特集 2025年12月18日

ここも入っていいの⁉古びた製糖工場を探検「台湾糖業博物館」

四谷くんを追いかけていくと

しかし、テンポよく見ていかないと時間がないのは事実、仕方なく四谷くんを追いかけます。すると、

なんか雰囲気変わって来た・・・

曲がり角を曲がると、

えっ!
工場そのままや・・・!

私も四谷くんも、突然のガチ工場に度肝を抜かれました。さび付いた機械も、動力さえあれば今にも動き出しそうです。

「アイスが食べられる」と聞いてついてきただけの四谷くんも、さすがに「すごい・・・」とテンションが上がっています。

渋く年月を経た機器とゼロ距離・・・!

私と四谷くん2人の幼少期は、「危ないから」という理由で遊具が次から次へと撤去された時期にあたります。

山にも海にも注意書きだらけ。先回りして「危ない!」と言われることに慣れ切った私たちに、

柵なしでここまで見せてくれるなんて・・・

かつてサトウキビが運搬されたコンベアー、巨大な歯車の圧搾機がこんなにも近い・・・!「ああ、私たちを信頼してくれてる・・・!」という気持ちが湧き上がりました。

写真じゃ伝わらない近さ、動画だとわかりやすいのでぜひ見てください。

ときたま、「え、これ私入っちゃいけないところ入ってる?柵あったの見逃した?」と錯覚します。
さすがに入っちゃいけないところは網が張ってあるが・・・

ここは、サトウキビをしぼって糖液を出す「圧搾室」。

かつて1日あたり3000トン以上のサトウキビを圧搾していたそうです。

圧搾機の歯車の半径が2mくらいあります。莫大な圧搾量も納得です
階段があり、おそるおそるのぼってみると、
4つに連なる圧搾機を上から臨める回廊に着きました。
場内に張り巡らされたパイプの陰影・・・!
2階奥には小部屋が

四谷くんと「これ、行ってもええんよな?」とおっかなびっくり歩を進めると、

粉々の窓ガラスが横たわっており・・・


 

かなりギリギリの状態の内部。

「時が経つと建物ってこうなっていくんや、ロッカーって開いていくんや」としみじみ感じ入ってしまう迫力が。

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サトウキビで発電 鍋爐室(ボイラー室)

圧搾室の隣は、

鍋爐室(ボイラー室)。ここもかっこいい感じに年季入ってます

サトウキビのしぼりかすを燃料にして、水蒸気発電したり、圧搾機を動かしたりしてたそうです。
 

サトウキビのしぼりかすを均す人のパネルが。室内はめっちゃ暑かったそうで、水分補給する人のパネルも。
高い天井のすきまから昼過ぎの日差しが入ってきます。

製糖や工場の歴史について知れる以上に、なんかもう場としての魅力があふれにあふれていて、都度都度立ち止まってしまいます。

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充実のパネル展示

圧搾室で素のままの工場を見せてくれる分、他のエリアに解説パネルがたくさんあります。この分け方、心憎いですね。
 

大日本帝国が台湾を統治していた1902年、この地で台湾初の近代製糖工場が操業スタート。
その後1945年に国民党政府に接収され、1946年に台湾糖業株式会社の成立とともに復興が進められ、1999年まで操業をつづけたのだとか。

2000年代には、工場地帯の跡地がカルチャースポットとして整備され、今のような形になったようです。

ふんふん言いながら私が展示を読んでいる一方、四谷くんは中文が読めないので写真を見たらふわーっとどっかへ行ってしまいます。

あ、またビニール袋のように・・・!待ってくれ・・・!

それにしても、パネルの横に、ドーンと当たり前に機械があるのがいいですね。

 

⏩ 煙突、タンク 外もかっこいい

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