![PB193781_photos_v2_x2.jpg](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/6716/9916/2017/PB193781_photos_v2_x2.jpg)
あとはひたすらすりつぶします
ハンマーで砕いた石を乳鉢でごりごりと粉砕していく。だいたい小麦粉くらいの粒になればいいのだとか。岩絵具は岩の粒の大きさによって塗った時の色味が変わってくるというが、所詮そのへんの石なので細かいことは気にしないようにする。
![PB193783_photos_v2_x2.jpg](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/4916/9916/2023/PB193783_photos_v2_x2.jpg)
二種類の石を粉にしたら夕方になってしまった。ものすごく地味な作業なので過程は省いたが、この記事を読んでやってみようを思った方に耳寄りな情報を。小さな石でも一個つぶすのに2時間くらいかかると思っておいた方がいいです。しかも最初の1時間くらいはまったく見た目に変化がないのでそこでやめるかどうか一度悩むと思います。
![PB193792_photos_v2_x2.jpg](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/9416/9916/2026/PB193792_photos_v2_x2.jpg)
粉にするところまで出来たら次のステップに進みますが、粉にする途中であきらめた人は以下は読まずに次のページへ進んでいいと思います。
水登場
石の粉を水に溶く。そして5秒くらい置いてから上澄みの液だけを別の皿に移す。
![796_photos_v2_x2.jpg](https://dailyportalz.jp/application/files/6716/9916/1979/796_photos_v2_x2.jpg)
![798_photos_v2_x2.jpg](https://dailyportalz.jp/application/files/8116/9916/1982/798_photos_v2_x2.jpg)
![799_photos_v2_x2.jpg](https://dailyportalz.jp/application/files/9116/9916/1984/799_photos_v2_x2.jpg)
![804_photos_v2_x2.jpg](https://dailyportalz.jp/application/files/5316/9916/1991/804_photos_v2_x2.jpg)
次、乾燥
石の粉を水にとかした上澄み液を、さらに1時間ほど放っておくと透明な部分と色のついた部分とに分離する。透明な部分だけをスプーンなどで取り除き、残った色のついた部分だけを自然乾燥させる。
![PB193805_photos_v2_x2.jpg](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/3416/9916/2030/PB193805_photos_v2_x2.jpg)
自然乾燥させる。
と、物の本には書かれていたが、3時間経っても乾燥しきらなかったので現代人としてはガマンできずにドライヤーを使わせてもらった。
こうして乾燥したものをスプーンなどでかき集めるとようやく色の粉の出来上がるのだ。
ここで一つ告白すると、緑色の方は乾燥させた時点で出来上がった粉が少なすぎたのであきらめた。もしかしたら石の粒子を細かくしすぎたのかもしれない。
![PB193815_photos_v2_x2.jpg](https://dailyportalz.jp/application/files/thumbnails/width640/8716/9916/2035/PB193815_photos_v2_x2.jpg)
石を砕き終えてからここまで仕上げるのにやはり半日くらいかかるからすごい。特に最後の乾燥には時間がかかるので他にすることがある方は平行して進めたほうがいいです。僕は待ち時間にプープーテレビの撮影をしてきました(その模様は月曜放送予定)。
ようやくこの絵の具を使って絵を描きます!