短い記事 2021年8月23日

北海道産「白樺の樹液」を買って飲んでみた

子供の頃、夏の木々に集まる虫を見て「樹液ってうまいのかな」と思ったことはないだろうか。

人間も飲んでOKらしい「白樺の樹液」を、買って飲んでみたレポートです。

日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートの花屋。花を売った金で酒を買っている。

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海外のドリンクレシピについて調べていたら、こんな表記を目にした。

"Birch sap ... 100ml"

バーチサップ。聞いたことがない名前だ。海外のリキュールか、シロップにそういうものがあるのだろうか。
一体どんなものだろうと、検索してみた結果がこちらである。

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Google "Birch sap"画像検索結果より

美しい木々の画像がでてきて面食らう。びっくりするから急に癒さないでほしい。
よく見てみると、どれも幹に管のようなものを入れて、液体を採取している。

Birch=白樺の、sap=樹液。

そう、レシピの"Birch sap"とはそのままの意味で、白樺の樹液を使いなさいということだったのだ。

長いこと趣味でカクテルやノンアルコールドリンクを作っているが、飲み物のレシピで「樹液を使え」と言われたのは初めてである。白樺の樹液、日本でも入手可能なのだろうか。

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松山農場物語 商品紹介ページより

調べてみたらすぐにヒットした。北海道の仁宇布(にうぷ)にある、松山農場が販売している「森の雫」。
北海道に群生する白樺の幹に穴をあけて、流れ出てきた樹液を採取したものらしい。

公式の商品紹介(上記URL出典)によると、"白樺の樹液が採れるのは残雪が残る4月に限定されます。白樺の樹液はもともと腐敗しやすいので、残雪で採取用の容器を冷やしながら行わなくてはならず、かなり手間のかかる作業となります。"とのこと。

手間暇かけて採取された、白樺の樹液。これはぜひ味わってみたい。

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というわけで買ってみた。「森の雫」っていいネーミング。

公式のホームページでも10本入りが販売されているが、Amazonで1本から購入することができた。本体価格が324円、送料込みで1,000円ほど。

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原材料名は「白樺樹液」のみ。正真正銘100%樹液。

冷やして飲むといっそう美味しく召し上がれますとのことだったので、それにしたがい美味しくいただくことにした。

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無色透明だが、樹液である。これが茶色とか黄色とかだったらカブトムシを連想してしまうから、透明で嬉しいなと思う。

香りをかいでみたところ、想像していたような「木っぽさ」や「虫っぽさ」はまったくない。どちらかというとヨーグルトやフルーツの皮…というか、カルピスだ。うっすいカルピスの匂いだわ、これ。

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おそるおそる1口飲んでみる。

ほのかに甘みとえぐみがあるが、飲める味だ。むしろ慣れると美味しく感じる。
穀物やナッツのような香ばしさもあり、一番近い飲み物はココナッツジュースだろう。青臭さのない、飲みやすいココナッツジュース。

北海道では古くからアイヌの方々が健康飲料として飲んでいたものらしく、「これが森のパワーか…ありがたい…」などと考えながらいただくと、不思議と元気になってしまうものだ。

人間も飲める白樺の樹液、ぜひ一度おためしいただきたい。

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