今週のコネタ 2023年9月9日

斜めの非常階段、かに道楽駅~ 今週のコネタ

記事未満、SNS以上のちょっとした発見を伝えるコーナー。今回は7本です。

非常階段がすごく斜めのビル
西新宿五丁目駅は、かに道楽と融合している
セブンティーンアイス専用ゴミ箱になったゴミ箱
あら汁がソフトドリンクの居酒屋
千葉の給食でおなじみだという「麦芽ゼリー」が東京のスーパーで買えた
表参道駅の生け花が前衛的
『コージーコーナー』の伸ばし棒、全部違う

インターネットにラブとコメディを振りまく、たのしいよみものサイトです。

前の記事:侮ってはならなかった! 本気のざらめせんべいはこんなにもうまい ~ざらめせんべい5種食べ比べ

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へい!今日は良いネタ入ってますよ。 

非常階段がすごく斜めのビル(スー)

ビルの廊下は水平方向に建てられるもの。長いことそう思っていました、このビルを見るまでは。

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おそらく非常階段なんだろうか、水平の通路を設けず純粋に階段のみ設置されているケースは初めて見た。結果、斜めの平行線がいくつも現れて異様な造形になっている。

場所は長野県松本市。地元の電鉄系の商業ビルである「アルピコプラザ」の裏手がこうなっていた。地方のビルはよく観察すると面白い物件が結構あるかもしれない。

これはすごい。これはすごいですよ!ほぼ階段で構成されている非常階段。ありがとうございます!満喫しました。 

西新宿五丁目駅は、かに道楽と融合している(かつお梅)

都営大江戸線の西新宿五丁目駅は、かに道楽と融合しています。

かに道楽おなじみの動くカニが建物の中央に鎮座しているのもさることながら、極めつけは建物の上にある看板です。

「かに道楽」と「便利で早い都営地下鉄大江戸線」だけで、肝心の駅名が書かれていないため、まるで「かに道楽」が駅名のように見えてきます。都営地下鉄大江戸線かに道楽駅です。

側面に西新宿五丁目駅と書いてはあるのですが、周りの建物に遮られてほとんど見えなくなっています。 

これもすばらしい。 5年前まであのへんで働いていたのに気づきませんでした。

投稿者のかつお梅さんからは「通勤に使う駅で、かに道楽に駅がついてるとずっと感じてました。まだこのかに道楽のお店には入ったことはありません。」とのコメントもらっています。

都庁前駅→かに道楽駅→中野坂上駅ですね。情報ありがとうございました!

セブンティーンアイス専用ゴミ箱になったゴミ箱(まおん)

とある駅のホームにセブンティーンアイスの自販機があり、昔水泳スクールの帰りに買ってもらってたなぁと思ってたところ、隣にセブンティーンアイス専用のゴミ箱に改造されたであろうゴミ箱がありました。

セブンティーンアイスのあの棒と、折りたたんだ包み紙しか入らないであろうギリギリの間口の鉄板が後付けされてます。 

セブンティーンアイスのゴミ以外を受け付けない強い意志を感じます。 

通常のゴミ箱の口を加工しているんですね。厳しい!

「間口ちっちゃ!って思って思わず写真撮りました。試してないですが、箱タイプのパッケージのセブンティーンアイスが気持ちよく捨てられそうな気がします。」

とのこと。箱がなかったらもっと小さい入口になっていた可能性もありますね。

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あら汁がソフトドリンクの居酒屋(高瀬雄一郎)

神奈川県の大船にある居酒屋で飲んでいて、もうお酒はいいからソフトドリンクにするかと思ってメニューを見たら、

おや?

あら汁がソフトドリンク扱いになっていた。 

へい、ソフトドリンクお待ち!

