四谷くんを追いかけていくと
しかし、テンポよく見ていかないと時間がないのは事実、仕方なく四谷くんを追いかけます。すると、
曲がり角を曲がると、
私も四谷くんも、突然のガチ工場に度肝を抜かれました。さび付いた機械も、動力さえあれば今にも動き出しそうです。
「アイスが食べられる」と聞いてついてきただけの四谷くんも、さすがに「すごい・・・」とテンションが上がっています。
私と四谷くん2人の幼少期は、「危ないから」という理由で遊具が次から次へと撤去された時期にあたります。
山にも海にも注意書きだらけ。先回りして「危ない!」と言われることに慣れ切った私たちに、
かつてサトウキビが運搬されたコンベアー、巨大な歯車の圧搾機がこんなにも近い・・・!「ああ、私たちを信頼してくれてる・・・!」という気持ちが湧き上がりました。
写真じゃ伝わらない近さ、動画だとわかりやすいのでぜひ見てください。
ここは、サトウキビをしぼって糖液を出す「圧搾室」。
かつて1日あたり3000トン以上のサトウキビを圧搾していたそうです。
四谷くんと「これ、行ってもええんよな?」とおっかなびっくり歩を進めると、
「時が経つと建物ってこうなっていくんや、ロッカーって開いていくんや」としみじみ感じ入ってしまう迫力が。
サトウキビで発電 鍋爐室(ボイラー室)
圧搾室の隣は、
サトウキビのしぼりかすを燃料にして、水蒸気発電したり、圧搾機を動かしたりしてたそうです。
製糖や工場の歴史について知れる以上に、なんかもう場としての魅力があふれにあふれていて、都度都度立ち止まってしまいます。
充実のパネル展示
圧搾室で素のままの工場を見せてくれる分、他のエリアに解説パネルがたくさんあります。この分け方、心憎いですね。
2000年代には、工場地帯の跡地がカルチャースポットとして整備され、今のような形になったようです。
ふんふん言いながら私が展示を読んでいる一方、四谷くんは中文が読めないので写真を見たらふわーっとどっかへ行ってしまいます。
あ、またビニール袋のように・・・!待ってくれ・・・!

