荷物の1/3はこれ
「自分の家のようにのびのびしながら旅ができる」ならば、家でやっていることをここでやってみれば、その空間のスケールの違いがわかりやすいのではないだろうか。そう考えて、2種類の道具を持ってきた。毎日続けているフィットネス用の道具である。
まずはこの青いバンド。これは二の腕を引き締める専用の道具であり、その効果の程はまだわからないが、少なくともあまり場所はとらないはずだ。何せ、ゴムを頭の上まで引き上げるだけだ。
手は天井にすれすれの状態だが、運動には問題ないようだ。10回を3セット行い、終了とする。
次はフラフープだ。ちなみに直径は1m。組み立てること自体、果たしてできるのかどうか。
それはそうだろう。部屋幅とフープ直径が同じなんだから。そそくさと分解して撤収だ。
器具を使うものにはやはり限界がある。ならば体ひとつで挑むのはどうだろうか。踊るのだ。失礼してちょっとベッドの上で立ち上がらせていただく。
踊るにしても当然立ち上がらなくてはいけないのだから、いちいち振りが壁につっかえる。当たり前でした。作り笑顔も疲れるってものだ。
そして夜は更けてゆき、動いたせいで個室内の温度も上昇していく。早く終えてビールを開けたいんだ。