑からいただくよ」
姉「恐る恐る⋯」
姉「ん?」

あれ? なかなか美味いではないか?

姉「パティシエを呼んでください!」

姉「マシュマロも美味しいな」
妹「ふんふん、なるほど。蒟蒻畑もマシュマロも、ちゃんとそれぞれの甘さを残してるね」
姉「飴っぽいかも」
妹「ああ、温かい飴」
姉「これ、フランス料理のフルコースの最後に出てくるスイーツになるんじゃないかな?」
妹「アイス添えたりソースかけたり、ね」

我々が言いたいのは、つまりこういうことだ。

le Takoyaki ラズベリーとキャラメルソースを添えて
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終了

パーティーは終わった。
焼いたたこ焼きは約100個。姉は液を2回追加した。

この作業を3回繰り返した

大阪人のたこ焼きに対する本気を、少しでも理解していただけたら嬉しい。

結局たこが一番美味しい
編集部からのみどころを読む

編集部からのみどころ
父の七回忌の夜は更けていく……という9割愉快1割しんみりな黄金比で1ページ目が終わるのですが、2ページ目「さあて皆さま、ここからが本番だよ。」で急変して笑いました。タコ以外のものを入れるという発想はちょくちょくあると思いますが、入れるものがデカイんですよね。たこ焼きに対して。大胆。
それにしても「人が楽しそうにしているのを見るのは楽しい」を改めて実感する記事でした。(石川)

たこ焼きの具にどうぞ

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