特集 2021年11月23日

春巻きの皮はそのまま食べるとうまい

そのまま食べられる…だと?

春巻きといえば、パリッとした食感と熱々の具が醍醐味…だったのは少し前までの話。最近我が家では、春巻きは“そのまま”食べるのがブームになっている。

揚げ春巻きはもちろん、生春巻きとも違うそのまま春巻き。揚げずに済む上こんなにおいしいなんて、もっと早く知りたかった。

1988年静岡生まれ・静岡在住。平日は制作会社勤務、休日は大体浜名湖にいる。
ダイエット目的でマラソンに挑戦するが、練習後温泉に入り、美味しいものをたらふく食べるというサイクルを繰り返しているため、半年で10kg近く太る。

前の記事:8の字巻きをマスターしたい


『そのまま食べられる』と書いてある

先日、母とスーパーで買い物をしていた時、春巻きの皮コーナーの前で母が突然立ち止まりこう言った。

「春巻きの皮って、そのまま食べられるだに」

ほ、本気ですかお母さん。春巻きの皮なんて、どこからどう見ても「火を通さんと食べられんよ」と言わんばかりの風貌をしているじゃない。

なぜそのまま食べられると気づいたのか聞いてみると、パッケージに書いてあるという。

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書いてあった。表にめちゃめちゃ書いてあった
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『そのままでも食べられます』

こんな目立つ場所に、こんなはっきり『そのまま食べられる』と書いてあったなんて。普段どれだけ物事を抽象的に捉えているか、春巻きの皮に突きつけられた気分だ。

しかも母曰く、揚げたり焼いたりするよりそのまま食べる方がおいしいらしい。父と2人で試したら、酒飲みの父もそのまま春巻きが気に入ったそうだ。

そこまで言うなら試してみよう。
1袋買い、家へ向かった。

そのままなら、調理工程も超簡単

これまで生きてきた中で春巻きの皮をそのまま食べた経験がないので、買ってきたはいいものの、なにをどう調理し始めていいかわからず台所でフリーズした。

高校生の頃、ろくに料理ができないのに先輩の紹介でうっかりファミレスの厨房バイトに入ってしまったことがある。厨房で固まっていると、店長から「なんでもいいから手を動かせ」と言われるのだ。

料理の仕方がわからないのに、なんでもいいからと言われても手の動かしようがない。

その時の記憶が蘇り、軽く泣いた。

つらいバイト経験から“わからない時は人に聞く”という人として大切なスキルを身につけたわたしは、母に指示を仰ぎ、まずは春巻きの皮を半分にカットした。

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やっぱり火を通した方がいいんじゃ…と、思わず心の声が漏れる

巻く具材はなんでもいい。というか、正直に言って正解がわからない。

今回は、父と母が最初に試しておいしかったという豚肉と大葉のそのまま春巻きを作ることにした。

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焼いた豚肉に焼肉のタレを絡めるだけ。超簡単!ついでに冷蔵庫にあったピーマンも追加

「作ることにした」もなにも、調理工程はこれだけだった。
巻く作業も、食べる直前に各々がテーブルで行えばOK。

そのままいただきます

そのまま春巻き、完成!

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簡単なのに、メイン料理級の雰囲気を醸し出すそのまま春巻き
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では、いただきます

揚げ餃子ではない。でも生春巻きでもない。初めて食べた味、食感だけど…確かにおいしい!!!

焼肉のタレで甘辛く仕上がった豚肉が、春巻きの皮によってまろやかになっている。皮にほのかに塩味があるので、皮そのものの味も楽しめる。

そしてしっかりめの食感のおかげで、ひとつ食べただけでもわりと食べ応えがあって…これは、いける!!!
ちなみに、この食感をほかのなにかに例えるなら…そう、蒲焼さん太郎を噛みちぎるあの感じ。

この日以降、我が家の春巻きは“そのまま”が定番になった。
明日も食べたい。

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