2カ所目 河川敷の桜並木
また電車に乗る。これ以上来た路線を進むと見晴らしが良すぎて気になるものが遠くなると思ったので、戻ってみることにした。
また鷹のように窓の外を見る。
晴れた日の河川敷、その上の満開の桜。ローストビーフ丼の上の卵黄のよう。近くで見たいなと思った。
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川の方に歩く。さっきから目的地がざっくりしていて迷わなくて良い。
シートを敷いてお花見をする人、犬の散歩をする人、ボールで遊ぶ子どももいてのどか。最高の空間だった。
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あの電車の中からここに来たいと思ったらしい。信じられないくらい遠くに見える。
歩いて15分ぐらいだったのだが、とてもそんな風に見えない。「わざわざ見に行くものじゃない」という心理的なハードルが遠くに思わせているのかもしれない。