違和感はあったけど、言われてみればアルコールが入っていない飲みものは何だってソフトドリンクだ。

それに、お酒の締めに飲むあら汁ほどソフトなものってないもんな。 

まさにソフトドリンク。大船って魚が美味しい居酒屋多いですよね。商店街の魚屋も魅力的だし(世間話!)。

千葉の給食でおなじみだという「麦芽ゼリー」が東京のスーパーで買えた(古賀及子)

近所のスーパーのゼリーコーナーに、「麦芽ゼリー」という見慣れない小さなカップが積んであった。

ひとつ110円で、札に「昭和53年から千葉県内の学校給食で親しまれたココア味のゼリーです」とある。

おおお……。住んだことのない県の、しかも給食だ……。

高名なゴルフの大会では優勝者に高級車が贈られる。もらってうれしいものの象徴としての高級車なわけだが、私にしてみたら高ぇ車よりも住んだことのない県の給食の方がずっと輝いて見える。

だってそんなもん絶対食べてみたいでしょうがよ。すぐに買った。

ココア味のゼリーということだからそのつもりで食べたが、思った以上にこれは独特だ。

確かに味はココア、ミロ、チョコ、そのあたり……なんだけど、どうもふわふわ口のなかで知った味の記憶につながり切らない。食感が水ようかん風というのが惑わす。どうしても意識が水ようかんにひっぱられる。

鼻に抜けるかおりはミロ、食感は水ようかん、味はチョコとココア……というようなおぼつかなさだ。

県外の者としては貴んで珍重したいと感じさせる未知の迫力がある。これを教室の全員が食べる給食に出てたということに強い感慨を持った。

食べてよかった。高い車を手放してまで。

こういう独特な食べ物がソウルフードになっているということがロマンですよね。小学校の思い出、というありふれた記憶なのに登場するディテールが違う。

表参道駅の生け花が前衛的(林雄司)
 

東京メトロ 表参道駅に生け花のガラスケースがあった。郊外の駅では見かけるがこんな都心では珍しい。 

だが、出てすぐに小原流会館がある駅だ。小原流の作品展示があるのは当然といえば当然である。

生け花…。 

ガラスビーズと着色した枝、そこにふわふわしたものがついている。

生け花っていまこんなところまで来ているのか。 定期的に変わるようなので注目してゆきたい。

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『コージーコーナー』の伸ばし棒、全部違う(トルー)


伸ばし棒が4つもあるケーキ屋さん、コージーコーナー。ロゴの伸ばし棒を観察したくなった。 

サイトの画像じゃなく店頭に行って写真を撮ったのは、その方が粋だからだ。伸ばし棒の部分をそれぞれ拡大して、比べてみた。 

全部違う! しっかり個性がある。
僕は③の伸ばし棒が好きです。形が整っていて丸っこいので。     

最後はトルーからの情報でした。トルーって看板の文字をよく見てまいます。ぜひ発見はコネタに送ってください。 


以上、今週のコネタでした。

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初回の採用で1冊さしあげることにしました

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ここから先はコネタバックナンバーです。 

2023年9月2日更新 

資生堂パーラーのバニラアイスが絵文字(いちのべ)

資生堂パーラー銀座本店のバニラアイスが、「想像上のバニラアイス」もしくはアイスクリームの絵文字(?)そのものでした。 

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こちら投稿者のいちのべさんから追加で情報をもらっています。オムライスも「オムライスの概念すぎて現実感のない見た目」とのこと。
資生堂パーラーのサイトに写真が載ってますが、すごい!
レポート期待しています。

池袋の改札にディズニーランドからやってきた看板がある(若年性オブザ老害)

丸ノ内線の池袋駅の改札にディズニーランドの看板がありました。

フォントや筐体の劣化具合からかなり前のもののように見えます。シーの案内がないことから20年以上前のものなのは確かです。

上から貼り付けられた路線図と手すりに被ってしまって何が書かれているのかはっきり読めませんが、英文から推測するにおそらく混雑で入園を停止している、という案内のようです。

どんな理由があって営団地下鉄(もしくは東京メトロ)に転職してきたのか謎は深まります。

友人に相談してみたのですが、もしかしたら京葉線の開通前、地下鉄浦安駅からの来園がメインルートだったから改札前で状況を案内する必要があったのでは、という仮説が出ました。割とこの説がカタそうに感じましたが、何かご存知の方はぜひ教えてください!  

