粘土をつける
次は木にねんどを貼り付けて背びれを作る。
ちょうど使いかけの石塑粘土があったので、それを使用することにした。

粘土を他の物質につけると乾いたときに取れやすいので、接着剤を混ぜておくとかなり安心感がある。

〜2日後〜
乾いたらやすりがけをして余分な粘土を落としていく。


水を混ぜすぎたのか、割れてしまった。背びれが切れてるとかっこいいという文化、太刀魚界にないだろうか。あったらこのまま進めるんだけどな……。

色つけ


細かい部分はアクリル絵の具で色をつけていく。

つかに紐を巻く
刀は持ち手(つか)に紐が巻いてある。やはりそこも再現しなければなるまい。
コスプレ用の刀を作るサイトを見ながら作ってみよう。

靴紐のような平たい紐を、手芸屋で買ってきた。

今回一番テンションが上がった瞬間はここであった。江戸時代の刀職人も、きっと同じような作業をしていたのだろうな……、と勝手に江戸に思いを馳せていたが、途中で巻き始めが逆だったことに気づいた。逆からだと、最後の紐の処理が上手くできないのだ。

完成
あとはパーツを合体させるだけ!!



強そう!!完全に太刀!!
友人に写真を送ったら、「くだらないけど、ちょっとカッコいい」と返信がきた。友人からカッコいいと言われたのは初めてである。やったー!太刀魚効果がすごい。今度宣材写真を撮るときは、太刀魚を持とうと決めた。

外でも撮影しようと思ったが、武器に見えても魚に見えても怖いのではと思いやめておいた。細長い魚持って歩いている人怖すぎる。

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