これは謎ですね。
電話番号も3がついてないから1991年以前、舞浜駅開業が1988年、ディズニーランド開業が1983年なので。1983年~1988年のあいだに使われていたものでしょうか。

広島市信用組合の愛称が独特(kwn

信用金庫や信用組合の愛称といえば「●●しん」(●●は地名かその一部)という形式がスタンダードかと思います。
ところが、広島にある「広島市信用組合」の略称は「シシンヨー」。同じような形の字が連なる看板を初めて見たときは思わず二度見しました。

さらに広島には「広島県信用組合」という別の金融機関もあり、そちらの愛称は「ケンシン」。そこはかとなく戦国大名が思い出されます。 

広島市信用組合の「市信用」がいきてるんですねw

投稿してくれたkwnさんによると
> 広島にはさらに「広島信用金庫」という金融機関もあり、そちらの愛称は「ひろしん」のようです。
とのこと。一番ノーマルなひろしんが使われていたので苦肉の策、ってことですかね。シシンヨー!

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ところざわ自動車学校のフォントが難しい(パリッコ)


この看板の「自動車学校」の文字、まとまっていると読めるけど、フォントを抽出してランダムに配置するとほぼ読めないことに気がつきました。

特に「車」がすごい。

パリッコさん、文字を抽出してくれました。もう「白勤事学枝」にしか見えません。

ポカリの聖地の山にポカリの自販機(林雄司)

ポカリスウェットを開発するとき、味を決めるために実際に登山したそうです。汗をかいた状態で美味しく感じる味を見極めるためにです。
その山は徳島市の中心地にそびえる徳島のシンボル的な山、眉山(びざん)。

山頂にはポカリスウェットの自動販売機があり、ここで「ポカリスウェットが生まれたのか……」と感慨深くポカリスウェットを飲むことができます。

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ポカリスウェットの聖地の自動販売機
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開発者たちもこの景色を見ながら飲んだのだろうか

ポカリスウェット開発の話の参考URL
https://pocarisweat.jp/products/story/episode03/
https://dot.asahi.com/articles/-/92075?page=3

こちらは私のコネタ。 ポカリスウェットの大塚製薬は徳島市の隣の鳴門市の企業なので、徳島市・鳴門市には大塚製薬の自動販売機がたくさんあります。
見たことないジャワティーがあったりして大塚製薬ファンにはたまらない場所ですよ。

毛無池という名前の池が都内にある(井口エリ)

葛飾区の毛無池。
昔は雨乞いが行われた神聖な池であり、池の傍らには青龍神社が建っている。
池の表面はびっしりとハスに覆われていて、まるで原っぱのようだ。

昔は「けがなしいけ」に通じることから、戦争に行く人が「けがないように」とお参りに行ったそう。

ここには妖怪がいない「怪無し」だとか、ここで怪我をしたり溺れたりした人がいないという「怪我無し」だとか、陰毛が生えないことを苦にして池に身を投げた女性がいる「毛無」だとか、複数の説があることがわかった。

なんにせよ、なんだか不思議な場所だった。

グーグルマップだとこちら。怪無池で登録されています!
池の由来ってぞくぞくする話が多いですよね。

1分18秒あたためられるレンジ(高瀬雄一郎)

このあいだ大きな病院に行ったとき、院内にあるコンビニのイートインに電子レンジがあった。

このレンジにはボタンが10個あって、それぞれに10秒・30秒・1分などキリのいい時間が設定されているのだけど、

おや?

1つだけ設定が1分18秒だった。

コンビニで売ってるものをよく見ると、ハンバーグ弁当のあたため時間が1分20秒だった。
この病院には、ハンバーグが好きだけどちょっとだけ猫舌の院長がいるのかもしれない。 

刻んできましたね~。6番の1分18秒以外は昇順で並んでいるのに、 ここだけ唐突です。なにかのメッセージかもしれませんよ。ナースコールとか。

クリアファイルになる、ちりめん山椒のパッケージ(窪田鳳花

関西のお土産にちりめん山椒をもらった。

見たことがないタイプの外装だなと思ったら、開封後はクリアファイルとして使うことができるらしい。

点線部で切り取って中身を取り出したあとは
A5サイズのクリアファイルになる

なんて合理的な商品!

販売会社のHPを見てみると「衛生面への配慮と賞味期限の可視化のためにクリアパックに入れている」ということが書いてあった。季節によって外装の図柄が変わる、とも。よすぎる。 

ほかの商品パッケージもこうなっていればいいのに!
窪田くんは京都出身、神職ということもあって『渋くていいもの食べてる』 という偏見があります。私に。

⏩ 駐車場の状態は「満」「空」以外にもある

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